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王国姫様処遇会議、後編



 3回独楽勝負の結果。全勝を納めたボロスが意気揚々と3人と帰り。鍵を閉め直し、安ワインの飲み放題を行う。結果……ただの飲み会となってしまう。


「ウリエルさぁ~母上母上ばっか言わないでさぁ~たまには私を頼ってよ」


「ボロス。頼ってますよ? 頼ってますよ?」


「依存して」


「君がすでに依存している気がします」


「知ってる」


 ボロスはウリエルに絡み。


「ねぇ、レイチェル姫。どうしてラファエルお兄様と関係持ったの? やめた方がいいよ?」


「……関係持ったのは……その。これだけの事をしてあげてるんだからと言われて……」


「ラファエルお兄様!!」「ラファエル兄ちゃん!!」


「問題ないだろう? ミカエル、ガブリエル」


「あっ!! でも……これだけなんでも優しくされたの初めてで……」


「レイチェル姫。ラファエルお兄様はそうやって優しくしてから手を出すの」


「レイチェル姫……ラファエル兄ちゃんはな……好色王子で有名なんだ……」


「……わかる気がします。ラファエル様は格好いいですから……はぁ……ごめんなさい。甘えてるんです。ラファエル様に」


「いいよ。好きに甘えてくれてレイチェル姫」


 ラファエルがレイチェルの頭を撫でる。そして……ゆっくりとラファエルがレイチェルの足や胸を触り出す。


「いけません!! ラファエル様!!」


「……何が?」


「ラファエルお兄様!! 皆の前でそれは!!」


「ガブリエル。胸が柔らかい……ミカエル。揉んでみるといい」


「ラファエルお兄ちゃん……でき上がって理性が消し飛んでるね……」


「……うぅ……ラファエル様、おやめください……ひゃう!?」


「あっ……ラファエルお兄様の言う通りだ。ボロスお姉さま!! レイチェル姫の胸すごく柔らかい!! 私たちと違うよ!!」


「本当!? いくいく!!」


「ボロス!! それにみんなもレイチェル姫を辱しめるのは…………」


 ウリエルがゆっくりと机にひれ伏す。ボロスはニヤリとしウリエルに無断でキスをする。


「イエーイ、チャンス」


 ボロスも理性がない。ミカエルはそのままレイチェル姫を奪い。理性のない獣から護ることを決めた。ウリエルが居ないだけで理性が消えるのだった。



 一通り、飲み愚痴も言い合った結果。


「「「「…………」」」」


 ウリエル、ラファエル、ガブリエル、ボロスはそのまま眠りについた。起きているのはミカエルとレイチェル姫だけである。


「レイチェル姫……結構いける口ですね」


「ミカエル王子も……お強いですね」


「まぁ。母上の血がそうさせるんです」


「同じですね……」


「レイチェル姫ももうお休みですか? 客室まで……」


「いいえ……その……ミカエル王子。せっかくなので……同年代でその……話をしてみたいと思います」


「えっ……同年代? わ、わかった。使用人に任せるのとガブ姉を寝室に持っていくから……ここで待っててほしい」


「はい」


 レイチェル姫に待ちように言ったミカエルはガブリエルを背負い。そのまま部屋から出たあと。使用人に頼み全員を寝室まで運びこんだ。ミカエルはガブリエルを置いていくとそのまま高級白ワインを持って部屋に帰ってくる。


「では、二人だけで飲みましょう」


「はい……お願いします」


 同年代のミカエルとレイチェルは違う事を考えた。レイチェルはこの人が王の間で王に罵声を浴びせた人なのかと……ミカエルは綺麗な年下と思tってしまう。


「レイチェル姫は……本当に同年代なんですね」


「はい……お恥ずかしいですが……最初は皆さんもっと子供ぽい……とか思ってました。でも……全然そうじゃなかった。一人立ち出来てるだけで……全然私は……」


「……レイチェル姫。普通はもっと子供でいいと思う。だけど俺たちは目の前に敵がいたんだ。それも四方から。若いときから死が近かった」


「……そうなんですね」


「そう。王国と帝国の環境が違うから考えも違うんだ。だから……どちらがいいかはわからない。大人の事情だよ結局。子供は」


 ミカエルはレイチェル姫にそう語り、白ワインを飲む。レイチェル姫は……その話だけで差を見せつけられて。悲しくなる。最初は品のない蛮族と思っていたが……考えを改めていた。


「ミカエル王子……私は子供っぽいですか?」


「……わからない。年下かなぐらいだった。同年代とは思わなかったけど」


「正直な言葉を……ありがとうございます」


「……ごめん。大丈夫!! 綺麗だよ!!」


「綺麗で……何が出来るのでしょうか?」


「綺麗だったら。それだけで武器になる。だけど……中身も結構……必要だったね……」


 ミカエルは多くの女性を思いだし。付け加えた。


「……」


「えっと。まぁ~うん。生きてるから大丈夫」


「……生かされました。ミェースチ女王から……謝りの手紙もいただきました」


「あぁ……表だって謝れないからね」


「それを見たとき……なんて大きい人なのだろうと思いました。私の母上が一番だと思ってたのに……母上はここまでするのだろうかと……比較してしまい……悲しい気持ちになるんです」


「他人の親は他人……そんなの言ったらきりがない。だから……そう。愛をくれる母なら愛を返せばいい。くれないならあげなくていい。それぐらいでいいと思う」


「……」


「帝国に来た理由を母上の笑顔を取り戻したかったんでしょ? だったら……人殺しで喜ぶ母じゃ無さそうだし他の方法で取り戻したらいいよ」


「どうしたら……取り戻せますか?」


 ミカエルは少し悩み。真面目に見つめて問う。


「持論でいい? 他人はわからない」


「はい……」


「人を幸せにしたいなら。先ずは自分が幸せにならないといけない。そして……その幸せのお裾分けを相手にあげるのがいいと思う。そう……先ずは自分が大事にしないといけない。ウリエルお兄ちゃんみたいな聖人みたいに偽善者としているのが大好きな人もいるけど。それは……それで本人が幸せと思ってるからだと思ってる。ガブ姉もそう、ラファエルお兄ちゃんは………うん……」


「………」


 レイチェル姫は………難しい事のような気がして首を傾げる。


「まぁその……簡単に言う!! 母上が喜ぶ事を触れて知ろう。無理せずにね!! だよ。これも何かの縁、手伝うからね」


 ミカエルもわからなくなり、話を締めた。レイチェル姫は頷き。笑みを溢す。


「ミカエル王子ありがとうございます。少し……頑張ってみようと思いましす」


「ミカエルでいいよ。変わりにレイチェルでいい? まぁ~ここからは愚痴ろう」


「はい!! ミカエル君!!」


 レイチェル姫はワインを飲み干し。王国での誰にも言えない事を全て吐き出したのだった。結果……


「……すぅ……すぅ……」


「ふっ………今日も最後まで生き残ってしまった……」


 レイチェル姫の長年の鬱憤を放ち。焼けくそ飲みでダウン。結局最後までミカエルが残ったのだった。




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