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魔女  作者: 織座 せりか
8/9

少年5

魔女が十字架に縛られた。

それを気にすることもなく、魔女は歌い続けている。


ついに点火された。


火はだんだんと、魔女を包み込んでいく。

魔女はそれでも声を上げて歌う。

死にゆく魔女。

だんだんと、ナニカが焼けていく匂いが広がっていく。

ついに、魔女の歌が止んだ。


そして自らが殺されることを受け入れるかのように目を閉じる前。

確かに、魔女は俺を見た。そして…満足そうに笑った。


その時、俺は全てを思い出した。


魔女…いや、俺の初恋の少女は、俺と同じ革命軍の仲間で。


協力者が裏切り、皆が捕まる前に俺だけ逃がして…。


俺はッ…。あの少女はッ…!

どうして…俺はあの時…!




…これで、彼女を見捨てたことが償われるとは思わない。それでも…

『カミサマ。

もし…。もし彼女が魔女なのならば、どうか。次の人生では彼女を幸せにしてください。』


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