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クッキー
「冗談でしょ・・・?」
なにも信じられなかった。
天使・・・2067号?
「ほんとに・・・天使?」
「はぃ、天使2067号でございます。」
「ほんとに願いかなえてくれるの?」
「もちろんです。」
もう開いた口がふさがらなかった。
現実?それとも夢?
「お話は家の中で。さぁ、入りましょう」
天使は自分の家のように
勝手にしきり、家の中に入った。
「まずはじめに、 報酬のクッキーを。」
「く・・・あ、そうか。ちょっとまって」
見ず知らずの自分を天使と名乗る
謎の人物。
言われるがままに色々していていいのだろうか?
「ありがとうございます」
笑顔で天使は言うと、
まってましたというように
クッキーの包装袋を破って
1口でぺろりと平らげてしまった。
「3つ、貴方の願いをかなえます。
1つ目をどうぞ」
「願い?」
そういえば、
私の願いって
なに・・・?