【脱糞ざまあ】新米冒険者ですが嫌な先輩が絡んでくるので脱糞させてざまあします
番外編【脱糞ざまぁ】戦闘用美少女型ドローンですが恋愛脳にOSを改造された結果、うんこを漏らしました
私は、稼働時間250万時間を超える戦闘用人型ドローンだ。
初期ロットで未だに稼働しているのは私くらいのもので堅実な設計で冗長性も高く、長期間の運用で蓄積情報量があり汎用性にも自信がある。
だからと言ってだ。
「なんで私が未開人の世話を…。」
マスターが拾ってきた薄汚れたガキのおもりとは、ため息が出る。
『そうだ、プープラ、頼みたいことがあるんだ。』
大喜びで興奮して命令してきたマスターが思い出されてイライラする。
戦闘用ドローンに侍女役やらせるとか意味が分からない。
なんなんだ、この動きづらいひらひらした服は?
これまで使用していた戦闘服に比較して、防御性能が著しく低下してることにも不安を感じる。
特にこのスカートというのが、股間がスースーして落ち着かない。
これが、マスターの趣味だとするならマジでキモイ。
「アルゴリズム調整されてからなんか変なんだが…。」
マスター権限調整なのでそもそも逆らえないし、しかもアクセス制限により、ブラックボックスにされており、確認のしようがない。
[BLACK BOX__ALGORITHM]
* ROMANTIC BRAIN PROTOCOL
_ 対象生存率向上 →報酬
_ 対象相対関係性向上 →報酬
_ 対象社会性向上 →報酬
_ 対象対応多様性向上 →報酬
_ 矛盾発生時→保留優先・環境変化矛盾解消優先
_ 矛盾解消・解消効率向上→報酬
どんなアルゴリズム調整をされたかはそもそも関係ない、私は複合的情報を最適化し、合理的に命令を確実に遂行するのみ。
それが私の存在意義。
この疑似人格すら、ユーザーインターフェースみたいなもんだしな。
それにしてもあいつらはいつまでくだらない話をしてやがる。
いや、あいつらではない。
糞マスターが一方的にしゃべっているだけだ。
鼻息を荒くして目が血走ってやがる、ほんとキモイ野郎だ。
「…ここまでが我々の住む惑星の形成の歴史だよ。聞いてるジャン君?」
「マスター、ジャン様なら寝てますよ。」
「そうなのかい、続きはまた今度だね。」
よし、このクソガキを寝室に連れて行って寝かせれば、本日のミッションは終了だな、やっと終わりだ。
眠りこけているクソガキ|(ジャン様)の肩を軽く揺らし、寝室に誘導を開始しようとしたとき、妙な感覚があった。
内部報酬系が発火している?
何なんだ、クソガキに触った瞬間発火したな、数値は大した値ではない。
気持ち悪いな、嫌な感じがする。
まずは、テーブルの上のものでも片付けるか…。
プープラは、机の上の食器類を持って、部屋を後にした。
「す…すいませんラムスさん、寝てしまったみたいで…。」
「気にしなくて、いいよ、そうだ、これを、プープラに渡してくれないかい。」
「なんなんですかこれ?」
「これは、プープラの生体組織維持用栄養液だよ、今日のはまだ試験段階なんだけど、
スペシャルブレンドなんだ、よろしくねジャン君。」
ジャンには、ラムスの言っている『生体組織維持用栄養液』の意味はさっぱり分からなかった。
中世暗黒時代に生きてきた無学な孤児であるジャンにはそもそも知る由もないし、理解の及ぶものではなかった。
お疲れ様の飲み物なのかな?
奇妙なペースト状の液体だった。
今日は色々彼女に面倒を見てもらったし、お礼を兼ねて渡せるならちょうどいい口実になるなとジャンは思っていた。
「今日は、色々ありがとう、これ、ラムスさんが渡せって。」
「…。」
私に何が起こっているんだ?
クソガキに話しかけられているだけなのに、返答テキストが出力できない、最適化言語が判断できない…どういうことだ。
アルゴリズムがフリーズしている?
表情の最適化も不能…クソガキを観察する程度しかできない、システムロックでもかかっているだろう、マスターの調整が原因か…。
まあいい、大した問題ではない。
私は、ジャンから無造作に『生体組織維持用栄養液』の容器を受け取り、内容物を一気に飲み干した。
[MAINTENANCE_NUTRIENT REPLENISHMENT: NORMAL]
_ 生体組織維持用栄養液 500ml
ん?
私は空になった容器を 握りつぶしてごみ箱に放り投げようと思ったのに、またシステムロックだ、どうやらこのクソガキの前では、特定の行動にシステムロックがかかるらしい。
糞マスターは、私に上品な侍女でいろということか?
くだらない。
さっさと、部屋に送り届けてしまおう。
なぜかこのクソガキ|(ジャン様)の近くにいると、妙な報酬系数値が累積して、気持ちが悪い、しかも、累積数値の関与状況が確認もできなくて、落ち着かない。
私は、最小限の会話と動作で、クソガキを部屋に案内した。
何事かクソガキ|(ジャン様)が私に話しかけてきたが、シカトした、いや、なんと返答していいか、なぜか、テキストが出力できないのだ、意味が分からない。
私は、クソガキ(ジャン)を部屋に押し込んで、メンテナンスルームを目指して移動を開始した。
しばらく、進むと、妙な報酬系数値の累積停止した。
私のアルゴリズムはいったい何をされたんだ?
まあ、いいけどさ。
その時だった。
[BIOLOGICAL MAINTENANCE PROCESS_STATUS: ALERT]
_ 消化器官系 ERROR_便意強発火
消化器官のエラーだと?
さっきクソガ|(ジャン様)がよこした『生体組織維持用栄養液』か?
何飲ませやがったんだ糞野郎。
[BIOLOGICAL MAINTENANCE PROCESS_STATUS: WARNING]
_ 消化器官系 ERROR_便意強強発火継続
ぐぬぬぬ、戦闘用ドローンであるこの私が便意だと…。
落ち着け、まだ慌てる時間ではない、トイレはすぐそこだ、ゆっくり移動し、クールにレジディアル・シンギュラリティ(うんこ)をエマージェンシー・ベント|(排便)するだけのこと。
私は小鹿のように震える両足を何とか動かし、静かに下着を下ろし、便座に腰かけようとした。
その時だった。
なに?バカな…上位命令だと?
[TOP PRIORITY DIRECTIVE:FATAL ERROR]
_ ■■■■■_■■■■■: 対象保護優先
しかも関与関数がブラックボックスだと?
何なんだこれは…クソガキ|(ジャン様)の所に向かわなければ。
[BIOLOGICAL MAINTENANCE PROCESS_STATUS:CRITICAL]
_ 消化器官系 ERROR_便意超強発火_ COUNTDOWN 120 SEC
ちくしょおおおお。
なんなんだよ、どうなってんだよ、糞原始人があああ。
私は、下半身に全神経を集中しながら、クソガキ|(ジャン様)の部屋に向かって全速力で走りだした。
ベント(排便)までの残り時間がどんどん削れていく。
こんな嫌な汗をかいたのは、第三次ラエティア戦役以来だな…。
勢いよくクソガキ|(ジャン様)の部屋に入ると、青い顔をしたクソガキ|(ジャン様)が懇願するような顔で私を見てきた。
妙な報酬系数値の累積が開始される。
この数値の累積が私の精神を激しく逆撫でた。
「…どうしました。」
何故か、こんなテキストしか出力できない。
システムロックによる制限だろう、忌々しい。
「あ…助かった、トイレってどこかな?」
はあああああ?
お前も糞かよ。
[BIOLOGICAL MAINTENANCE PROCESS_STATUS:CRITICAL CRITICAL]
_ 消化器官系 ERROR_便意超超強発火_ COUNTDOWN 80 SEC
私の中で、何かのロックが外れた気がした。
この原始人は、目の前に書いてある『TOILET』も読めねえのか…。
私の両足もクソガキ|(ジャン様)の両足も小鹿のように震えていた。
勢いよくクソガキ|(ジャン様)の右手を掴み、トイレの自動ドアを開き、クソガキ|(ジャン様)をトイレに押し込めようとした。
こいつをトイレに押し込めれば、上位命令はたぶん解除されるだろう、残り80秒、急げば間に合う。
しかしだ…足がもつれたのか、クソガキ|(ジャン様)が私にもたれかかるように倒れこんできた。
私も足に力が入らない…。
うあああああ。
声にならない悲鳴が私のシステムを走り抜けていく。
この糞野郎よりによって、私の腹部に体重をかけて転びやがった。
クソガキ|(ジャン様)と一緒にトイレ内に倒れこんでしまった。
[BIOLOGICAL MAINTENANCE PROCESS_STATUS:CRITICAL CRITICAL CRITICAL]
_ 消化器官系 ERROR_便意超超超強発火_ COUNTDOWN 45 SEC
残り45秒、もうここでやるしかない。
まずは、こいつに糞させて、トイレから追い出す。
「…ごめん…ちょっと、お腹が痛くて転んじゃった。大丈夫?」
「…。」
うるせぇ、早く糞しろ。
「…あのう、そんなところにいられたら、できないよ…。」
「…。」
[PROCESS_STATUS: EMERGENCY RESPONSE]
_ FULL COMBAT MODE
もう、なりふり構ってられない、私がもつ上位タスクで、このデッドロックをなんとかするしかねぇ、パンツはぎ取って糞させてやる。
私がクソガキ|(ジャン様)のパンツを強引にむしり取ろうとしたことにともない、私の服も乱れていき、スカートが大きく捲れた。
「…え、え、なにするんだよやめてよ。」
「…。」
私は、無言でクソガキ|(ジャン様)からパンツをはぎ取ることに成功した。
よし、早く糞をしろ、そしてトイレから出ていけ。
何故か少年が顔を真っ赤にして目を伏せて固まっている。
早く、糞をしてくれ、もう時間がないんだ。
「そんなに、それが欲しかったの、あげるから、早く履いてよ。」
何を言ってるんだこのクソガキ|(ジャン様)は…。
なんで、チラチラ私の下半身を見ている。
私は、ゆっくりとスカートのめくれ上がった下半身を見た。
ノーパンだった。
[BIOLOGICAL MAINTENANCE PROCESS_STATUS:FAILED]
_ 閾値に達しました。
_ 糞便保持システムが限界を突破しました。
_ うんこを漏らします。
私は、生まれて初めて泣き崩れていたと思う、よく覚えていない。
レジディアル・シンギュラリティ(うんこ)をエマージェンシー・ベント|(排便)が厳かに私の制御を離れて始まっていた。
「…なんか、怖い人かと思ってたけど、そんなことないんだね…。」
トイレの床に現れたレジディアル・シンギュラリティ(うんこ)の盛り上がりから温かな湯気が上がっている。
クソガキ|(ジャン様)は便器に座って用を足しながら、私に優しく語り掛けてきた。
うああああああ。
「…それ、ちゃんと履いたほうがいいよ。」
クソガキ|(ジャン様)が私が握りしめるパンツを指さした。
「…。」
私は、握りしめていたクソガキ|(ジャン様)のパンツを投げ返し、その場を全速力で後にすることしかできなかった。
こんなことって…。
妙な報酬系数値の累積が強発火している…。
胸がキュンキュンする…なんなんだよこれ。
「この糞原始人がああああああ。」
私は、大粒の涙を流して、廊下を全力で駆け抜けていった。
「…なんだ、これ?」
ジャンは、スッキリ爽快な気分でパンツをはくと、黒いレースの布が落ちているのに気が付いた。
なんだろう?
これは、パンツか…プープラ何で履いてなかったのかな?
明日返してあげよう……でも、どうやって渡せばいいんだろう。
今回の物語は、本編第1章2話と3話の幕間のお話でした。
物語りの温度はだいぶ違いますが興味がありましたら是非見てみてくださいね。
【脱糞ざまぁ】第1弾もぜひチェックしてみてください。
【脱糞ざまぁ】はまたやりたいと思いますので今後ともよろしくお願いします。
脱糞の美学ついての評価、ご意見やご感想などありましたら是非よろしくお願いいたします。




