こんこんと
疲れ果て はやめの夜が おとずれる
車窓に見ゆるは 薄暮れのそら
解説
スキーの終了後バスで別の場所に移動しているときの詩です。眠っていることを『夜の訪れ』として捉えて見ました。北海道は日暮れが西日本よりもずっと早かったですがそれでもまだ日没を迎えてすぐ(大体四時頃です)で夜とまではいえない空が広がっていたので『早目の夜』です。
わざわざ『はやめ』を平仮名にしているのは先程の『早目』と『速雨』で掛詞にしているからです。
『速雨』はにわか雨を表しています。今回は雨というよりは雪でしたけどそこは表現ですね。
『速雨』は本来『はやさめ』と読むのですが掛詞にはこのようなものもあったと思うので大丈夫だと思います。(多分?)