第一章 9話 波動の力
現在最強の冒険者と会って数十分くらい過ぎた。2人の言い合いはまだ終わっていなかった。なので、こっそりと26階層に行って魔物を倒していた
魔物の強さは24階層と比べて強く、リハビリの相手になっていた。現在の最高階層は30階層。僕は強くなるために上の階層で魔物を倒している。30階層では僕が2度戦闘して勝利した下位竜がいる。そう、30階層の階層ボスは下位竜なのだ
2度勝利した相手に勝つのは安心感はある。だが、"あの時"のように僕はまた何かを失うかもしれない。それは嫌だ。今回のように左目が義眼に変わるような重症以上・・・体の欠損になるようなことをしたくない。それに、竜を相手に無傷で勝利するのは難しい。ランク1だからなのか敵が強いからの理由ではなく、僕の戦闘経験の少なさが原因だ。もっと強くならないと目標を達成できない。いくら母から強くなるための修行をしてもらっても実戦で今まで身についてきた力を発揮できなかったら努力してきた意味がない。もっと、もっと頑張らないと夢を叶うことなんて出来ない。強くなるには日々の努力が必要
「波動一閃!」
現れた巨大なカメを倒す。魔物の強さはダンジョンの奥に進めば進むほど強くなる。階段を降れば降るほど魔物の強さは強くなる。だから、強くなるためにいい修行相手になるので活用しているんだ。ただ、今の状態ではそれはできない。油断しれば死んでしまう。それだけは阻止しないといけない。命は一つしかないのだから。それに現在は右目しか見えない状況。魔力感知があっても魔力感知をすり抜ける敵がいてもおかしくない
強くなることで夢を目指すことができる。最強の冒険者のステータスを見てまだまだ強くなるべきだと感じた。レイさんと同等になるには何年、何十年かかるのかなんて分からない。もしかしたらできないかもしれない。それでも、強くならないといけない。それは自分のためになるから
「ガァ!!!!!」
巨大な鳥が現れて僕を襲う
あいからず、面倒な相手だよ
「波動一閃!」
頭を切断して倒す。一体でも討伐するには難しいと言われている魔物でもあんまりステータスは伸びないのは辛いけどそれが普通なのが冒険者。簡単な近道は存在していないわけだ
僕のスキル『波動』はある有限の速度で周囲に伝わる力。空間操作による攻撃
相手の防御を無視して攻撃する力でもある
僕の攻撃はほぼ魔物に通じるってわけだ
スキル『波動』のおかげで竜族を倒せるようになったのは事実であるからこの力は強い
「ほお・・・なるほどなるほど彼の力は空間操作による攻撃・・・結界のスキルを持つ者でも防御は出来ない・・・ランク1で竜殺しの称号をゲットした理由が分かる」
「ええ、空間操作による攻撃だから魔法結界を張る竜族でもダメージを与えることは可能よ」
「・・・俺とは違うものだな・・・」
「スキルなしで半年でランク2に至ったあなたが1番異常なの理解している?」
え?スキルなしで?
「ふっあの頃は大変だった・・・ランク2に上がったのは・・・そうだな・・・20階層の階層ボスを20回殲滅してようやく上がったんだよな・・・」
殲滅・・・いや、おかしくない?あそこの階層ボスはスキルを使ってようやく倒せるような敵なはず・・・
「その所存が人を辞めているわよ?20階層のボスはミノタウルス5体よ?ランク1の冒険者でも1人で一体倒せるかってレベルなのに冒険者パーティに所属せず、1人でミノタウルスを全滅させた時は驚いたわ」
ミノタウルス。20階層のボスで5体の集団行動している魔物。ランク1の冒険者が1人で倒せるのか怪しいほど強く。ランク3魔法ではダメージが入らないほどの強い魔物だ
《ランク魔法とはランク毎に分けている魔法であり、ランクが高いほど習得と発動が難しくなる。ランク魔法を獲得するにはランク上げの時に使用ができるようになる。ランク1からランク4まではランク関係なく、獲得することができる。ランク5以上になると条件としてあるランクまで上げると使用することができる。
魔法の習得方法はランク1からランク4までは魔法使いなどの冒険者やまた冒険者によって教えてもらうなどをして使用できる。ランク5以上になるとランク魔法についての本をランクが上がった時に自動に対象の冒険者に送られる
ランク1魔法
普段の生活にサポートしたり、下層の魔物なら倒せる魔法。19階層までなら普通に魔物に通じるくらいのそれなりに万能な魔法
ランク2魔法
ランク1魔法の上位互換で冒険者に進む人なら冒険者になる前に獲得するべきと言われるほどの魔法。ミノタウルスにようやくダメージが入ると言われるほどの火力が出せる魔法
ランク3魔法
ランク2魔法より上のランクの魔法であり、習得するには難しいと言われている。武器専門の冒険者は獲得しないがここまでのランク魔法は獲得するべきと言われている。使用者は多いので冒険者業界で持つべきランク魔法と言われている
ランク4魔法
武器で戦う冒険者は獲得していない魔法で魔法使いが使用するようなランク魔法。使用者はランク2の冒険者からいるがこのランクの魔法を使用するのはランク3の冒険者から多い
ランク5魔法
習得難易度が高い魔法であり、ランク4の冒険者から獲得できる領域の魔法。この領域の魔法を獲得する冒険者は全体の20%以下であり、使用者はそれなりいるが冒険者によっては使うことができないと言われている
ランク6魔法
習得難易度がランク5魔法より高く、ランク5の冒険者から獲得できる。ここまでになると全体の10%も満たない。持っている魔法使いはいるので80階層から見ることができる魔法である。たまに80階層以下でも見ることはできる
ランク7魔法
習得難易度が一般の冒険者なら無理と言われているほどの領域に至っているランク魔法。ランク7の冒険者から獲得できる。この領域の魔法になるとダンジョン外で発動することが禁止にされているほど危険で使用者に厳格な罰則がされることになる。使用者が少ない
ランク8魔法
冒険者の上位3%以下しか使用することができない魔法。消費する魔力が多く、一つの魔法に2000近くの魔力量が消費する。ランク8の冒険者でも4回ほどしか使用ができない貴重な魔法である。ランク7魔法と同じく、ダンジョン外で発動は禁止にされている
ランク9魔法
ランク8の冒険者ですら使用できないほどの強力なランク魔法。危険すぎるランク魔法の領域と言われ、この領域の魔法を使える冒険者は魔術師と世間から言われることがある。階層破壊はできないが魔法に耐性がある魔物でも耐えられないと言われるほどの危険すぎる魔法のため習得難易度はかなり高い。消費魔力は4000から6000くらい。使用できる冒険者はほとんどいない
ランク10魔法
ランク10オーバーの冒険者しか使えないと言われる伝説レベルの魔法。ダンジョンの階層を破壊することが可能と言われるほど最強のランク魔法。ランク10の冒険者ですら使えないと言われるほどの規格外の魔力消費をすると言われている。消費魔力量は10000以上と言われている。使用者は何人いるのかは不明》
そんな魔物を魔法や武器などの補正があったとしてもスキルなしで勝利するなんておかしい
「普通さ」
「普通の基準おかしいわよ貴方」
「ええ・・・まあ、ミノタウルスを倒した方法はランク4の魔法とか使用していたから倒せたし、独学で頑張っていたとかそれなり努力してから挑んだからな。準備して戦闘をしていたんだ。何もせずに挑んだわけではない・・・そう考慮しても彼は異常だよ。俺ですらランク1で下位竜を倒せなかったし」
「そうでしょう?私の弟は強いからね。それに相応しい力じゃないと駄目でしょう!」
「ブラコンかお前・・・ブラコンの人に関わるとこうなるんだな・・・やっぱり・・・」
「ん?なんか言った?」
「アエナンデモアリマセン」
とどこから会話が聞こえる。無視して戦闘を続けると26階層の魔物は大体居なくなった。数百体ほど倒したからこの階層にいる魔物はいない。でも、1時間過ぎたら元通りに近いほど魔物が増える。魔素の濃いダンジョンでは魔物が現れる速度が速い。上の階層であればあるほど魔物が現れるスピードは早くなる。1階層すらその階層にいる魔物を倒しても2時間で元に戻る。それほど魔素は濃い
普通の人間ならダンジョンの魔素を取り込むと死んでしまう。魔素は毒であり、人間に害を与える。これは普通の人ならの話。魔素に対して耐性がある亜人ならばダンジョン内の魔素を取り込んでも死なない
魔素を取り込むことで自身の魔力総量を増やすことができる。なので、亜人は人間よりも魔力量が多い。レイさんも亜人なのかな?魔力だけ異常に高いし
「俺人間なんだが・・・」
「人間にしては魔力多くないかしら?」
「亜人は特有スキル『魔素変換』があるからな。魔素を魔力に変換することが可能だから魔力の上昇率が人間より高い。俺の場合は魔力量を増やすためにひたすら鍛えたからだよ。魔法を使用しれば使用するほど増える。そういうシステムがこの世界にある。それに気づいた俺はひたすら魔法を使用して・・・魔法を使用する回数が普通の冒険者より倍以上・・・数十倍以上使用してきたことで異常に多いのに過ぎない。あとは魔物の魔力を自分の魔力に変える能力を持っている奴もいる。俺よりも魔力が多い奴がいてもおかしくない」
81000よりも高い魔力持ちがいたら怖いよ。でも、魔物ならいるかもしれない。それは否定できないけどそこまで魔力が高い冒険者なんているの?10ランクの人でもステータスは1万以上。8万以上の魔力を持つ冒険者なんて10ランクオーバーしか居ない。10ランクオーバーって数人しかいない。10ランクオーバーの中でこの人より魔力量が多い人っているのだろうか?
いたら怖いよ本当・・・そういえばシルファってランク幾つなんだろう・・・聞いたことなかったから知らない
ってシルファのことはいいとして、次の階層に行こうか
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次回もお楽しみに〜




