表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

八月の舟

作者: Techtech

 何度目かの水面を、いつもどおり、ゆっくり渡っていく。今日は、最近再会した古い知己と一緒に。


 私はケーキの方が好きなんだけど。和菓子を手に彼女が尋ねる。いつもおはぎなの?


 これはおはぎじゃないよ。いつも私のために、用意してくれるの。その気持ちが、いまもありがたい。


 私の迎えがきたみたい。乗っていく?


 彼女のお誘いに、かぶりをふる。


 渡ったばかりだから、彼女も周りも気が急いているのかも知れない。


 水は続いて、でも流れていく。穏やかになってきた気持ちのそばに向かうときは、ゆっくりの道行きでいい。


 緑の馬に跨って先を行く彼女を照らす月が、水面に揺れる。


 つきしらず、月を映して、うつしよへ、よる辺たずねる、甘い夜の舟。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ