表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/11

まずは、カミオカンデのおさらい

「スーパーカミオカンデ」と、そこで観測している「ニュートリノ」のおさらいをしておこう。東大宇宙線研究所のサイト等を参考にしている。


もともと、スーパーカミオカンデの前身にあたる「カミオカンデ」は、ニュートリノを観測する施設ではなかった。

「核子崩壊」という、普通には、壊れないと思われていた原子核の陽子にも寿命があって、自然に壊れて別の素粒子に代わるのを確認するのが目的だった。これが見つかると、自然界の四つの力を結びつける「大統一理論」の証明に近づく・・・らしい。

計画をした小柴先生によれば、限られた予算の中で、最先端の加速器を使わせてもらえないような、実績の無い学生のために、加速器を使わない素粒子実験をとも、考えていたともいう。

浜松ホトニクス社の20インチ光電子倍増管の開発もあり、カミオカンデが完成してみると、世界最高精度の実験施設になる。

太陽からのニュートリノの観測に使えるかもしれないと、改良を加えた、新カミオカンデが本格的に稼動させたのが1987年1月。2月には、大マゼラン星雲で超新星爆発があり、世界で初めて超新星ニュートリノを観測。1604年以降に起きた中では、地球に最も近くで起きたという。銀河系の中ですら、100年に一回くらいしか起きない。小柴さんが東大を定年退職をする二ヶ月前だ。本当にラッキーというほかない。

これらがもとになり、小柴先生は、ノーベル賞を受賞。カミオカンデも、一躍有名になった。


ちなみに、大マゼラン星雲は、南天の空にあり、日本からは一年を通しても見ることはできない。超新星ニュートリノも、地球を通り抜けて観測されたものだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ