量産型草食系男子高校生の俺だが夢の中だとリア充になりつつある件
小説を含め、漫画、アニメ作品は作者の性癖と妄想が詰まっているものだと思っています。この文章からするとこれは僕の性癖と妄想が詰まっているのだろうw
小説というものを初めて書いたので拙い文章ではありますが温かい目で読んでください。
なんと表せばいいのだろう。高嶺の花?いや、そんな言葉で表すこともできない。
僕が好きな理想像である。成績優秀。端正な顔立ちにうっすらと片目が隠れたショートボブの髪型。みんなから支持されるているものの、自らは目立ちたがらない。本当に同級生なのだろうかと思う気品。そんな女の子だ。
それと比べて自分はどう思われているのだろうか。おそらく、最も対極の存在だと言っていいだろう。学業。運動能力。外見。全てにおいてアベレージ。普通すぎて面白くないといったやつだ。
しかし、僕にはひとつだけ特技がある。特技と言えるかわからないが、それは夢だ。
人よりも多く夢を見る。そして現実とは見分けがつかないほどリアルなのである。だが君の●はのような某入れ替わり展開はない。楽しい夢から怖い夢、スリラーだったりSFだったりジャンルは様々だ。夢は疲れている時によく見るというが自分はランダムだ、身体、精神共に関係ない。
夢の中では脚が速くなったり、空を飛んだり、スーパーヒーローになったりする様な楽しい夢。そう、どんな夢でも見る。だがそれは突然ある日から夢を現実と区別することができ、自由に夢の中の体を動かすことができる様になったのだ。
気づくと学校に行く支度をしていた。だがこれは現実ではない。そう、夢の中なのだ。いつも通り教室に入ると紙が落ちていた。69点。テストの答案用紙だろうか。名前を見ると「!?」あの子だった。
「俺と1点しか変わらない...」ただ、自分より低くない点数にどこかホッとしている自分がいた。「いやいや忘れるな、これは夢だ」そして、なんの躊躇もなく彼女のもとに届けた。「これ、おちてたよ。」点数を見ていない様にするため点数部分を隠したもののそこは名前の隣という所が痛い。
「〇〇!!」突然その子の名前を呼びながら入ってきた女子生徒。ビックリした僕は気づいた。
「あ、夢か...」やっぱりそうだよなと思いつつ僕は本日2回目の朝食をとる。
学校に着くとまたいつも通りの平凡かつ平均的的な1日が終わった。
そしていつも通りのぼっち帰宅をしようとした時、「テスト拾ってくれてありがとうございます!」
透き通るような綺麗な声が聞こえてきた。
「え?あ、あ、は、はい!」教室の扉を通り過ぎる話しかけてきたのは、あの子だった。
え?え?なんで?夢、だったよな...
それより相変わらずコミュ力の無さを実感した。
あーあ完全に引かれたな。でもわざわざ感謝を言いに来るなんて。やっぱり彼女はまごうことなき淑女だ。
夜眠る前、おかしな事に気づいた。確かに僕は夢の中で答案用紙を拾った。そして彼女に届けた事実。しかし彼女にもその記憶があり、3次元で僕に感謝をした事。なぜだろう。。。結局答えは出るはずはなく、眠りにつく。
また夢を見ていた。
先のことはまだ考え中なのですが、今後のストーリー性に特に迷いがあります。てか受験生なのに俺何してんだろ...
是非感想が聞きたいです。率直な意見をお手柔らかにお願いいたしますw