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透析を止めた日
「私たちは必死に生きた。しかし、どう死ねばよいのか分からなかった」難病により若くして透析となった夫と人生を共にした筆者。出会いから透析、移植、そして末期、死に至る部分が第一部。
二部は著者が透析をめぐる諸問題や今、どのような医療があるのか取材に基づいた展望である。
ノンフィクションの作品。そしてとても評価が高いものと知り、気になっていたのである。福祉にかかわる仕事をずっとしており、お客さんとして関わる人たちに透析の人はいたし、ボランティアや民生委員さんとか、かかわる職員さんの中にも透析の人もいた。親戚でもいるし、透析対応の病院も多く、わりと身近なものではある。
透析というものが週三回行われていて、時間がかかるもの、それがないと死んでしまうこと、シャントを使い、それがだめになると別のところというのも知識とはしっていたけど、実際透析をしているとき、どういうものなのか、そして末期どうなるのかは知らないでいたと感じさせられた。
筆者の文章の力に引き込まれ熟読。
おすすめの一冊ではある。




