第3話 冒険者登録
冒険者連盟、、、なんかしっくりこないんですよね。
「冒険者連盟」、今ではこの組織無しでは冒険者という仕事は成り立たないと言われている。
それはなぜか。理由は簡単で、この組織では冒険者と依頼、どちらのレベルも正確に把握して、死者を減らせるように管理しているからだ。
それぞれランクをGからSに分け、いわゆる冒険者ランクがその依頼のランクに合っていなければ依頼は受けられないという仕組みを作ったのだ。
さらにこの組織はかなり冒険者に配慮されている。例えば死亡保険に加入できるし、他の冒険者とパーティーを組みたい時には徹夜してでも職員の方が相手を見つけてくれる。
そこまでしてくれるのには理由がある。一つは国が運営しているため、何としてでも魔物、魔王軍を減らしていきたいのだ。もう一つはこの組織のメンバーの約7割が元冒険者、または冒険者の家族で構成されているからだった。
さて、ようやく俺は冒険者連盟の支部まで着いたわけだが、いざ入るとなると中々緊張する。ずっと待ち望んでたことだしな。
冒険者連盟の入口で立っていると、後ろから声がかかる。
「坊主、冒険者登録か?」
振り向くと温厚そうなおっちゃん、でも体格はがっしりとしてて、見ただけで修羅場をくぐり抜けてきたのがよく分かる俺のイメージ通りの「冒険者」が立っていた。
ぼーっとしていると、おっちゃんは心配そうにいろいろ聞いてくる。
「おい、大丈夫か?登録なら登録料はちゃんと持ってきたか?保険にはちゃんと加入するんだぞ?一緒に行ってやろうか?」
俺は慌てて、
「大丈夫だよ、おっちゃん。登録料は持ってるし保険も入る。一緒にも行かなくて大丈夫だ。」
「そうか、俺はアグニスだ。俺は依頼があるからもう行くけど。また、会ったらよろしくな。……ボソッいきなりおっちゃん呼び?」
そう言って、アグニスは去っていった。さぁ、いざ冒険者連盟!扉を開けると憧れてた景色が飛び込んでくる。
依頼ボード、受付、建物内にある休憩場所で談笑する冒険者たち、俺は仇討ちだけのためにここに来たわけじゃない。俺だって純粋に冒険者という仕事に憧れはあるのだ。
さっそく受付に行き、冒険者登録の手続きを済ませて、しっかり保険にも加入した。
いざ!依頼ボード!!と依頼ボードを見に行こうとするとよく知った声から名前を呼ばれる。
「ルイス!アンタも冒険者登録終わったとこ?」
俺と同じく、昨日16歳になった幼なじみ、
ララティエ・ペニスコラだった。
さて、今回初登場のララティエ・ペニスコラ。「ペニスコラ」はスペインのある街から持ってきました。次の話の後書きでもう少し詳しく話しますね。




