第5話 初めてのアルバイト
私とガイは、ハスの村で家を借りる事とは、出来たけど…働かないとお金が無いので、私とガイの出来そうな仕事を最初は、ハスの村で探していたけれど、ハスの村は、人口が三十人ほどなので、私とガイの出来る仕事が見付からなかったので……ハスの村を下りて二十分ほどの所にスピネルという町があるので、私とガイは、スピネルの街に仕事を探しに行くことに決めた。
「ガイお仕事あると思う?」
「どうだろうな…正直探してみないことには、分からないし…研究以外したことないから俺に出来る仕事ってあるのかっていう不安が一番だな」
ガイは、終始不安そうな顔だった。
「ガイが出来る仕事が無いって言ったら私も何も出来ないということになるんだけど…」
「きっと大丈夫だよ…何となくそんな気がする」
ガイに大丈夫と言われると根拠は、無いけど…何故か大丈夫な気がしていた。それからスピネルの街についてバイトの貼り紙が見ていると、食堂のナノハナという所が皿洗いと接客のアルバイト募集していたので、初めてするアルバイトでは、良さそうと思ったので、ガイと私は、その食堂に向かうことにした。
「すみません…俺とリナリアは、アルバイトの募集を見てここに来たのですが…」
「はい、採用です。私は、店長のカンナと言います。二人のお名前を教えて貰えるかな?」
見た目は、三十代前半くらいだけど、綺麗な赤髪でミディアムぐらいの長さで、瞳の色も髪の色と同じで目で追ってしまいそうなほど美しい人だった。
私とガイが食堂に入ってすぐに、採用と言われたのでびっくりしてしまった。普通は、面接とか色々聞かれると思ったのだけど、ある意味勇気があるとおもってしまった。
「私は、リナリア・シトリンです。私の隣にいるのは、ガイ・シトリンです。あの…いきなり採用って良いのでしょうか?」
「俺も思った色々聞かれると思ったんだけど…」
「聞く必要性は、無いよ、見て分かるくらい二人とも良さそうな人だし、問題ないよ…アルバイトのやる気さえ、あれば十分だから、面接で根掘り葉掘り聞かれるの私も嫌いだし」
多分、カンナ店長は、、ずっとこういうスタイルでやって来ているのかなと思った。確かに面接で色々聞いた所で仕事の仕方などは、変わったりしないので、カンナ店長の言うことも分かるような気がした。
「ガイさんは、皿洗いでリナリアちゃんは、接客の方にやって貰えるかな…取り敢えず奥の更衣室で制服に着替えて貰って…作業の方は、ゆっくり、やりながら覚えて貰ったら良いから」
そう言われて私とガイは、更衣室に向かっていた。
「まあ、何であれ雇ってもらえたのは、嬉しいな。上手くできるか分からないけど、リナリア、一緒に頑張ろうな」
「そうだね。出来る事から少しずつだね。」
私とガイは、着替えてから、カンナ店長から軽い仕事の説明を聞いてから仕事に取り掛かっていた。最初は、初めてで色々手探りで何度も失敗しつつも、カンナさんは、怒らずに優しく教えてくれて、それで何度も反復で接客をしていく内にコツを掴んで来て、その日は、何とか乗り切ることが出来ていた。
「ガイさん、リナリアちゃん今日は、お疲れ様…どうだったバイト?」
カンナ店長は、私とガイの顔を覗き込むような感じで感想を聞かれていた。
「かなり今日は、かなりボロボロだったと思います…皿を数枚割ってしまいましたし…」
ガイは、少し落ち込んでいた。
「私も結構失敗したので、色々と焦りました…」
「二人ともアルバイトの初日にしては、良く頑張ってくれたと思う、だから、また明日からもよろしくね」
カンナ店長は、私とガイのこれからの少し成長に期待してくれている様子だった。
カンナ店長に挨拶をした後に、私とガイは、家に帰る道中に二人でアルバイトの失敗した所を言い合いながら、お互いに聞いて貰いつつ、お互いに励ましあっていた。
「今まで研究以外して来なかったのが、こんなに影響出て来るとは、思わなかったよ…学生の時に少しでも何かアルバイトでも、やっておくべきだったと少し後悔してる」
俺が昔にアルバイトをやってなかった事を今更後悔しても変わりは、しないけど…今だけは、後悔しておきたいと思った。
「ガイも私もお互い様だよ…二人で頑張って仕事覚えていこうよ」
ガイも私もスタートは、同じなのでガイに置いていかれないように今は、頑張って付いていくしかない。
「そうだな…明日も頑張るか」