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第10話

「余は、これによって長男を王、次男を公とすることとした。これは決定事項である。また、王位を承けることができる者は長男と次男のほかには彼らの子孫のうち、公爵に叙されているものであり、かつ公爵の中の協議によってえらばれるものとすることとした。なお、死ぬよりも前に、必ず王は次期の王を決めておかなければならず、協議の末に決定するものとする。

 これによって、余の死したる後も、余の拓いたこの国は安泰になるであろう。お前にはそれを見守っていてほしい。決して余とともに黄泉路を供にしようとは思ってはならぬ。余の死したる後、この国の王をおぬしが支えるのだ。決して間違ったほうへ向かわぬように、その意見をはっきりと口にしてほしい」

 ゴホゴホとせき込む。話している途中であることはわかっているが、その話すという行為自身が老王の寿命を少しずつ削り取っている。

 しかし、それでも老王は話すを辞めなかった。それは老王がこれを老人に話さなければならないと理解していたからだ。

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