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(二)-8

 そんなことを思いつつも、誰が本人なのか、行き交う同級生をじっくりと観察しながら、新入生の教室へと向かった。

 一度自分の教室に立ち寄り、他の教室へ行ってみた。教室では、同じ中学出身者同士が入学を喜び合い、また再び同じ学校へ通えることについて楽しそうに話していた。

 私自身は三中出身という設定だった。前の任務で三中にいたのだ。だから同じく三中から進学した顔見知りの人間もいなくはない。しかし、仕事に支障がでてしまうので、あまり深い仲にならないよう気をつけていた。だから新学期だからといって、手と手をつないではしゃいだりはしないのだ。


(続く)

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