第一章 16話 オーバーロードの正体
「貴方が・・・・・・ん?」
隠れていた僕、シオンは隠れるのを辞めて現れると女性は僕に近づいて見る
僕の顔をずっと見ているからお礼をいうタイミングがない。
ずっと僕のことを見て無表情になっている・・・僕の顔に何かついてのいるの?
ご飯食べていないけどまだ・・・頭の上にゴミでもついているから探しているの?
いや、それはないでしょ・・・なら、どうして僕の顔をじっと見ているんだろう・・・
「へえ・・・可愛い・・・」
「え?」
なんて言ったこの人?
「ふっそろそろか・・・」
※何かに察知した
(そろそろ面白いものを魅せてくれるな。私の計画通りに・・・)
オーバーロードが作った冒険者パーティ『ムーン・ナイト』は全員女性だ。
彼がハーレムになりたいという欲望で作ったわけではない。
本来曰く、自分がハーレムを作るなんてつまらないらしい。
何やらこだわりがあるようだが・・・
彼には子供がいる。
それはいいとして何故、このようなことをするのか。
自分が冒険者ハレームみたいなことを面白がってやっているのか。
それは過去に辿る
7年前
「驚いたものだぁ・・・この私に攻撃できる冒険者がいるなんてな・・・」
お互いほぼ無傷に見えそうな中、決着が付けようとしていた
オーバーロードと戦闘をしているのはまだ、21歳の頃のレイ・アルファードである
「魔法が通じない・・・スキルも通じない・・・お前化け物すぎるだろ・・・階層ボスでもここまで凶悪な力を持ってはいねえのに・・・」
ここは150階層。
ランク10の冒険者ですら辿り着くのが難しく、敗北してしまうほどの超越とした階層
150階層以上に行き、最強クラスの魔物と戦闘を成立していたのは当時の最強だけだった
しかし、その最強を除いて異常な速度でダンジョンを攻略していた男がいた
それが後に最強になるレイ・アルファードだ。
彼の強さは異常だった
当時のランクは8、ランク10かランク10オーバーではないと辿り着けない領域に踏み込んだ。
オーバーロードは人間ではない。
冒険者と何故、対峙をしているのか。
それは人間ではなく、魔物ー魔物の上位互換の魔人という領域にいる者だからだ
それは120階層以上になると現れる。
魔神の出現は120階層以上であり、オーバーロードのような存在が現れてもおかしくはない
と思われた
だが、彼は魔人の領域を超える怪物なのだ
吸血鬼の真祖
吸血鬼の中で最上位・・・トップに立つ男なのだ
ダンジョン中で最強クラスの実力者
150階層のボスとして勤めていた彼によってランク10の冒険者は戯れにしかならなかった
150階層以上に行けた冒険者は過去を含めて少なかった
過去を入れて15組ほど
数百年以上の歴史でも彼に勝てる冒険者は少なかった
過去の冒険者はパーティとして複数人で挑んでいた。
単独で自分を相手するような冒険者はいなかった。
20年ほど前、異次元の成長速度でダンジョン攻略をしていた単独の冒険者がいた
それが当時最強の冒険者
わずか2年でランク20という脅威的な成長速度であり、歴代の冒険者の中で最強と言われるほどの強さを誇っている。
現在もダンジョン攻略をしている現役であるがその成長速度は冒険者になったばかりの時代と比べて落ちているとはいえ、異常の強さを誇っている
現在、ランクがいくつなのかは分からないがランク10オーバーの基準の倍以上は軽く超えているだろう
それから20年ほど経った頃、ランク6という150階層にたどり着いた新人がいた
それがレイ・アルファード。
当時最強である冒険者と同じく、単独で来たのだ。
オーバーロードは驚いた
ランク8の冒険者がここまで来れたことを
いくら家族がお金をかけても王族がお金をかけても辿り着くことが不可能といわれたこの領域に立つことが・・・彼から感じるのは異質な覇気。
(そうか・・・ランクではなく、技量が異常なんだな)
戦闘経験が豊富なのかは分かる。
成人になる前にダンジョンでも潜ったのかと考えてもおかしくない
(聞いた話ではダンジョンに潜れるのは成人だけ。成人年齢を上げたのは3年前・・・わずか・・・いや、1年経たずにこの領域に来たのかこの男)
「驚いた・・・ランク8の冒険者がここに来るとはな。君はパーティの仲間と一緒じゃないのか?」
煽るように言った。
他に人がいないことから単独でここまできたのは分かる。
もしかしたら、後で仲間が来るのかと考えて聞いてみた。
「冒険者パーティには入っていない。俺だけでここに来た」
と答えるだけ。
答えた後に睨むレイにオーバーロードはまた驚く
(1人だけでか・・・あの男のような異常な成長速度でもなく、複数人で挑むことなく、この領域に来たと、異常だな本当に・・・なるべく、魔物と対峙せず、ここに来たのか?いや、それはないな。階層ボスを全て撃破してここに来たのならば魔物を倒してここに来てもおかしくない。ランク8の冒険者がここに来るにしても彼の上昇率は異常だ。あの男以来)
分析して敵の強さを見定める。
『鑑定』でステータスを見る
レイ・アルファード
ランク8
称号 努力者
力 7180
守り 7614
素早さ 17190 限界突破
魔力 21070 限界突破
スキル 『成長者』『物理攻撃無効』『精神攻撃無効』『魔力攻撃無効』『魔力回復(9割)』『幻想』『鑑定』『料理』
(何故、素早さと魔力がここまで高いのだこの男・・・)
ステータスが異常だった。
素早さと魔力は力の2倍以上でわずか1年ほどで強くなった冒険者にしては異常だ
オーバーロードは対象の年齢を分かるような力を持っている
力を持っているというより対象の肉体年齢についての情報を読み取ることはできる
それによって冒険者の熟練度をある程度把握できることができる
だが、この力はほぼ意味がない
『鑑定』を持っていなくても対象の力くらいは把握できるほどの力があっても通用しないことがある
今回のように
「ふん、化け物め」
「はっ!違えよ・・・人間だ」
次回もお楽しみに〜




