3 CO2のせいにすれば「儲かる」し「統治も出来る」
ここでは、「CO2を温暖化の悪者」にすることで「儲かる」という構図について考えていこうと思います。
え? そんなに儲かるものなんですか?
正確に言うのであれば「脱炭素」を名目とした「国の補助金」が付きやすいことから、
導入コストがあったとしても利益が期待できるのです。
因みに令和7年の春の予算だけで見ても脱炭素関係で600億円が計上されています。
固定価格買取制度(FIT)というものが予算以外に存在します。
これは再生可能エネルギー(太陽光や風力)を1kWHあたり25年度であれば3.98円の固定価格で買い取る制度のことです。
合計総買取価格合計は4兆円~5兆円ぐらいで推移しています。
しかもこれに関しては回避可能費用1兆円超ほどを差し引いた残りの3兆円以上が「再エネ賦課金」という形で全ての家庭が自動的に負担しています(25年であれば月1592円負担している)。
なんと! FITは国民から直接負担しているということですか……。
しかもFITは24年度では太陽光パネルによる発電が90%弱を占めており、更にそのうちの8割のパネルが中国製と言われています。
そのために、再エネ賦課金の約7割は中国に献上していると言っても過言ではないのです。
※しかも中国の生産の4割が新疆ウイグル自治区の生産で、新疆ウイグル自治区では人権問題が取り沙汰されています。
しかも、それが山を切り開いてパネルを並べているのであれば本当に笑えませんね……。
田舎の山や耕作放棄地なんて二束三文で売られています。
それがメガソーラーであれば年間100万kWH以上発電できますし、さらに大規模に生産をすると買取価格は13.00kWhに上がるそうなので1700万円の収益を得ることができます。
ただ、建設には2億円ほどかかるので土地の価格がほぼゼロだとしても10年以上回収にはかかるようですがね。
ちょっとバブルのような話なんですね……。
いずれにせよ山を切り開いたらCO2が温暖化の原因だとするのなら吸収する草木すらも失うので本末転倒だと思うんですけどね。
太陽光パネルにFITを支払うのも日本製のみにするなどしないとお話にならないです。
次に「エコ」で「低価格」と言われている原子力発電についても触れていこうと思います。
25年1月の日本経済新聞では事実上の原発周辺自治体の振興を目的とする「電源立地地域対策交付金」が直近5年間で約3500億円支払われているという話があります。
現在稼働率が32%しかない上でこの金額ですから、これもいかに規模が大きいかが分かります。
地域対策ということは町全体に支払われているということなのでしょうか?
事故のリスクがありますから「事前の補償金」みたいな意味合いも強いと思います。
更に、地元住民は原子力発電所に勤めることができるために「大企業の恩恵」を受けることも出来ているわけです。
彼らからしてみると「地域を支える産業」ということで絶対に撤退して欲しくないでしょうし、発電所は稼働して欲しいはずです。
そのために容認派は死に物狂いで推進していると思います。
◇総合的な環境負荷コストは太陽光も原子力も「怪しい」
以前筆者さんは太陽光発電や原子力発電について廃棄も含めれば環境負荷コストが高いというお話でしたが……。
太陽光パネルは「発電時」を見るとCO2を出していないですが、廃棄の段階になると鉛、カドミウム、ヒ素、セレンといった有害物質が出ます。
大規模なメガソーラーの場合業者が処理する義務があるのですが、海外資本の場合は「逃げる」可能性もあると言われています。
会社運営者はもう入国できないとは思いますけど、10年後には「役立たずのパネル」が山に敷き詰められている可能性すらあるのです。
それは本当に酷いですね……。
原子力発電に関しては「価格が安く」「エコ」であることが売りとされてきました。
しかし、「安い」もまたしても「発電までの価格」であり、原子力発電所を廃炉にすることや放射線汚染物質の処理に対する費用については福島原子炉の問題を見ても分かる通り、「無限大」と言っていいほどかかってしまいます。
更に汚染物質については地元住民からの反対も大きく「押し付け合い」の状態の様相になりつつあります。
酷いですね……。
どうしてそんなことになっているんでしょうか……。
本来、環境負荷コストは発電所の建設から廃棄まで全ての過程で、CO2以外の有害物質の処理も含めて評価すべきです。
しかし現実では「発電時のCO2」という非常に狭い視野でもってそれぞれ評価しているために、太陽光と原子力が過大評価されてしまいねじ曲がってしまっているのです。
LCAという廃棄までのCO2の比較もありますけど、他の有害物質については言及されていません。
もっと有効な指標を探して比較するべきだと思います。
しかしそうした懐疑的なことに繋がる研究が少ないのは補助金が付かない、先行研究をしようとする学者が少ないからだと思いますね。
推進派は莫大なお金がかかっているから否定して欲しくないんでしょうね……。
僕も今あるものについては現状の電気の維持のために必要なので”仕方なしに、やむを得ず容認”する姿勢ではあります。
しかし、ゆくゆくは原子力は全部廃炉にし、太陽光は屋根など自然に負荷が少ないところだけに限定するべきだと思っています。
お話を聞いているとそんな感じがしますね……。
◇CO2のせいにすれば「統治」がしやすくなる
また、CO2という測定できる分かりやすい指標を「敵」にすることで「統治しやすくなる」というメリットがあります。
世界で見ても、
イタリアでは電気自動車やエコな家以外作ることができない地区が出来たり、
フランスでは2時間半以内で行ける範囲内の航空便が廃止になる法案が可決されたり、
オランダでは牛が30%削減されることが決定してデモ活動が起きて大騒動になりました。
イギリスでは有事の際に車で15分以内に行けるところ以外行ってはいけないという法案が検討されたりしています。
そんなことになっていたとは……。
CO2は生物が生きているだけで排出されるので非常に遠回しにではありますが「お前ら国民よ消えてくれ」と近いことにも思えます。
そこまで極端でなくとも活動を制限すること、政府が許可しないものが罰金などを科したりできるために統治機構の強化として非常に有効だと思います。
アメリカはトランプ政権という奇抜な考えを持つ政権が誕生したためにたまたま覆りましたが、
基本的にはこの路線は続くのではないかと思います。
更に、筆者さんは「環境保護」はお題目と建前は素晴らしいので誰もが正面を斬って反対できないというお話でしたね……。
反対している知識人に対しては、
「お前は環境を軽視している」
というレッテルを張ることによって言論を封殺することができますからね。
僕は心底環境を保護したいと思っているからこそ、
既存の考え方では駄目だという発想で、
色々と奇抜な考えを提案しているという感じですね。
お金で正しい研究が行われなかったり、本来の環境保護からかけ離れていっているということは分かったのですが、
結局のところ発電についてはどうしたら良いんでしょうか?
少し話は変わりますが、面白いことに、調べていると太陽光推進派は原子力を叩き、
原子力推進派は太陽光を叩く傾向にあるような気がします。
不思議と両方を叩いている人はあまりいないということです(笑)。
僕はCO2で仮に見としても火力発電を水素を利用した発電を主要電力にし、地熱や水力発電などを推進した方が良いと思っているんですけどね。
次に生物に対してどの程度温暖化が脅威なのか? について語っていこうと思います。




