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俺、リバイアさん  作者: ダーハラ
1/4

召喚神登場

海辺で俺は一人、釣りをしていた。

無意識の瞬きから目を開くと

目の前には真っ白な空間。

目の前には目を見開いた人が一人。


「え!、、、何?

どこ?ココ?!

怖いんだけど!何これ!

え?、、、オレ、死んだ?」


俺が焦ってるのと同時に前の人も焦っていた。


「えっ?人間っ!?あーっ!

うわぁー、、、マジか!

完璧やらかしたわー、、、。」


っと言っている。


(コイツ誰?ってか、ココどこなんだ。)

と思いながらとりあえず聞いてみる。


「えーっと、、、あなた誰です?

ここどこかご存知でしょうか?。」


彼は、間髪入れずに


「あっー、申し遅れました。

私は召喚獣を管理する神、召喚神

と申します。」


「はい?。」


「まあー、、、そうなりますよね!

名前もふざけてんのかっ!

あはっー!ってー!

しかも召喚獣って!何を言ってんの?

俺は獣じゃないし!人間だし!

それは召喚獣じゃなく召喚人かって!

そりゃ思いますよねー。」


(いや、、、全然思わねーし。)

コイツ頭おかしいのか?と思ったが

初対面なりの質問した。


「いやいや、それよりもなんで自分ココにいるかが気になるでしょ!

なんなんですか、この見渡す限りの真っ白な空間は!?」


「まーぁ、私もねー、、、人間を召喚したのは初めてなんでね、、、。

獣専門だから、人間となるとコッチもビックリって感じでねー、、、、、、。

つーか、すみません。

率直に言うと間違えたんです。」


、、、。


、、、。


二人に少しだけ沈黙が訪れた。


「はあっ?」


「、、、だから、間違えたんですよー。」


「、、、はあっ?」


「だ!か!ら!

リバイアサンとあなたを間違えたんですよ!」


(え?、、、リバイアサンと俺を間違えた?)


、、、。


、、、。


なるほど、なるほど、、、コイツは頭いかれてるなー。と言葉を失ってしまったが

彼は延々と説明しだす。


「あのリバイアサンと召喚獣の契約を結ぶ

約束までしてたんですよ!」

(あのリバイアサンってどのリバイアサンだよ!)


言葉を発する力を失った。

俺は心の中で

精一杯のツッコミしか出来なかった。


「獣コンまで開いて、あっ!

獣コンって合コンの事ね!」

(獣だらけの合コン想像できんわ!)


「メスリバイアサン三匹も用意してあげてですよ!」

(メスリバイアサンっているの?しかも三匹ってそんなに沢山いるってヤバくない?!)


「気に入った一匹との間に入ってあげて、デートの約束まで取り決めあげて

デートプランまで私が決めてですよ。」

(いや、、、リバイアサンのデートって海しかないよね?珊瑚とか、綺麗な海を見に行くぐらいしかないだろ!)


「いざデートで上手く行かなくて、人間の船に八つ当たりするわで、、、。」

(うん。八つ当たりはいかんな。)


「終いには、私のせいだと言ってきやがったんですよ!

いやー、、、本当、なんか悔しくて!」

(うん。お前の気持ちなど知らん!)


「確かにメスリバはお金で雇っていたのは事実なんですけど!」

(うん。それバレたのかな?

あとメスリバって訳すな。)


「契約しないと、荒れたかっこ悪いリバイアサンの写真ばら撒くぞ!って

言った私も少しは悪いと思ってますよ!」

(うん。うん。やっぱバレたんだね。

あとね、神界のお金って気になるよ。

結論は少しどころか、アンタが悪いね。)


「もうー、彼は怒りに身を任せるように

私を海に引きずり込もうとしてですねー。

アレはもう彼ではない、、、

ダークリバイアサンというかアレ状態ですよ!」

(え?ナニナニ?アレ状態って何よ!

闇に堕ちたの?そのリバイアサン!)


淡々とグチを吐く召喚神と名乗る人物。

自分が言葉にできるツッコミは自分の

心に止めておこう。

うん、コイツはハッキリ一言で言うと


ウザイ。


もう、コイツを止めるには言葉を発するしかない。


「はあー。ウゼェー。マジでアンタウザイよ。

んで?」


「、、、あっ、すみません。」


「んで?」


「あっ、、、召喚獣の契約には期限ってもんもありまして。」


「んで?」


「無理やり契約魔法を飛ばしたんですが、、、。」


「んで?」


「あなたに当たったって訳ですね。」


「なんで!?」


「まあー、、、リバイアサンくらいのオーラというか、圧?貴方にはそれがある!

それが私をリバイアサンと勘違いさせた!」


「って言うか地球にリバイアサンいるの!?」


、、、。


「えっ?まさか、、、。」


「いないっすねー。」


「えっ?、、、。なんで間違う?」


「そっ、、、それに関しては貴方の圧が、、、。」


「圧関係なくない?」


「あっ、はい、、、。」


「なんで、間違えるかなー、、、。」


「疲れてて。」


「言い訳しかならないよソレ。」


「違うんですよ!一週間ぐらい彼女が怒ってて、なだめるの大変なんですって!」

(知らんわ。)


「浮気されたと勘違いしていて、私浮気してないんですよ!」

(また始まった。)


「私は、確かに他の神に女神を紹介しようと

後輩の女神と飲みに行きましたよ。」

(うん。人間でもそれはよくあるパターンやね。)


「私はただの幹事ですよ!

そしたら、飲み会終わりに後輩の女神が私に抱きついてきたんです!」

(うん。うん。なんか分かってきた。)


「私も男ですからね!そりゃあ誘惑に負けますよ!」

(負けたんかい!手は出てないだろうからまだな、、、)


「愛の儀式が終わって

神聖なる神殿を出た瞬間!

それをたまたま、彼女に見つかった!

運命の出会いのようにね!

そんな確率あります?!」

(手出したんかい!!!うん。何を言おうが

お前悪いよ。神聖なる神殿って!ホテルだろ!)



「完全に後輩が悪い!アレは、魅了スキルを

使っていたと思いますよ!」

(うん。うん。だから、お前が悪いんだって。)


やっぱり、逆ギレの神だな。

コイツは。

時間の無駄だと思った俺は。


「おい!手を出したなら浮気だろ?」


、、、。


「返事しろよ!」


「あっ、、、後輩の魅了スキルのせいで、、、。」


「手を出したんだろ?」


「あっ、はい。出しました。」


「それは、何と言う?」


「まあ、俗に言う浮気ですかね?」


「正解!アンタが悪い。」


「ですね。」


「どうでもいいんだが、

アナタ神様なんだろ?

早く元に戻してくれよ。」


「いやーぁ、これが契約完了してまして

無理なんですよね。

すでに幻獣扱い的な。」


「は?マジ?」


「マジ卍ですよねー。」

(卍とかコイツ!なめてんのか!)


「、、、。しかも幻獣扱いってなんだよ!」


「まあまあ、落ち着いて。

でも、考え方を変えて見てください。

リバイアサンと間違える程の圧。

きっとステータスは恐ろしく高いハズ!」


「あのな、、、そういった問題じゃあない!」


「見てみましょう!ステータスオープン!

、、、。

ナニ!コレ!マジ!?」


「おい。一人で進めないでくれる?」


「あ、すみません。ステータス激ヤバめですよ!

超特化型ですね!

強運でもなく、豪運でもなく、神運ですよ!

地球の神で言うとコレ、ゼウス以上ですよ!

ゼ、ウ、スですよ!ゼウス以上ですよ!!

今ある基本スキルは魅了レベルMAX!

ヴィーナス以上です!!

先ほどの後輩の魅了スキルなんて、比較にならないぐらいですね!

魅力も半端なく高い、コレはカリスマ的

存在ですね!

他は、、、一般的人間ってとこですかね。

せ、戦闘じゃ、、、役に立たないってところですね。」


、、、。(どうでもよいよ。早く帰してくれよ。)


「コレねー。神運、魅力、魅了は神レベルですが

なんで、他は高くないのか分かりませんが

この能力は地球の人間界では適用されないんですよー異世界なら適用されるんです!

あっ、今ここの幻獣界でも適用されてます。

言えば地球以外に適用される

って訳です。」


「魅力、魅了ってアンタには効いてないような感じだが、、、。」


「あっ!私は自分大好きの数値と

自己中心的数値がかなり高いんで効かないっすね。」

(こ、こいつ!腐ってやがる!いや、まてよ)


「おい、そしたらアンタの後輩の女神の魅了スキル関係ないじゃないか?」


「あ、、、関係ないですね、、、。」


「アンタは言い訳ばかりだな。」


「男なら、一度はハーレムとか!

チヤホヤとか!

されたいでしょうが!

魅力、魅了の高い貴方には

分からんでしょうね!!!」

(なんかテレビで見た議員さんの言い訳みたいな言い回しすんなよ、、、。)



「言い訳どーでもいいから、帰えりたい。」


「ムリですね!!!」


コイツはムカつくが。一応神だ。

俺も言い方に気をつけないと

酷い事になってしまいそうだ。


「ハッキリと、しかも元気よく言いますね、、、。

アナタの失敗でしょコレは。」


「やってしまった事は仕方ないですよ。」

(コイツ!)


「私も多分これで、召喚職降ろされるかもしれないんですよ?!」

(うん。お前の都合など知らんわ。)


「獣でなく人とか異例すぎて、、、もう、なんか泣けますよ!!」

(うん。コイツ逆ギレの神に改名したほうがいいな。)


「これで支持率落ちて、SNS炎上するんでしょうねきっと!!」

(うん。召喚神って選挙制なの?あと

神のSNS気になるわ!)


「うわぁぁぁん!この俺が!召喚の!

ウフェー!召喚のあり方を変えたい!」

(やっぱなんか聞いたことあるセリフ言ってくるやん。

やっぱり、逆ギレの駄神だな、、、。)


「アンタ、本当に神か!自分の立場ばかり

気にしてるじゃないか!」


「そうですね!コレでも神なんですよ!

悪かったですね!!!

うぉわーん!!!」


「おいっ!アンタ!落ち着け!」


「、、、。」


「まずは普通に考えてみろよ、、、

誰が悪い?」


「あのリバイアサンが」


「黙れ!!!

誰が悪い?」


「はい、すみません、、、私ですね。」


「やっと、わかったか。

んで、俺はコレからどうしたらよいの?」


召喚神は神だけに気持ちの切り替えも早かった。

俺も切り替えて行かないと、この神とじゃ

話にならん。

とにかく、情報をききださなければ。

と考えてたら

重要な事を召喚神は

あっさりと言いいだしてきた。


「リバイアサン枠で召喚契約してますので

海の戦闘で召喚されるでしょうね。」

(コイツ切り替え早っ!、、、は?海?)


「海!?戦闘!?

無理でしょ!

俺人間だよ!?

海で溺れるだけじゃん!」


「リバイアサンですからねー。」


「バカなの?!

戦闘も無理でしょ!あとステージ海からの召喚って完璧に死ねって言ってるもんよ!

戦闘も無理だけど

せめてそこは陸スタートだろ!」


「はいはい、分かりました分かりました。

変更しておけばいいんでしょ!」


、、、。


「す、すみません。変更しておきます。

やっぱ、圧すげぇ〜わ。こわっ。」


、、、。


「はい。すみません。」




こんな形始まった俺の召喚人生。

こんな神が担当なら、上手くいかないだろう。

しかも運、魅力だけが良いって、、、。

召喚獣って基本、戦闘じゃね?

戦闘向いてないじゃん、、、。


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