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本徒然草  作者: 松本 晶
8/9

プロジェクト・ヘイル・メアリー

 この本であるが最近話題である。星野源がラジオで紹介し、その影響でかなり売れているわけである。

 そのネットニュースを読んで気になってみて、買ってもらって読んだわけである。

 ラジオでは、帯やその他事前情報を全く入れずまっさらな状態で読むのがいいという感じで言われており、自分自身そのようにして読んだわけである。よって、この後はネタバレにもなってしまうので、これから読もうと思っていたりする方に関しては先入観なくという気持ちでいるのであれば読まないほうがよいわけではある。


 ジャンルはSF。このジャンルの本はほとんど読まない。そして映画もヒューマン系が好きであり、最近はもっぱらキッズにつきあってしか映画はみていないということで、同じ作者の作品である火星の人も読んでいないし、その映画版も全く見ていないし、ストーリーも知らない。ある意味まっさらで初心者として挑戦したという感じである。

 この物語、ここはどこ?私はだあれ?という状態から始まり、少しずつ紐解かれていくのである。現状、そして過去の自分を思い出していくという2本立てでストーリーは展開していく。途中まどろっこしくなるところもある。知識が豊富で宇宙やら理論やらについて事細かに描かれている。SF好きにはたまらないだろうなあというところも、初心者としてはちょっと飛ばし読みしちゃいたくなる。展開は旦那に言わせるとまどろっこしいというところではあるようであるが、すごく大きなドカーンといった展開ではないといえばないのかもしれないので、読むのに時間がかかったりする部分もありつつ。

 ただ少しずつ紐解かれる展開とか、本人が抱える問題が次々と出てきて、それをどう対処するか、どうしていくのか、そしてなぜ彼はここにいるのかがわかるとき、達成感というかそうかという思いにつながる。ラストの展開も嫌いではないし、その後彼は帰還するのかいなかというのも気になるところであったりはする。

 ということでSF初心者でも楽しめて、読んで損はない作品であり、他人にすすめられるわけではあるのだが、自分の中では大絶賛までは到達しないで、読破したあと、今がチャンスとメルカリで売ってしまったという現実もあったりするのである。より多くの人が読む機会を作ったよということで一つよろしくなのである。

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