11.初めてのギルドです!
良い匂いがする、ボ〜〜〜〜とした頭で回りを見ると……ここはゼクスさん達の拠点があると言っていた。アビーネスだ。
「ミオ起きたの? 顔を洗っておいで」ルシアさんがヒョッコリと顔を出していた。
頷き「ルシアさん、おはよう!」 顔を洗って、美味しそうな朝食を食べた後にダンさんが「ギルドに行くぞ」
ダンさん・ゼクスさん・ルシアさん・バズさんとで初めてのギルドまでの街並みを見た「…………!! 凄い。なんか、まるで中世ヨーロッパに居る気分になる」私の目はキラキラしてるかのようにピョンピョン飛び跳ねて喜んでいた。
大きな建物……ここがギルド! 「ゴクリ」と固唾を飲んだ。
ドキドキ感が半端ない……ヨシッ! ギルドカードを貰いに行くぞ!
ドアを開けて入った……ムキムキマッチョな男性が多い、目つきの悪そうな人に……大胆な格好をした女性までいるのだけど、何故か皆さんに注目されていると「やあ、怖がらなくて大丈夫だ。俺はエリックだ! 宜しくな!」 怖い目つきだったのに、笑った顔が……なんか良い感じな男性だ。
「俺はクリスだ。嬢ちゃん、宜しくな!」 ムキムキマッチョの男性が笑って、手を振りながら話しかけてくれた。
前屈みになって「私はポーラ、ここにいる連中の顔は怖いけど、優しい人達しか居ないから安心してね!」 私は笑顔と一緒に頷いた。
「皆、久しぶり! この子は『ミオ』だ。いろんな事を教えてやってくれ!」 ギルドの人達はこっち向いて手を振ってくれる人、ウインクしてくれる人までいた。私は笑顔で「分からない事ばかりですが、皆さんの足を引っ張らないよう頑張るので、宜しくお願いします」お辞儀をした。
「ギルドマスターは居るか?」
髪は私と同じブラウン……目も私と同じ淡いパープルだけど、ダンさんより大きい……「出た! 【ビッグベアー】パート3だぁ〜〜!!」 ……シーーンとなった後に「ギャーーハハハハハッ!」 ギルドの人達に笑われたギルドマスター……。
「【ビッグベアー】って、他に強そうなのにしてくれよ」ツッコミを返してくれたギルドマスター。
マスターの部屋へ通され、私の話をした。ギルドにある水晶で再度確認の為に私は手をかざした。
水晶は輝きを増し、時間が経つと虹色に変わった。
この光って何なの? 私が異世界転生した事がバレるって事はないよね? 不安になってドキドキしてると、ギルドマスターがお茶とお菓子を食べて良いよと言ってくれたので、お茶とクッキーを食べていた私です。
「昨日より光が強くなってるし、虹色まで……アーサー、どうなんだ?」 ダンさんはギルドマスターであるアーサーさんに聞いていた。「この虹色は神の加護があるって意味だ! あの強烈な光は数個のスキルと強い魔力か賢者という事だ!」 アーサーさんは真剣な表情で話した。
「今直ぐにギルドカードの登録したい! ミオはジャスティス団に入れたい!」 ダンさんはギルドマスターに頭を下げて頼んでいた。
こんなに必死になるって、やっぱり危険があるって事なんだよね? 私の事なんだから私も頭を下げてお願いしなきゃ! 「私のギルドカードを作って下さい! お願いします!」 2人で頭を下げ、答えを待った「良いぞ! だが、何時ものアレをしてからだ! ミオは何が出来る?」「私は魔法が得意です。なので魔法でしか戦いません!」 アーサーは頷き、試験場に向かった。
「ゼクスさん、今から何があるの? 何をする気なの?」 ゼクスさんは、ミオなら大丈夫だ。モンスターと戦う時と同じでしたら合格だ! 得意げに教えてくれた。
ギルド内の全員が、またシーーーーンとなって「大丈夫なのか?」「怪我したらどうするんだ!」「採取からの方が良いんじゃないの?」 などと心配してくれたが、(私は大丈夫だよ)どんな試験なのかワクワクドキドキしていた。
誤字がありましたら、すみません。
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