人物紹介 ~勇者サイド~
たいへん遅れて申し訳ありません、月猫ネムリです。注意して起きますと、ここに載せた人物紹介はあくまでも現在のものです。後から設定が追加されてもこちらには反映されませんので御理解お願いします
*エルディン王国:
誇り高き偽善を国是として掲げる異質な王国。成立当初は人類国家でも1、2を争う大国だったが、度重なる事件や戦争の賠償で今の小国になった。イメージは、“泥濘の中の輝き”。
・安脇 勇人:
エルディン王国が召喚した勇者。命の神レピオスの加護を受け、あらゆる傷と命を回復させる『三限死』を発現させた。性格は、元々は人の期待に答える事が大好きなナルシストだったが、応える事に周囲が慣れすぎた為に、無意識下に“必ず周囲の期待に応える”事を強要されていた。
召喚されてからも1ヶ月はそれが続いていたのだが、自分を蔑ろにする姿に遂にキレたフリオ将軍の叱責で少しはマシになった。現在は“他人の期待に応える”目的と“自分を自分に戻してくれた恩に報いる”目的が混ざり合って、目的の為に周囲を無自覚に振り回す性格になっている。
能力説明:
・三限死:命の神レピオスによって与えられた『再生』の加護。あらゆる傷や病を癒やし治す事が出来るが、この加護の最大の特徴は3日以上加護を使わないを設ける事で、自然死を除くあらゆる要因で死んだ死後1時間以内の死者の蘇生が叶う点である。
・セリアナ・ルカ・エルディン:
エルディン王国の第一王女。外見的特徴は瑠璃色の瞳と赤みがかった茶髪。スタイルについてはよく言えば平均的。悪く言えばそこそこの凹凸である。
エルディン王国国民の例に漏れず、国是『誇り高き偽善』を実行する人類国家でも三指に入る治癒魔術の使い手で、経験を積む過程で救えなかった命を沢山見ている。それ故か命を粗末に扱う相手に嫌悪感を持つ。戦場で喪われる命を減らす為に父親に願い出て人類国家初の治癒師団を設立、団長を勤める。
勇人に対して抱く感情は当初こそ他人行儀ではあったが現在は共に歩んでいく同士的な位置付けにある。設定上、恋愛関係に発展する可能性はゼロではない。が、本人たちの関係性を強く変えうる出来事が無い限りは変わらない。
能力説明:
・治癒魔術:無属性の生命系統に属する魔術。傷の治療以外にも生命力の賦活や体力の増加などが範囲に含まれる。あらゆる場面で活躍する重要性の高い魔術だが、人体の構造の熟知や器官の活動についての深い知識が要求される為に難易度が高く、少々深い切り傷を治せればほぼ一流に近いと言われる程。セリアナ姫は難易度の高い打撲や骨折の治療に加えて欠損部位を繋ぎ直す事まで可能としており、超一流の治癒魔術師と言われて差し支えない。
・ミスカ・エミリス:
セリアナ姫の4歳年上の専属侍女。基本的には相手を問わず丁重な態度を取るが、気を許す相手には時折り毒舌が混じる。ファンタジーに於けるメイドのセオリーに違わない高い戦闘能力を有し、戦場ではセリアナ姫に付き従って彼女の盾にも矛にもなる。治癒師団では副隊長を勤める。
能力説明:
・治療能力:現実で言う医療や整体を指す、何代か前の勇者が持ち込んだ知識を発展させた「魔術に拠らない治療」。治癒師団ではセリアナ姫が部位欠損などの重傷患者を治癒、残りの団員で患者の運送や応急処置、場合によっては手術を執刀する。治癒師団では入団条件に挙げられている必須技術。
・アラド・バルドー・エルディン:
エルディン王国第八代国王。大国の圧力に揺らぎながらも、国是である『誇り高き偽善』を掲げて最善を尽くそうと足掻く努力と信念の人。
人類連合宗主国であるアーリオ・エルス人王国からの度重なる勇者召喚の要請に人権や倫理、良心などを使って抗い続けていたが最終通告という名の脅迫に屈し勇者召喚を実行。涙ながらに勇人に謝罪をするが、勇人の英雄的発言に感動三割怒り(自身を蔑ろにするよう勇人の人格を歪めた周囲)六割その他一割の涙を流し国を挙げて勇人を援護する事を採決した。
他国からは現実離れした綺麗事をまくし立てる愚王と見られてはいるが、実際は民の声によく耳を傾けて長期的思考で政策を実行する、民からの信頼も篤い優れた統治者である。
・フリオ・ゴドー:
エルディン王国将軍。筋肉大好きな豪快過ぎる益荒男。人情に篤く部下からも信頼される、サラリーマンにとっては(多分)理想の上司。自分を蔑ろにする勇人に正面からぶち当たり性格を改善する原因になった。愛用の武器は強度を重視した棍棒紛いの大剣。
*アーリオ・エルス人王国:
人類国家最大の国にして人類連合の宗主国。初代勇者が建国したと伝えられる由緒と伝統、格式のある国。現在の王は地上で最も賢く最も強く最も偉大な王、『人王』ソロモン。実際の政治はソロモン直属の3人の賢者、三権人が執り行っている。
・ソロモン:
地上で最も賢く最も強く最も偉大な王。と謳い称えられているが、この数百年一度も民衆の前に姿を見せていない、謎だらけな王様。
・ワーズワス・ネブラスカ:
『智者』の名で謳われる三権人の1人。国家三権では司法を担当している枯れ木の様な老人。
・ザントレ・シャカーゴ:
『拓者』の名で謳われる三権人の1人。国家三権では行政を担当する見た目は偏屈な中年。
・ネビリス・ローリダ:
『見者』の名で謳われる三権人の1人にして三権人のリーダー格。国家三権では立法を担当する柔和な外見の老婦人。
・江崎 長仁:
アーリオ・エルス人王国に召喚された勇者。元の世界では親の臑をかじって自宅警備員をしていた。女が好きで贅沢が好きで喝采を浴びる自分が好きな典型的胸糞勇者。勇者の中では二番目に召喚されたが、生活基盤は一番整っている。
能力説明:
・創操電雷:雷の神リッツに与えられた電気を操る加護。本来は雷を落としたり槍投げの様にブン投げたりする戦闘系の加護だが、長仁には電圧、電流の調節を会得して快楽神経に電気刺激を与えて女を墜とす道具として利用されている。
今までで一番長いのが人物紹介……。とまぁ少々ショックを受けながらこんばんは、月猫ネムリです。次の話の内容は未定ですが、多分勇者サイドになります。