私の横に、、、なに!? 通訳バカ男現れる!?
私が気がつくと、、、?
いつの間にか? 私の横で、いちいち私の通訳をする男が現れた!?
なんなのこの男は、、、!?
▼
この男!? 私のバイト先に入ってきて、みんなと仲良くしたくてなのか、、、?
気がつけば、、、私の横で私の通訳をしている!?
『私、日本人なんですけど、、、? 通訳なんていらないよね?』
『えぇ!? 僕は別に、、ごめんね、そんなつもりはないんだけどな、、、?』
何言ってんのよ! 今! 言ってたじゃん!!!
例えば、、、?
『今日の朝、寝ぼけて歯磨き粉で顔を洗ってしまってさ~』
『今日の朝、どうやら、、、? 洗面所で洗顔フォームと歯磨き粉を間違えて
顔を洗ってしまったらしいよ~!』
『......』
はぁ!? なんで、これ通訳する必要ってあんの!?
▽
だからこの男!? 『酒井 和夫』に直接、何度も聞いてみたんだよね?
『なんで? 酒井さん、私の言った事を通訳するんですか?』
『えぇ!? 僕そんな事してる? ごめんごめん! 嫌な思いさせている
よね? 直ぐにやめるよ!』
...そう言うくせに、やめない!!!
バイト先は、みんな若い子ばかりで、酒井さんは51歳のオジサンだから?
早く、みんなと打ち解けたいのかと思っていたが、、、!?
【なんか? 違うように感じる...。】
絶対に、他の人の通訳はしないのに、、、私だけ!?
私は、バイト先でも古カブだからなのか、、、?
私に、ベッタリとくっついてくる感じで...。
まさかだけど、、、!? そういう想いも、頭を過ったのだけど、、、?
考えないようにしていた。
▼
でもある時、私がいない! バイト先でみんなで話していたらしい!
バイトの子の一人がこんな事を言ったからだ!
『前から思ってたんだけど、、、? ひょっとして酒井さんって? 吉沼さん
の事、好きとかじゃないよねぇ~ 何時も吉沼さんの横にいるから、、、?』
『私も、そうなのかなって思ってた! どうなんですか?』
『もぉ~そんな風に言ったら、、、? 酒井さん、困っちゃうじゃん!』
『酒井さんは、どうなんですか? 吉沼さんのこと、、、?』
『いやいや? 僕なんか、、、? 51歳のバツ1で、オジサンだし~
吉沼さんに迷惑かけちゃうから~! 別にいいんですよ~!』
『その言い方は、【好き】ってことですよね?』
『ホント!? 違うから、、、やめてください!!!』
▽
私のいないところで、そんな話になっているなんて!!!
次の日、私がバイト先に行くと、、、?
みんなが私を見る目が違うと言うか、、、?
変な空気が流れていて...。
私と仲がいいバイトの女の子が私に言った事は、、、?
『なんかさ~酒井さんって! つかさの事! 好きらしいよ!』
『えぇ!? なにそれ? いつ、そんな風になったの??』
『昨日、つかさがバイト休みだった時に、、、そういう話になったの!』
『でも酒井さんって? 51歳でバツ1だし! うちのお父さんと
そんなに歳が変わらないんだよねぇ~!』
『うん、まぁ~恋愛ってなると、、、? ないよねぇ~!』
『ううん。』
▼
私は、やっぱりと言うか? なんとなくそうなんじゃないかと思っていた事が
まさか!? 現実になるとは、、、!?
だから、私は直接、酒井さんに言ってやろうと思った!
『酒井さん~! バイトが終わったら? 話したい事があるんだけど、、、?』
『あぁ、ぼ.僕もです!』
その日のバイト終わり、近くの公園で二人で話すことにした。
『ごめんね! 吉沼さん、誰かに聞いたんだよね?』
『...うん、本当なんですか?』
『あぁ、、、全然違うと言う訳ではなくてね! 僕が好きなのは、凜花ちゃん
の方で、何時もさ~凜花ちゃんって? 吉沼さんと仲がいいから、隣にいると
言うか、、、? だから、吉沼さんと仲良くなれば、凜花ちゃんとも仲良くな
れるのかなって思って、本当にごめんね!』
『えぇ!? あぁ~ そうなんだ!』
『この事は、凜花ちゃんには【内緒】にしてくれる?』
『...わかりました。』
▽
まさかだけど、、、?
私、51歳のバツ1のオジサンにフラれた!?
しかも、、、私と仲がいい凜花ちゃんの事が好きなんて! 許せない!!!
【えぇ!? 私、あのオジサンの事が好きになったとか、、、?】
どうしてこんな事になるかな、、、?
私の【恋敵】は、 バイト先で一番仲がいい凜花ちゃん。
私より、美人で性格も見た目もいい...。
まさか!? まさかだけど、、、!?
『私、この子に負けたくない! 酒井さんは私のモノなんだから!!!』
いつの間に、、、? 私どうかしちゃった!?
最後までお読みいただきありがとうございます。