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ありふれたそんなお話  作者: 分裂した電子レンジ
2/2

変わらない日々


ピピピピ……ピピピピ……


『……で……一連の…………まだ見つかって……』


ピピ……ピピピピピピ……


「うるさい」ピッ

そう言いながらスマートフォンのアラームを止める


『続きましてお天気のコーナー!』


昨夜消し忘れていたテレビから朝番組の喧騒が流れてくる

「さむ………6時半か…」

悪夢を見たあとのような不安感と汗ばんだ体が気持ち悪く、肌寒い布団から這い出し洗面所へ向かう、寝起きの頭を叩き起すため顔を洗って何時もの見慣れたつまらない顔を少し眺めてみる。

「うん、いつも通り普通の顔だな」

そのままキッチンへ

「おはよう」

買ってあったパンを焼いてる間に卵とベーコンの用意をする。

『えー!そうなんですか!(ワハハ)』

最近野菜が不足してる気もするし簡単なサラダも追加で作りテーブルに並べ

『続きまして気になるニュースまとめ!』

「っとと電気つけ忘れてた」

パチっと電気をつけ部屋が明るくなる、そのまま席に着きそっと手を合わせ

「いただきます!」

『市廃スーパーの事件での目撃情報を……』


…………………………………………………………………


「っととゆっくりし過ぎた」

時間を確認すると7時半を少しすぎていた、一人暮らしが長くなるほど増えてきた独り言を呟きつつ急いで身支度を整える。

「行ってきます!」

部屋に向かって呟きテレビと電気の消し忘れを確認しつつ家から飛び出す

「つっ」

明るさで一瞬白く歪む視界を我慢しつつ学校への道を少し急いで歩いていく。

何時もの登校道の先に、何時もの人影を見かけ近ずいて行き

「おはよう」

その相手に声を掛けると向こうもこちらに気が付き振り返る。



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