第十一話 アフターケアは大切に。
計7829文字です。
前回までのあらすじ。
監視から抜け出した。
P.S こっそりとトリアさんの部屋に手紙を届けておいた。少しは気持ちが回復してくれるかな?
やっぱり情報というものは集まるところに集まるわけで、今読んでいるような古い文献もここじゃなきゃ読めないんだろうな。
そんなことを考えながら本のページをパラパラとめくりながら内容を頭に叩き込む。
ちなみに、今読んでいる本の題名は『龍人闘争』という何代も前の勇者が龍の一種である白龍と戦った際の記録のようでその勇者の武勇伝が多いが、一部に対龍用の魔法とその効果に関して記述がある。ちなみに、この本、古代語という現代で使われている文字とは異なる文体であるが古代語も勝手に本を拝借して昨日覚えたばかりだ。
龍の階位に関しても、別の本で覚えた。
一番下が『八翼』である炎龍、水龍、風龍、土龍、雷龍、氷龍、光龍、闇龍。
それぞれ八元素のうちの一つの属性を保有していて、このレベルならば強い者達が集まれば、倒せないこともないらしい。
八翼の上が『六位』である赤龍、青龍、緑龍、黄龍、紫龍、凍龍。
これらの鱗は八翼に比べて圧倒的に硬く、人語を理解し、その生命力も凄まじく、属性も一つとは限らない。長い歴史を紐解いても六位は両手で足りるほどの数だけしか人は倒すことが出来なかったそうだ。まぁ、本の記述であるからもしかしたら記録から漏れた者もいるかもしれないが。
六位の上が『四族』である人龍、白龍、黒龍、翼龍。
このクラスは人語を話すこともでき、白龍、黒龍は六位とほぼ同じでありながらも彼らの体からは希少な力を持つ素材が取れることから四族に格上げされた。
人龍はその名から分かるように人の姿になることができ、龍としての力を人と同じ姿をしながらも保ち、サイズが小さくなったことにより小回りが利くようになる。人と一番交流を持っている龍であり、多種族連合に数匹がひっそりと生息しているらしい。
翼龍は主に空に生息していて飛行能力では龍の中でトップであり寝ているときですら空を飛び、餌を求めて降りてくるときしか地上には降りてこないのだが、あまり食も多くとらなくても生存できるような体であるため滅多に会うことはない。しかし一応、龍種同盟の領空から出ないらしいが、たまに間違えて別のところに降りてきてしまうらしく龍による被害は翼龍によるものが一番多い。
四族は過去に白龍が一匹、翼龍が一匹、それぞれ討伐されている。
四族の上が『二極』である聖龍、邪龍。
聖龍は火、風、水、光の属性を保有し、邪龍は土、氷、雷、闇の属性を保有している。この二匹は龍達の間のいざこざなどを鎮圧している。龍種同盟の秩序を保つ監視者の役目を果たしていて、決まった縄張りを作ることなく、龍種同盟内を放浪している。
そして、階位に関係なく全ての龍の中から選出される最強の龍が龍王。未だに一度も討伐されたことのない古来より生き続ける最強の象徴。
上位になるほど個体数が減少し基本はこのどれかに分類されるが、極たまに亜龍というどれにも属さない突然変異種が生まれるそうだ。
『龍人闘争』を読み終えて、同じように読み終えた本の上に重ねる。
ちなみに、この『龍人闘争』、厚さは広辞苑ほどあり、それぞれのページにびっしりと古代語が埋め尽くされている。
まともに読めば数日かかるだろうという本を短時間で読破できたのは特技の一つに速読があるからだ。・・・・・・数ある特技の中に役に立つ特技が混じっているからこれらを仕込んだ両親に対して本気で怒れないので余計にむかつく。
次の本に手をかけようとしたとき、僕の察知できる範囲に人がやってきた。
数は、二人、・・・・・・いや、三人か。
元からその範囲にいたのは扉の前の二人だけだから合計五人、か。まぁ、ここにいるんだからそれなりに口は堅いか。
ドアが開くのに合わせて腰をかけていた豪華な椅子から立ち上がる。
「夜分遅くに失礼致しています」
入ってきたこの部屋の主にかしこまって礼をする。
「「「っ!」」」
「お止めなさい。ここをどこだと思っているのですか?」
扉の前にいた二人と主についてきた護衛が剣を抜こうとするのをその人物が抑える。
「あなたもレディの部屋に勝手に忍び込むなんてマナーがなってないのではありませんか?」
「なにぶんこの身は死んでいるものですから死者が人前を歩き回っては余計な混乱を招いてしまうと思いまして」
「あら?私にはあなたが健康そのものに見えますが?不知火様」
「一応は怪我人です。それよりも王妃様、そろそろ中に入られたらどうですか?」
「そうですね。あなたたち、ロイ以外は部屋に入らないでもらえるかしら」
「し、しかしっ!」
「別に彼は敵ではないわ。それにあなたはロイがあんな若造に負けるとでも?」
「・・・・・・失礼致しました」
最初から扉の前にいた二人はそのまま部屋の外に残し、リデアさんと護衛の騎士、ロイさんが部屋の中に入ってきた。
「護衛を一人つけるくらいは構いませんよね?私はか弱い王妃なのですから」
「それはもちろんですが、か弱いだなんてご冗談を。王妃様は十分逞しいでしょうに」
軽口を叩きあいながら僕が座っていた椅子とテーブルを挟んで反対側に行き、椅子を引いて座るように促す。
リデアさんが座ると、ロイさんに向く。
「あなたも座りますか?」
「いえ、私は結構です」
まぁ、怪しい人間を前に暢気に座るわけもないか。
リデアさんの反対側、さっきまで座っていた椅子に腰を下ろす。
「ここにある本、ほとんどが持ち出し禁止のものばかりのようですね」
「ええ。書庫からこの部屋に来るときに時間を潰すために少し拝借してきました。あ、すいませんが、僕は話が終わったらこのまま去るつもりなので後で返しておいてもらえませんか?」
城に忍び込んでからはその多くの時間を書庫での情報収集に当てていた。
「王妃である私にそんなことを頼むのですか?」
「探していた僕が自ら出向いたんですからそれくらいはしてくれてもいいと思うのですが?」
「あら?私はあなたを探した覚えなんてないのだけれど?」
「とぼけないで下さい。上にいる人の部下が捜索に乗り出しているのは知っています」
言うと同時に上、天井裏から飛来してきた短剣を指で挟んで止める。
ナイフ一本を普通に投擲した程度ならこのぐらいの芸当は僕にだって出来る。
「エミリアのことにも気付いてましたか」
「気配探知に関してはそれなりに自信があります」
常日頃から気配を絶って行動する馬鹿父がいるせいで。
と言っても、本人も無意識の内に気配を絶っているらしく気配を出そうと頑張ってみても気配の出し方を忘れてしまったそうだ。
そのせいで、同窓会に行ったとき(それを知らせる連絡はなかったが、何処からか情報を仕入れてきた)も同級生に気付かれることがなく皆が騒いでる脇で頑張ってその輪に加わろうとしても気付かれることは最後までなかったらしい。
その晩、帰ってきてそのことで泣いていた父さんを僕が慰めていた。・・・・・・本来、父さんを慰めるべき母さんはそれを聞いて大笑いしてやがった。居候は無関心で、妹は普段は僕ほど話術は達者じゃないので落ち込みまくった父さんを慰めるのには荷が重いし、何より妹に変な悪影響を与えられても困るので遠ざけておいた。
ちなみに、母さんが余計なことを言ったりしてきたので立ち直させるまで三日もかかった。
「上の人、エミリアさんでしたか?あの人の部下にでも任せてこっそり返してもらえばいいと思いますが」
使えるものは使う主義なので受け止めた短剣はもらっていくことにする。
「そうですね。そのように手配します。ところで、ここに来て頂けたのは助かったのですが、何の御用ですか?」
「あなたが探していたからここに来ました、と言ったら?」
「あなたはそんな自分にとって利益にならないような行動をとらないでしょう?わざわざ死を偽装してまで勇者の名を捨てたのですから」
それぐらいのことは分からないと僕には眼をつけないよなぁ。
「単刀直入に言えば、トリアさんの保護ですかね。いくら罰しないと決まっても勇者を崇拝する馬鹿が変な言いがかりをつけて嫌がらせをしないとも限りませんし、あの三流役者が変なちょっかいをかけないとも言えませんからね。あんな舞台に付き合わせてしまった張本人としては今後は平穏に過ごしてもらいたいんです」
「もちろんただで、とは言いませんよね?」
「ええ。王妃様に色々と協力をします。あくまで配下ではなく協力者としてですが。あなたが僕を探していたのもそのためでしょう?」
下手に探されて僕の生存が他者に知られるのが嫌だった、ということと人間王国の上の立場の人間とパイプを作っておきたかった、という理由もある。
その辺は言わなくてもリデアさんなら悟るだろう。
「ふふふ。話が早くて助かるわ」
「お返事のほうは?」
「もちろん、引き受けます。でも、それだけでいいのかしら?」
「あまり欲を出すと後で何を言われるか分かりませんし、借りはあまり作りたくないので」
特にリデアさんみたいな読めない人には。
「連絡方法はそちらに任せますが、周りに悟られるような下手な手段はよしてください。後はそうですね、僕の呼称は今後はクリムゾンにしてください。何処に耳があるか分かりませんし、偽名があったほうが便利でしょう」
クリムゾンはあっちの世界でも仕事のときに『僕』がよく使っていた偽名だ。他にブラッドやスカーレットなんてのも使うが、そのときは『俺』か『私』だ。
ちなみに、紅月→紅→クリムゾンである。
「分かっているとは思いますが、僕の生存はここにいる五人以外には伏せておいてください」
「ええ、分かっています。懐刀の存在をそう見せびらかすつもりは元々ありません」
「懐刀、ですか。随分と買われたものです」
「ロイが私の剣、エミリアが私の影、ここにはいませんがジーナが私の杖、その三人と同じくらいクリムゾン様には私の懐刀として期待しているのですよ?」
「買い被りですよ。それに僕なんかをそう簡単に信用してもいいんですか?国を騙すような人間ですよ?」
「私が道を踏み間違えたり、あなたに害をなさなければ大丈夫でしょう。それに、こうして話をして信頼に値すると思いましたからあなたを信じられます」
笑顔でそんなことを言われると困る。元々、裏切るつもりはないがそういう風に言われると余計に裏切りにくくなる。
僕が情に甘いことも、そう言われると僕が困ることも分かっててやってるんだろう。
「・・・・・・はぁ。本当にあなたみたいな人は苦手です」
「私はあなたみたいな人は嫌いではありませんよ。出来れば娘の婿にあてたいぐらいに」
「冗談はよしてください」
「結構本気なのですが?あなたになら私も安心して後を任せられます」
「だとしても丁重にお断りします。柄じゃありませんので」
王女の婿ということは次期国王。絶対にやりたくない。
平々凡々。それこそ僕が目指す将来像。
「そう言うと思っていました。下手に迫ってあなたが離れていくのも嫌ですから無理強いはしませんが、気が向いたら何時でも言ってください」
「万が一にもないと思います。それに王女様の気持ちの問題もありますし、ロイさんとエミリアさんもお気に召さないようですよ」
一見、何の反応も示してないように見えたがロイさんは一瞬だけ僅かに反応して、上のエミリアさんも一瞬だけ不機嫌になったのを感じた。
感情の機微なんて母さんと暮らしていれば嫌でも見抜けるようになる。
「心配しなくてもあなたたちは最後まで私に仕えてもらうわ」
「はっ。生涯お仕えさせていただきます」
表には出さないけど嬉しそうなロイさんと上からも同じような気配を感じた。
「さて、そろそろ僕は出て行きますよ」
席から立って、窓際へと向かって歩く。
「二つ、質問してもよろしいですか?」
「どうぞ」
窓際に置いておいた僕の作品を手に取る。
「宰相がつけていた監視をどうやって騙したのですか?」
「ああ、あれは気絶させているうちに盗賊を始末して、死体に僕の服を着せたりして偽装した後に監視に暗示をかけて気絶したことを忘れさせて、僕が殺されたと偽の情報を植えつけたんですよ。後はそいつが勝手にグレゴリオに報告をしてくれるわけです。予定通り始末した、と。この世界にDNA鑑定も指紋照合もあるわけがないですから誤魔化すのは簡単でした」
それを背負って窓を開ける。
「国を欺き、私の近衛の気配を見抜き、誰にも気づかれずにここまで忍び込み、盗賊を三十人を軽々と始末して、私の夫への不信にも気付く、その若さでそれだけの技能をどうやって身につけたのですか?」
「僕自身、望んだものではないんですけどね。ひとえに環境のせいです」
「環境ですか?」
「ええ。父が暗殺者、母が詐欺師、居候が科学者、こっちでいう魔術の研究者なもので。では、僕はこれで失礼します」
窓の外に躍り出て自由落下をしながらスイッチを押すと、背負ったものが広がり黒いハングライダーになる。
夜の薄暗い空をここ数日で調べた兵の巡回ルートの穴をつきながら飛んでいく。地上なら堅固な警備も空だと穴がないわけではなかったのでそこを飛んでいく。
リデアさんにさっきは父が暗殺者、母が詐欺師、居候が科学者って言ったけど、本人たちはその呼び方を否定してるんだよなぁ。
で、気紛れに僕が称した呼び方を本人達はえらく気に入ったらしい。
父、殺人嗜好の弱者。
母、史上最悪の女優。
居候、至高頭脳のニート。
・・・・・・ろくな奴がいない。
闇夜を飛びながら改めて自分の家族の非常識さを認識し、妹だけは真っ当な道を歩ませるために妹がこの三人の毒牙にかかる前に帰ろうと強く思った。
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彼が去っていたあと、ロイに窓を閉めさせて天井裏から降りてきたエミリアにお茶を入れてもらう。
「リデア様、彼に監視をつけなくてよろしいのですか?」
「言ったでしょう。私は彼を信用しているの。そんな人間に監視をつける必要なんてないわ」
「しかし、」
「それに監視をつけたりしたら彼に気付かれて、彼の信頼を失うだけ。エミリア以上に隠密行動が得意な子はいないのよ?」
「無駄なこと・・・・・・」
エミリアがいつものように静かな暗めの声で私に同意する。
「では、ジーナに魔法による監視を頼めば、」
「彼女だって暇じゃないのよ?それに、彼がそれに気付く可能性も捨てきれないわ」
積まれている本の中には魔法に関するものも幾つか混じっている。それも高等な術を扱うものまで。彼が今現在、魔法を使いこなせているとは思わないが、学習していくうちに監視に気付いてしまうかもしれない。
「あなたは私の眼を信じられないの?」
「いえ、そんなことは・・・・・・。ただ、私はリデア様の害になるようなことがあってはならない、と」
「彼が害になるようなことはないわ。何か問題が起きても彼自身で処理するでしょう。彼自身、この国に関わっているのをあまり好ましく思っていないみたいだから、自分から国との繋がりをばらすような真似はないわ。頭は回るし、腕もいい、情に甘いところもあるみたいだから裏切りはないし、彼から私に辿り着くことはないと考えていいはずよ」
「過大評価だと、思う・・・・・・」
エミリアが僅かに嫉妬の色を覗かせる。
「かもしれないわね。けど、あの子の底は私にも見えなかった。それだけである程度の評価は出来るわ。・・・・・・それにね、こう言ったらあれだけど、立場を分かっていながら私とああして堂々と話せるっていうのも気に入った理由の一つよ。ジーナはともかく、ロイは固すぎだし、エミリアは口下手だもの。ああして軽口を私に言えるのはそれこそあの愚王か将軍、あとはジーナだけ。愚王は論外、将軍は好戦的、彼みたいに冗談で軽口を叩けるのはジーナぐらいなのよ。貴重な話し相手を信用することがいけないこと?」
「「・・・・・・」」
二人は自覚はあるので何とも言えない。
「王妃という立場だけで皆から一歩引かれて接せられる。彼が勇者や王の立場を拒むのも分かるわ」
元々、私は下級貴族の三女。それをあの愚王に偶然見初められて、色々とあったけどそれを愚王が権力で捻じ伏せて私を王妃に迎えた。私は家族のためにそれに逆らうこともなくあれと結婚した。
それ以前とがらりと変わった生活を戸惑いながらも王妃としての役目を懸命に果たしてきた。
そして、自分の近くに王妃になる前からの親友ジーナ、エミリア、ロイを置いて助けられながら今までやってきた。
王妃として愚王の近くにいるうちにこの国を変えなくてはという気持ちも増していき、私が信頼できる者を集めてきたが、その勢力はあまりに小さい。
そして、あまりにも忠誠心が高すぎて私と接するときに壁を作る。
「あんな愚王と結婚してる私が言うのもあれだけど、ロイもエミリアも少しは性格を改善しないと一生独り身のままよ?」
ロイはとある貴族の一人娘なのだが、騎士の家系であり中々生まれなかった子が待ち望んでいた男児ではなく女児であったため、ロイという男のような名前をつけられ、男として育てられてきた。そのせいで男っぽくなり、剣の腕はよかったのだが、女ということで正当な評価を受けていなかったせいか、誰よりも立派な騎士であろうと固い性格になってしまった。
エミリアは捨て子であり、空腹で倒れているところを助けてからの仲。捨て子で幼少期に人と触れ合う機会が少なかったため感情の表現、会話能力に乏しいところはあるが元々才能があったり生きるために色々と大変だったせいか隠密向きの能力と性格をしている。
「まぁ、ジーナもジーナで問題はあるのだけど」
ここにはいないもう一人の親友も性格に問題があり、未だに独り身。
「そうだ。誰か彼と付き合っちゃえばいいんじゃない?」
彼との信頼関係を強固に出来て、親友の伴侶も出来る。
「遠慮させていただきます」
「拒否・・・・・・」
予想通りの返答に親友の先行きが心配になる。私に仕えてくれるのはいいのだけど、彼女達にはいい人を見つけて結婚をして幸せになってほしい。
・・・・・・愚王を引きずり落として、落ち着いたら若い男を捕まえるのも悪くないかもしれないわね。
というわけで、今回で王都から離れて次回からは一人旅になります。王妃からの頼みごとも何時か書きたいと思います。
龍の種類が龍王、亜龍を除き、計20種。こんなに出しましたが全部消化できるかは分かりません。最後まで登場しないまま終わる龍もいるかもしれませんがご容赦下さい。
後半のリデア視点は彼女の身辺の紹介となりましたが、彼女達が次に出てくるのが何時になるのか私にも分かりません。読者の皆様のご要望が多ければ、出番を多くするかもしれません。
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