第一章 32話 元迷宮(ダンジョン)の管理者アルス
次の日
「なんだいなんだい!私に用事でもあるんかい?」
とある場所にて、ある男性が女性と一緒にとある飲食店にいた
女性のほうは不機嫌な顔をしている
「そう睨まないでくれ。今回の話については少し重要でね。私を睨むのはやめてくれないかな?」
オーバーロードは女性と一緒にいた
「睨むも何も突然私のところに来だと思ったらご飯を奢るとか何か用でもあるんのかい?オーバーロード。お前が突然訪問するなんて珍しいじゃねえか」
「そうかな?私はいつも同じことをしていると思うが・・・君がそう思っているのなら本当なんだろう。話っていうのは先日・・・私のパーティに新人が入ってね。冒険者になって僅か1ヶ月の新人冒険者なんだが昨日驚くことがあった君に聞きたいと思ったんだよ」
「聞きたいことだぁ?私に聞きたいことってなんだよ。その新人が期待の新人だから自慢か?いや、お前がそんなことに急に訪問するわけねえな。その新人が何か問題でもあったのか?」
女性はオーバーロードに何があったのか聞く
それにオーバーロードは昨日の出来事を伝える
すると彼女は驚愕した
「はあ!?僅か一ヶ月でランク2の冒険者に昇格した!?なんだよその新人・・・あの太陽の女神の息子なら餓鬼の頃から冒険者として修行していたはいえ、一ヶ月でランク2に上がるとは思えねえ・・・だが、ランクが上がった原因については理解できる。迷宮の管理者と戦闘になって倒した・・・1人だけではないのは分かるがそんなに早くランクが上がるとはな」
迷宮の管理者が現れてその場にいた冒険者と共に戦闘して勝利したのが理由ならば頷ける
下位竜の討伐数が3体目であるのもまだ理解できるがまさかの迷宮の管理者が現れるとは思わなかった
「彼の目をやったのは管理者が原因か。ダンジョンの均衡を保とうとするのは昔ながらやることだ。倒したなら代わりの者をすでに出しているだろう。敗北するのは予想外なのはあちらも同じ。どうなろうが私には分からん」
「そうだね・・・彼が強くなったことはいいが今回の件でランク2の冒険者になった。これは他の冒険者パーティが黙っていないだろうな。太陽の女神の息子と言うことは王族の血筋を持つ存在。王族の血統の覚醒とかあるんじゃないのか・・・」
王族の人間が冒険者になるのはよくあること
『太陽の女神』のリーダーフレイヤを代表に王族の人間が冒険者になって活躍することはよくある
異例な成長も王族の人間が小さい頃から修行をしていたのなら分かる話
しかし、それで終わるような問題ではない
「それは私には分からん。しかし、問題がある」
「迷宮が王族の人間を狙った・・・ってことなんだろう?」
「ああ、過去にそのようなことはなかったらしいからね」
この国の王族の人間を迷宮の管理者が狙った
これは重要な話であり、ダンジョンが何を考えているのか分からない
今までこのようなことはなかったからだ
王族関係者を襲ってはいけないと言うルールがなかったのもあるかもしれないからなんとも言えない
「少なくても王族だから贔屓しているわけはないよ。そんなことをしているくらい冒険者が少ないってわけではないし」
「・・・・・・はあ〜そうなるとこれからも起きると言うことかな?私は管理者の事情なんて興味なかったからあんまり知らない。元管理者の君なら知っているから聞きに来たってところなんだよ」
女性ー元迷宮の管理者アルス
性別を持たない管理者である
彼女の担当だった階層は130階層から150階層
なのでオーバーロードとは知り合いなのだ
「少なくても王族だから贔屓しているわけではない。そもそも、王族でランク10オーバーなんて過去にいたのは1人だけなのよ。ランク10なら何人もいたけど・・・いや、今もあるけど、過去に襲ったことがあるかもしれないから分からないわ」
過去にランク10オーバーに至った王族出身の冒険者は1名
それ以外にいた王族出身の冒険者でランク10オーバーに至る者は居なかった
ここ数十年で5人も現れたが彼らは王族の人間ではない
この5人の中で貴族なのは3人であるがそれ以外の2人は冒険者をしている一族でもなんでもない
なので、王族が必ず高ランクに至るような血筋でもなんでもない
地位関係なく、やるのが迷宮であり、差別なんてしていては批判が来るだろう
「まあ、そんなことを考えるほど迷宮がするとは思えないわよ。というか、その前に私よりも上の担当の奴らが何を考えているのか分からないし、どう考えても彼をこれ以上手を出すとは思えないわ。ランク2に上がった要因は管理者をのやりすぎだからね。手を出さなければもう少し時間がかかってランク2の冒険者になったのに・・・自業自得よ」
「・・・・・・彼がこれからどうなるのかは私には分からない。最強への道に歩く青年を応援しないといけないだろう?我々はそうやって応援していくことで迷宮は存在してきた。何百年も生きるほどにね。今回は愚かな選択ってことなんだね・・・どうなるやら」
『ふふふ・・・』
2人は不気味な笑いをした
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