プロローグ
「ん?ここはどこだ?」
「お〜、ようやく起きたか」
「あんた、誰だ?」
「むふふ〜。聞いて驚くが良い私は女神だ!!」
「・・・は?」
「む?全然驚かないな〜。さては驚きすぎて固まってるな〜?」
こいつは何を言っているんだ?起きてみると真っ暗な空間の中に居るし、目の前には超絶美少女の女神を名乗る変人
第一、こんな緩い感じで喋ってるやつが女神な訳ないだろ。
「むー。もしかして君今失礼なこと考えたな?」
こ、こいつ、心を読めるのか?もしかして本当に女神なのか?いや、流石に違うな。今まで良くも悪くもない普通の人生を送ってきた俺の前にいきなり女神なんてものが現れる筈がない。こりゃあ働きすぎて変な夢でもみてるな。
「夢じゃないし!!も〜そんなに信じれないなら信じさせてあげよう!君の名前は鈴木健二。平凡な人生を送っていたサラリーマン。そしてトラックに撥ねられて平凡な人生とはおさらば〜。どう?これで少しは信じることができるかな?」
あ、思い出した。そういえば仕事からの帰り道でトラックが突っ込んできたんだっけ。言い方はムカつくがこいつが言っていることは事実なようだ。
認めたくないけど!!
「それで?女神様が死んだ平凡な俺に何の用ですか?まさかよくある異世界転生とかいいだすんじゃ「その通り!!!!!」
「君は幸運なんだからね?異世界に行ける人は1億分の 1ぐらいなんだからね?」
「なんで僕なんですか?」
「神様がくじ引きを引いた結果。君を引き当てたの!」
え、なにその商店街のくじ引き感覚。めちゃくちゃ適当で引くんですけど。
「まぁ、分かりました」
「お、聞き分けがいいね?私は優しいから何も知らない君のためにもう与える能力とか適当に決めちゃったからもう転生させるね!」
おいおい、この女神が決めた能力だって?いまいち信用出来ないな。え?てかこいつ今なんて言った?もう転生させるだって?まてまte「それでは行ってらっしゃ〜い」
「うわぁぁぁぁ、このクソ女神ー!!!!!何もかも早すぎるわ!!!」