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第2夜 ―波瀾万丈危機一髪―

皆様お久しぶりです(・ω・)Revです。更新がかなり遅くなりました…読んでいてくれてた方々に大変ご迷惑をかけましたm(_ _)m

なんと言いますか一言…頑張ります!!





「ったく朝からとんでもねぇ恐怖に陥れやがって・・・少しはコッチの身にもなれってんだよ・・・」


「ごっ、ごめんなさい・・・ホントに私何にも覚えてなくて、それで・・・夢の中にそれはそれはジューシ―な肉汁したたるキャベツが出てきてコレは食べなきゃいけないって食の神様の暗示がっ・・・!」


「・・・ってすっかりしっかり覚えてんじゃねえかっ!つうか肉汁したたるキャベツって普通に考えてキャベツじゃねえっての!」


「ごめんなさいごめんなさいっ・・・!」


「ったくよぉ、少しは俺の立場になれって話だよ・・・」





 そういえばやっと思い出せた。昨日の夜は杏樹が漢文の教科書で分からないとこがあるから教えてもらいに来たんだった・・・

 いや・・・杏樹も外国暮らしが長かったわけだしさ・・・分からないところもあるだろうから俺も漢文ぐらいならね、なんとか教えれるかもしれないけどさ・・・なんだよ・・・




『ス〇ミー』って・・・


漢文でもねぇじゃん・・・?



「でも、急に殴らなくったって・・・」


「あぁぁんっっ!?」


「ごめんなさいごめんなさいっ!」


 ってなわけでそのまま寝てしまったって事で今に至るんだが・・・


「あのまま放っておけば俺はお前に喰われてたかもしんないんだって―」



 俺は時計を見る。



「・・・いや、まじでさ、このままじゃ遅刻になるってのおぉぉぉぉ!!」


 現在8時21分。






「ホントヤバいぞ!?どうする?どうする?どうするっ!?マジで俺の皆勤賞がかかってんだよっ!・・・って杏樹?どした?」


「・・・雅人君?」


「なっ、なんだよ」


「雅人君って普段なんかは怖い感じなんだけど意外なとこで真面目なんですね」


「・・・」


「雅人君?・・・私なんか変な事言っちゃいま――」




ゴガアァン!!



「いったぁぁーい!!グーは痛いですよ〜!!雅人君っ!?」


「うっ・・・うるせぇうるせぇ!!別に俺は好きで怖がらせたりしてるわけじゃねえんだよ!!つうか俺は一回も学校休んだ事なんかないからな!!」


 あぁ俺もうなんかグデグデだな・・・わけ分かんない事言っちゃってるし第一俺ってこんな性格じゃなかっただろ・・・


「てか、とりあえず制服早く着て飯を・・・ってああぁ!杏樹お前いつの間に制服着ちゃってんだよ!」


「え?もう昨日から着てましたけど?」


どうりでよく見たら杏樹の制服がよだれだらけなわけだ・・・


「ははは。ったくバカなやつだなぁ」


「あははっ、ホントですね!でも雅人君の服もよだれだらけですよ?」


「ははは!そりゃお前のだろうがよ!」


「あはは」


「ははは」



「遊びの時間は終わりだ。小僧・・・」




ダダンダンダダンッッ!!



 あぁ、なんかこの声聞き覚えあるよ・・・

 もちろんよ〜く覚えてるよ?

 うん・・・なんか『人類が殺人ロボットと闘う』某映画のテーマソングなんかが流れるし・・・(もちろんそれは俺の心の中でだが)


「やべぇ、やつが・・・やつがもうっ!」



たらら〜た〜ら〜ら〜♪

たらら〜た〜ら〜ら〜ら〜♪

ダダンダンダダンッッ!

ダダンダンダダ―


『ダガアァァン!』



 そして入り口にあるドアはその轟音と共に弾け散る。そのドアのかけらは部屋一面に輝きを散らしまるで嵐の後のように一片のかけらも残さなかった・・・


「っだぁあぁぁ!てめぇ!またドア粉々にしやがってええぇぇっっ!何度やらかせば気が済むんだ!このクソ姉ーー」



 ん?・・・ノブ?これってドアノブ・・・?



なんで目の前に?



「・・・はぶぁっ!!?」




 弾け飛ぶライジングッ!…ってバカか!?

 普通の人間ならこの一撃で息の根止められてるわっ!

 うん、普通の人間ならね・・・

 あっでもとうとう意識が・・・この物語も主人公死んじゃったら終わりだよな?


 体とかあったかくなってきたよ・・・あ、なんか花畑が見えてきたし・・・あったかいなぁ〜。 ずっとここにいれれば楽なんだろうけどそうはいかないだろうな・・・だって・・・あの方がいるんですもの・・・



 ほら!ヤッパリいた・・・あの鬼神!日本刀なんて持っちゃって・・・

 ん・・・?なんで日本刀を上に構えてるんですか?まさかとは思いますがそれを僕に振るわんとしているのでは?


 馬鹿な事はお止めになって・・・!


 あぁ!ほらもう目が本気だしっ!待て待て待て待てっ!

 チャキン!って日本刀がかなり研ぎすまされてますよ!


 うわぁ・・・!目が本気っ!やばいヤバいって・・・!




 まじで逃げ・・・



 そして日本刀は容赦と慈悲のかけらも無く振り下ろされた。



「あひゃあぁぁぁ・・・」


 俺の記憶はそこで途切れましたとさ・・・



 midKnight tale



         完







「すいませんすいません・・・もう二度とお姉様に迷惑をかけるような事は致しません・・・」


 すいません。まだ生きているようなので続けたいと思います。

 え?さっき自分で記憶が途切れたとか言えたのはおかしいって?




・・・・・・・・・・・




 全力で気にしないでくださいっっ!!




「あぁ?気持ちが全く入ってねぇなぁ・・・あたしに謝罪する気あんのか?あん?」



 さて、しぶしぶ地獄の実況中継に戻りますかね・・・


 こうして俺の眼前に光臨した鬼神はいつも俺をいたぶるわけなんですよ・・・全く、やられるこっちの身にもなれってんだ・・・・この鉄人冷血バーサーカーがっ!


「なんか言ったか?若僧?」


 はい。すみません・・・今お茶とお茶菓子をご用意させていただきます。ついでにこの鬼神・・・いやいや、間違えました。睨まないで!日本刀をこっちに向けないで!今自己紹介もしてあげますんで!


 はい!このお美しいお方は山本(やまもと) (さち)


 くしくも私の姉であり住ませていただいておりますアパートの管理人でもあります。

 幸様は元レディースのヘッドとしてチーム『派徒羅朱』…和訳=パト〇ッシュに様々な神々しい伝説を残したという英雄的存在です。

 最近はその凶悪さに拍車をかけるように格闘家『デストロイ山本』としてデビューしまして・・・一撃KO勝利!!




・・・審判を・・・



 と言うことで今は2ヶ月間の謹慎中の身です・・・


 まぁこのひねりにひねりまくった螺旋のような性格を取り除けば顔なんかは俺が言うのもなんだがさ、かなり綺麗なんだがな・・・



「なんか言ったかよ・・・」


「いえ?何も?」


 やっぱり心の中を読みとるのが好きなようです。


「んでよぉ?てめぇらはいつまでここにいるわけなんだ?」



「左様で左様で。どんな御用もなんなりとご申しつけ・・・え〜と、今なんと?」


 なんか嫌な言葉が聞こえた気がしたよ?よ〜く耳を澄まして聞いてみるとしよう。


「てめぇの耳は節穴かよ?だ〜からこんな平日の午前10時になんでまだここにいるのかを聞いてるんだよ」



 うん・・・分かってたよ?そりゃさ毎日こんな目に遭ってりゃもう驚く事ないかと思ってたけどさ・・・




「俺の皆勤賞があぁぁぁぁ・・・」


「うるせぇ。とにかく黙りやがれ」



ヂャキンッ!



「おっ・・・お姉様?」

「何?」



 日本刀を俺の首筋に当てるその顔がまさにかの世紀末覇者に似てますよ?


 ・・・な〜んて事は死んでも言えませんね♪


「あの〜ちょっとお願いあるんですが」


「何?」


「学校に行かせてください」


「やだ」


・・・・・・・・・・・




 今だっ!チャンス・・・



ガシッ!



なんか鈍い音が・・・やっぱり襟を掴まれてるよ!学校行かせてくれよ!



「おい小僧・・・」


 ハイ、何デショウカ?モウ何ガ起キテモ驚キマセンヨ?



「今月の家賃プラス部屋のドアの修理代プラス今月のおよそお前には似つかわしくないほどの美貌の持ち主であるお姉様への日頃の感謝代・・・もろもろ合わせて10万円で許しといてやるよ?」



 ちょっと待て・・・それはいくらなんでもアナタ・・・悪徳家業ですか?

 家賃は、まぁ普通に考えて兄弟から奪うのは無しだろうけどもう慣れたから大丈夫だけどさ・・・残り2つは無くねぇ?


 アンタは、アンタ・・・



ピキュイ〜〜ンッ!(効果音)



 俺の中で何かが弾けた・・・


「アンタって人はぁぁぁぁぁ!!」



 脳内で何かが弾けた俺は気持ちは音速の勢いとテンションで右ストレートを放った。




 勢い任せに振られた一撃は素人であれば当たっただろう。しかし眼前に立ち尽くす者はソレとは全くの別物だった。


(・・・っく!流石に謹慎中とはいえ現役格闘家ってだけはあるなっ!)


 だけどな・・・俺の狙いは違うんだよっ!



 雅人は軸足をステップさせ後ろ側へと踏み込む。



(さっきの一撃なんか姉貴に当たるはずなんてない事はわかってさ!俺の本当の狙いは・・・)



 そして俺はダッシュの限りをしつくしたっ!

 とにかく走ったよ!?息が切れるまでっ!だってあの化け物怖いもんっ!!



(とにかく今は逃げりゃあいいんだよ!あんな化け物なんかとマトモにやりやってられっかっての!!今は杏樹の手を引いて・・・)


「まっ雅人君!?前・・・」


「っとぉ〜!!待て待て待て!杏樹!今は何も言わずに走りまくれ!」




ドンッ



ん?何この感触・・・あ、人にぶつかっちゃったのか〜!


「あ!すみません!前見てなくて・・・今必死に化け物から逃げて・・・きて・・・」



「誰が化け物だって・・・あぁ?(怒)」




 それはもう絵に表せないような大変なご立腹です。

 うん、流石に死を覚悟した方がいいかと・・・



と言いますか・・・



「何!?その瞬間移ど―――!!」




ゴキャブシャめりビリバリャリャぴしゅんパリばこゴリュン♪♪



 さっすがだ〜!俺が言い切るより拳が飛んでくる方が早いや〜!






「さってと〜、今日は生ゴミの日だったかな〜?それとも不燃物の日だったかな〜?」



 そんな指をごきごき鳴らしながら近づかないでください・・・しかも笑顔で


「・・・」


 なんか静かになりました。一体なんでしょう・・・


「あぁ〜もう行ってもいいよ・・・飽きたから」



 これは一体・・・神の救いでしょうか?


 まぁあれですね・・・チャンスは逃してはいけないかと



「行ってきまーす」



 今日の日が普通に終わりますようにっと・・・



「お〜い。サンドバック君!20万忘れるなよ〜」



 なるほど・・・俺はサンドバックでストレス解消マシンだと!






 ・・・てか請求額増えてるわっ!!



 悲しい1日の始まりです




?―グダグダでしたね?


作―はい。グダグダでした…すみません…


?―頑張れよ


作―はい(泣)応援よろしくデス(;_;)



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