考え事
帰ってから友達が言ったことを自分の中で考えていた。
自分の何がいけなかったか、これからどうすればいいのか。
とにかく自分で謝ろう。逃げちゃいけないし。
『最近メール返すの遅くてごめんねぇ↓ちゃんと早く返すようにするから!マジでごめんねぇ!』
まぁこんな文でいいか。
『メール送信しました。』
よし。これで返ってこなかったら諦めよう。
そのままお風呂に入ることにした。
お風呂につかりながらメールが返ってくるか考えていた。
それで風呂から上がり台所に行って牛乳を一気飲みして部屋に戻った。
部屋に戻ってきた俺はすぐに携帯を見てみる。
なにもきていなぃ。
「やっぱり来るわけないよなぁ……」
でもセンターにいってるかもしれない。
念のためセンター問い合わせをしてみた。
『新着メールはありません。』
「やっぱりきてない…か。」
もう諦めよう。自分が悪かったんだし。
明日は大会だしそのまま俺は髪をかわかし眠りにつくことにした。
そして3時頃。俺は携帯が鳴っているのにきがつき起きてチェックをしてみた。
しかしそれは連れからでメル友ではなかった。
「なんだよ。期待してたのに。」
『3時11分 圭介』
『明日、6時30分にいつもの神社に集合な。』
俺は手短に『分かった。』と返事をし寝ることにした。
そして朝。
また携帯の音で目が覚める。
『6時01分 圭介』
『おきてっか?早くこいよ。』
そのメールはシカトして飯を食べに台所に行った。
「おばちゃんおはよー」
「誠君おはよう。今日は大会なんだから遅れないように早くご飯食べて行きなさい。」
「はい。」
いちよう俺は親戚のおばちゃん家に居候と言う感じで住ましてもらっている。
親は最近離婚し両方実家に帰ったからだ。
学校は今のまま行きたいので、おとぅの兄弟のおばちゃんに頼んで住ましてもらってる。
俺は簡単にご飯を食べて、部屋に戻り行く支度をしようとした。
そうしたらいきなり携帯がなりだした。
「誰だっけこの音楽。まぁいいや。あとから見るか。」
そのまま支度をしておばちゃんに電車賃を貰い向かうことにした。
チャリをこいで約束した神社まで5分。今から行っても早いと思った俺はジュースでも買って行くか。と思い自販機に立ち寄ることにした。
そして小銭を自販機に入れようとすると、
「誠〜!」
「おー昌平か。」
「一緒に行こうぜ。」
「オッケー!圭介に言ってみるわ!」
こいつは小さい頃から中がいい昌平。
こいつも一緒のサッカー部に入っている。
その時メールが来ていたのを思い出した俺は確かめることにした。
『6時10分 あさみ』
『そんな謝らないで!うちも嫌で返せなかったんじゃなかったから!充電器を無くしてて↓↓だから気にしないで!』
それは圭介から紹介してもらったあのメル友だった。