閑話:呪詞とは★
呪詞【※造語】
呪いの紋章師、ウルが唱える呪文の事。
紋章師により表記が変わるが読み方は変わらない。
例えば、火の紋章師の呪文であれば”火詞”水の紋章師の呪文であれば”水詞”となるが読み方はすべて”のりと”となる。
この呪文に関しては戦士系の紋章師も使う。
例えば斧の紋章師バラガムが唱えた”一斧両断”という技も斧詞である。
呪詞の文言に関しては表記上読めるようにはなっているが、この文字は漆闇妖精の考案した古代文字である。
発音、表記共に非常に難解で複雑。
歴史上、文字というものは過去に遡るほど単純な記号や原文字になっていくはずであるが
紋章師のつかう古代文字だけは非常に複雑化されている。
一文字の画数だけで80画を超えるものもある。(日本語で言う、旧漢字を想像してもらえればわかりやすい)
その為、結界術などを使用する際の魔術陣などは特に知識量と記憶力が試される。
古代文字の魔術陣をひとつ正確に描くだけでも相当な訓練が必要といわれている。
一文字でも(極端な話一画でも)文字に間違いがあれば結界術は発動しないからである。
呪文につかう古代文字だけがこのように複雑化した理由は定かではない。
ただ、魔術の研究者によると呪文に使う文字の難易度を上げることで
魔術の乱用を防ぐという意図があったのではないかと推測されている。