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第一章 4話 王と王女

『ムーン・ナイト』の拠点で泊まって次の日


僕は魔物を倒してランクを上げるため、魔物退治に向かった。ランクを上げるのは一つの目標でがあるけど一番な目的は見える目ー"右目"しか見えない状況で戦闘できるのか体験するため。体験するための相手が練習相手ではなく、魔物って言ったら怒られる


なんで怒られるかって?うん・・・・・・今、僕は怒られているんだ


「話を聞いていますか?シオンさん」


僕の目の前にいる金髪の女性がある。怒っている方とはこの人。


アレクサンダー王国冒険者組合の副総帥


シルファ・アレクサンダー


アレクサンダーという苗字を持っている通り、彼女はこの国王女様だ。うん、そんな凄い方に叱られているんです


「片目が義眼なのにリハビリもせず、よく、ここに来ましたね・・・」


呆れてため息されているシルファ


「まあまあ、落ち着け。マイシスターよ。シオンが無茶するのはいつものことだ。今回については無視できないことであるが彼が前に向かおうとしているのに我々が止めてどうする」


王服を着ている男性は言う


アレクサンダー王国 国王 フレイ


この国の王様は娘であるシルファさんに怒るなと言う


「誰がシスターよ。馬鹿父・・・呼ぶのならドーターでしょ」


「悪いな・・・俺は英語が苦手なのだ」


「英語??また、よく分からない言語を言うわね・・・」


英語?という言語をよく話す国王。この人異世界から来たのかなと思うほどこの世界の人に見えないことがよくある


「まあ、マイシスター。俺は彼の選択に支持するよ。彼が強くなることに反対するほど君は彼に期待していないのかい?」


「そんなわけがないでしょう。私だってシオンのことは期待しているわ。でも、今回については無視できない。あなたも言ったでしょ、あと、誰がシスターよ。何度も言わせないでくれないかしら?ぶん殴るわよ」


「ファザーに向かって殴るだと!?そんなことを父は育てたつもりはありませんよ!」


暴力反対!と書かれた看板を持って抗議している王様。どこから看板を出したの?と僕は見ていると


「とりあえず、馬鹿父は黙りなさい」


「そうだね・・・


だが、断る!」


「そうか・・・死ね」


顔を殴られて吹っ飛ぶ王様。助けたいけど正座されていて助けることはできない。シルファは冒険者組合の副総帥の座を着いている実力者。僕とは天と地の差があるので助ける前に気絶される


勝てるわけがないので見るしか僕にできることはない。できることどころか何もできないの方が正しいけど・・・


「酷い!ファザーに対してこんなことをするなんて・・・!」


無傷で起き上がる王様


「カズンよ!シルファを止めてくれ!」


「いや、無理です」


何を期待しているんですかこの人。僕に死ねと命令していると同等の無茶振りですよ!?


「シオン程度で私を止めることはできない。さて、馬鹿父。何か言い残すことはあるか」


シルファが王様に言うと


「・・・楽しかったな・・・」


「終わりだ」


刀を出して王様を襲う







「ってことで俺は死なないのさ」


「いや、分からん!!」


「んなわけねえだろ!!」


「情緒どうなってんだこの人・・・」


シルファの攻撃を受けて大量の血を流している王様。それでも、元気ピンピンであり、顔色は悪くない。一見見ると早く治さないと死んでしまうほどの重症であるがこの人からしたら問題ないのだろう。それだけでも異常だけど・・・一般人なら死んでもおかしくない致死量を超えている血を流しても元気だ。あいからず、異常な耐久力と生命力の方だ。僕でもできないことを見えてくれる


僕でもここまで血を流せば死ぬ自信がある。というより、ここまでの重症を放っておいて生き残る自信がない。王様の下には死んでもおかしくない量の血の池があった。魔物の血の量より多い


なのに、元気ピンピンの状態なのはおかしい。僕の常識がおかしいのか王様の体が異常なのか分からない


「俺がここで死ぬような人ではないことは君も知っているはずだ。カズンよ」


「・・・うん、分かった」


思ったんだけど僕、カズンじゃない。


「分かっていないだろう・・・その反応は・・・!俺のカズンが!なんで分からない!」


「私の従兄弟であるけどあなたの従兄弟じゃないでしょ。何を言っているのかしら・・・この馬鹿父。話が大分ズレたから元凶たるこの変人は置いといて」


「誰が元凶だ」


王様はシルファを睨む。放っていいのかな?


「あの・・・シルファさん。あの人を放ってい「シルファと呼んで。従兄弟にさん付けは不要よ」はい・・・」


僕を睨むシルファに恐怖を感じた。この人怖いです・・・従兄弟なのは事実。ここまで怖い従兄弟だとは最初の出会いがあった小さい頃のシルファとは想像つかないな・・・


「ううっ・・・昔のシルファは可愛かったのに・・・」


「いつまでも過去に縋り付かないでくれないかしら?馬鹿父」


絶対零度の鋭い目で王様を見下ろす。王様が言いたいことと気持ちは分かるでも、シルファがいう通り、いつまでも過去に縋っていては駄目だ。今回のように・・・


「さて、我が弟。貴方が"ダンジョン"に行くのなら、私を連れて行きなさい」


『え?』







次回もお楽しみに〜

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