第一章 12話 口喧嘩?
「ランク1からランク2の上げ方・・・ですか?」
飯屋で話しているヘルさんが僕にランクの上げ方を教えてくれる。
ランク1から上げる方法?
普通に魔物を倒せばできるんじゃ・・・
「そうだ、ランク8の冒険者の俺が教えよう。君は竜殺しなんだろう?竜を倒せばランクは上がるんじゃないかと考えている。それはどうかな?」
「・・・・・・」
下位竜を倒せばランクが上がるとは考えていたけど・・・すでに2体倒している。
だけど、ランクは上がらなかった。
30階層から31階層に上がって魔物を倒したりとランクを上げるには地道にやるしかないと考えている。
それでも、31階層以上の階層に言って魔物を倒すことはなかった。
それは僕の限界、ランク1の冒険者では31階層以上の魔物を倒すには厳しい環境だった。
だから、25階層以上の魔物を倒していた。
自分が強くなれるような環境で強くなるしかなかったから
「ランク2に上がるにはステータス1000以上になること。これを達成するには一般的にはたくさんの魔物を倒すことになっている。これは間違ってはいねえ、魔物を倒せばステータスは上昇するからな。だが、これより簡単に上げる方法がある。難易度は高いがな」
その方法とは一体・・・・・・
「その方法は
下位竜を3体倒すことだ」
「!?」
あの竜を3体倒す!?
それでランク上がるとは思えないけど・・・下位竜は竜族の中では1番弱い竜だけどランク1の冒険者からしたら危険すぎる魔物。
飛行しながら炎を吐いたり、爪で直接攻撃したりと近接と後方の攻撃をできる魔物
《下位竜のステータス公開します
下位竜
ランク2
称号 竜族
力 1400
守り 1100
素早さ 1200
魔力 2000
スキル なし》
ランク2の魔物であり、ランク1の魔物とは格が違う。僕が勝てた理由は下位竜には空間操作による攻撃を防御する手段がない。
それでも、強いのは変わらない、ステータスは僕以上であり、ランク2の冒険者でも単独で勝利することは難しいほど・・・うん、だから、僕が異常なんだ・・・・
「君が何故、ランクが上がらないのか。それは君が強すぎるからだ。本来、ランク1からランク2に上がるのは数年かかる。早くて1年以上、遅くて3年ほど。これは個人差があるから3年以上かかることはある。俺は1年でランク2に上がったから早い側の冒険者だ。一年にランク上がるペースにね。話を戻そう、本来、下位竜を一体倒せばランクは上がるんだ。だがそれは、竜族との戦闘する前にすでにある程度ステータスが上昇しているかの話。君は強すぎるからその経験値が足りなくてランクが上がらなかった」
本来ならば竜族との戦闘でランクが上がるはずだったところを僕はステータスが未熟だったから上がらなかったと・・・
経験値が足りなかったからランク2になる条件に届かなかった・・・
「竜族3体倒すとはどういうことですか?」
気になったことを言うと答えてくれた
「ランク1からランク2に上げるのに必要な経験値は下位竜3体分。1体につき、上昇するステータスは異なっているけど3体倒せばステータスが上昇するのに個人差があろうが関係なく、ランク2に上がる」
そんな方法が・・・・・・というより・・・
「それ・・・ランク1の冒険者ができるようなことなんですか?」
竜族を相手に3回勝利なんて無理なのでは?
2回勝利しているとはいえ、次勝てるのか分からない。
左眼がやられた現在では勝てない
それよろも驚きなのは過去に下位竜をランク1で3回も討伐したことがある人がいるということ。
竜族を3回も倒せる冒険者が過去にいたことに驚く
「竜殺しをしたことがあるとはいえ、この方法は現実的ではないと思ってくれて良かったよ。君、冒険者界隈ではやばい人だと思っているからね」
「え?」
どういうこと・・・?やばい人じゃないはず・・・
「マジマジ!異常な成長速度をしている新人冒険者と噂しているよ。あの最強ですらランク2に上がるのに半年、最強の冒険者の前・・・先代の最強は8ヶ月の時間がかかったんだ。2ヶ月でそれほどのステータスなのはそうそう、居ないのさ。先代って言ってもまだまだ現役の人だが・・・アレに関しては異常だからな・・・俺と同い年のアルファードなんて8年でランク33。一年で4ランク上がっていることになる。やばいだろう?成長速度が・・・同い年なのにここまで差があるのだからよ」
遠い目をするヘルさん
「まあ、俺もあともう少しでランク9に上がるけど」
え?ランク9に上がる?
ランク8からランク9に上げるのは簡単じゃないはず・・・母さんがランク8からランク9に上がるまでの期間が確か・・・3年だった。
母さんよりも早くランクを上げるなんて・・・
「ランクってそんな簡単に上がるものなんですか?」
思ったのはランクの上がり方。
母さんや母さんと同じパーティメンバーの話ではランクを上げるにはかなり時間がかかる。
大抵の冒険者がランク3からランク5で引退するほどランクは上がりにくいと言われている。
それなのに10年も経たずにトップクラスになっているこの人たちがすごい
「ランク上げが簡単?いやいや、簡単な話じゃないよ。俺達の場合は死ぬほど魔物を倒してきたからだ。スキルが強い人なら簡単に魔物を倒せる。いえば、スキルが強いのか弱いのかによって異なる。それでも、危険はあるからな・・・」
簡単な話じゃない・・・普通は何年もかけてようやく、ランクが上がるという話みたい。
あんまり実感がないけどそれが普通だからって
そんな感じに話していると店員が唐揚げ定食を持ってきた
「はい!唐揚げ定食です!暑いので気をつけてくださいね〜」
と犬耳を持つ店員が持ってきて僕の目の前に置いてくれた。
テーブルに置いてヘルさんを見る
「あれ?ヘルさんではないですか〜お久しぶりです〜」
ヘルさんの知り合いかな?
そういえば先程、この店の常連って話していたはず、だから、店の人が覚えていてもおかしくない。お客さん顔を覚えるくらいヘルさんがこの店に通っていることが分かる
「久しぶりではない・・・一昨日も来たぞ俺」
え?
「え?1ヶ月前が最後かと思いました〜」
1ヶ月前って・・・話噛み合っていないよこれ
「1ヶ月に10回も来ているのに何故忘れているんだ・・・カミラ」
「存在感が薄いからじゃないですか〜?」
「薄くない」
めっちゃ凄いことを言っている・・・この人!
ヘルさんに煽るなんてなんて末恐ろしいことをするのだこの方・・・!
高ランクの人とか関係なく、こういう話し方をしていると思うけどやったら駄目じゃないの?
「お前・・・俺に喧嘩でも売っているのか?勘弁してくれよ・・・はあ〜・・・やれやれ、あいからず、人のことを煽るな。俺で良かったな。俺以外の高ランク冒険者の中で忍耐が弱い人なら暴れていたぞ」
「大丈夫ですよ〜店長なら止めれますし〜」
「店長に頼るな。そこは『自分で解決しますから』だろ」
呆れてため息しているヘルさん
「さて〜次のお客さんーいた!?」
店員の後ろに誰かが現れて、店員の頭を叩く
「何をしているのよ。カミラ。ヘルと言い合いをしているなんて」
「言い合いじゃないもん!」
「なら、何の話をしていたわけ?」
「ヘルさんと単に話していただけです〜」
「そう・・・悪いのはカミラなのは分かったわ」
「今の話で私が悪いと思ったんですか!?」
「いつもそうやっているじゃない・・・あら、見ない顔ね」
僕を見て笑うエルフの店員
「私はメイ、よろしくね」
と僕に名前を教えてくれた
次回もお楽しみに〜




