一万円で水を売る方法の最新決定版!異論は認める
「すぐそこのコンビニで100円で売られている普通の水を一万円で売って下さい」
最早ネタと言った方がいい面接での質問である。
まずは私の結論と言うか回答例だが
「水の価値を一万円にすることはできない。なので水を一万円で買う行為を一万円以上の価値にする方法を提案する」
というもの。
ピンと来た人は素晴らしい!インフルエンサーかもしれない。
大半の人はどういうこと?と思われるだろう。それが普通なので解説をしていこうと思う。
まずこの問題について良くある答えであるが
①付加価値を付ける
アイドルが飲んでます!みたいな。ファンなら買うかもしれない。
②設定を加える
ここが砂漠だとして~みたいな。命の値段になるならいくらでも買っちゃいますからね。
③買ってくれたら〇〇します
買ってくれたら芸をします、とか誰かと会えます、とか。
他にも色々あるけれど。どれにしても水そのものを一万円では売っていないのである。プラスアルファで売っているのである。
そりゃそうなんですよ、だって水だもん。しかもちょっと足を伸ばせば100円で買えるやつ。この水+ナニカが主流ではあるのだけれど私が今回提案する回答は
「水を買う体験そのものを売る」というもの。具体的には以下の通りである。
まず水を100円で買うことは普通のこと。では300円では?
観光地やホテルならそれくらいのところもあるかもしれない。最近はコンビニの普及であまり見なくなったが昔は結構あった。
これは前述の②の元ネタでもある。
800円の場合?それは高級レストランの高級水では?今回考えているのはあくまでコンビニで100円で売られている水の値段なのだ。
では1,000円では?
ちょっと普通じゃない。ドバイだってもっと安い。1000円ガチャの外れ枠でも流石に水は無いんじゃない?って思う。
でも、もしかしたら国や地域によっては1000円で売ってるとこもあるのかなー、とギリ思える範囲である。
普通ではない、つまり「非日常」だがインパクトがない。
では10,000円では?
これはもう完全に普通じゃない。大丈夫?と心配されるレベルである。
完全に「非日常」と言えるだろう。ここで考えていただきたい。
XでもYouTubeでも何でもいい、SNSを見ているとして
「100円の水を飲んでみた」
「1,000円の水を飲んでみた」
「10,000円の水を飲んでみた」
どれが一番インパクトがあって、そして観たいと思いますか?
10,000円じゃないでしょうか?
実際、10,000円のラ―メンとかあるらしいですし。それは原価が高いとか美味しいとか調度品が高級とか。そういうことではなくて体験そのものを売っているのだと筆者は考えるのです。そして「値段の高さ」を求める層も一定数いたりするという。
筆者が昔YouTuberを少しやっていたころ(登録者1000人は越えたくらい)ならワンチャン買ってたかもしれない。バズることに一縷の望みをかけて
もしSNSをやっていないとしても、話のネタは増えるでしょう。1,000円でもネタになるかもしれないがインパクトが足りないかな?と思う。
例えば合コンでの一発ネタとして、例えばこうしてエッセイのネタとして。
少なくとも顔を覚えて貰いやすくはなると思うのですよ。
この話をした人に「あ、10,000円で水買った人ですよね?」って覚えられると思うのです。
因みに嘘松と言われないための領収証の発行、買う際のやり取りを動画に収めることは勿論ありです。
それは水に付加価値を付ける行為とは違いますよね?普通に100円の水でも領収証はでますし。動画だって店によってはアリでしょう。
なので私にとっては10,000円はギリギリ買えるかもしれないレベルなのです。
SNSでの利用や話のネタ作りなど、人によってこの体験の利用法は様々です。実際の価値を10,000円以上にするも以下にするも買った人次第。
そのうえで面接官に聞いてみましょう。
さて、貴方はいくらで水を買う体験をしてみたいですか?100,000円で買えば1,000,000円の価値を得るかもしれませんよ?
ですが残念なことに今日は10,000円でしか売れません。と。
多分ソコまで言うと面接落ちちゃうけど。
さて、ここまで読んでいただいた方への感謝とともに最後に一つ質問をして終わりにしたいと思います。
貴方なら水をいくらで買いますか?答えをコメントで教えてね?