第6話 転移
ようやく異世界へ
これからが大変だ…。年末年始は忙しくなるためどこまで投稿できるかわかりませんが、少しずつでも完結に向けて完成させていきたいと思います。
竜がやった見本の後に、真も愛梨も桜の身体を借りながら軽擦法やってみるも竜と同じような効果が出ることはなかった。逆に、身体の動きが悪くなってしまったため、また竜が再度調整してあげることになっていた。
「そろそろ遅くなってきたし、学校も閉まっちゃうから帰ろうか。もう遅いしこれから家に帰ってから晩御飯ってなると遅すぎるから、真~飯でも食べてから帰る?」
「おっ!何食べるの?肉?焼き肉とかいいんじゃない?ごちそうさまで~す。」
「自分のは自分で出せよ…給料日前で、そんなに金ないから軽く定食とかでも食べるか。」
「あっ!私も一緒に食べに行ってもいいですか?」
「私も私も~!」
「桜も愛梨ちゃんも時間は大丈夫なの?ちゃんと親に連絡いれてOKなら良いよ。」
「私は、真に送ってもらうので大丈夫で~す。」
「えっ!俺が送るの確定かよ。ま~。家も近いからいいけどさ。」
「私は、一人暮らしなんで大丈夫です。」
「桜は、一人暮らしだったんだ。じゃ~帰りは俺が送っていくよ。」
「竜先輩、そこまでしなくても大丈夫ですよ。」
「可愛い子を夜一人歩かせるわけにはいかないからね。」
「(可愛い?竜先輩に可愛いって言われちゃった)…いえ。可愛くはありませんが、心配して頂けるのであればお願いします。」
「よし!じゃあ~みんなで飯でも行きますか~。」
「「「「ありがとうございました。」」」」
晩御飯を食べに行くために、みんな片づけをしていた。実技室には、もう練習生がいない状況だったので最後の戸締りも行い鍵を返しに職員室に向かった。
「先生~。鍵を返しに来ました~。って先生たちがいない…あれ?事務員さんもいない?」
「せんせ~い。おかしいよね。いつも一人以上は、事務員さんか先生が残っているのに…私たちに気付かず帰ったとか?」
「いや。愛梨それはありえないよ。もしかしたら、トイレでも行ってるのかね?」
「兄貴、俺見てくるわ。ってか丁度トイレに行きたかったし…」
「いや。真…教員用は使っちゃダメだろ!しかも、入ってるかもしれないから即止められるだろ」
「今なら、だれも居ないから見てもばれないんじゃない?」
「生徒が入れないのには、理由があるんだろうしやめとけよ。」
「じゃ~とりあえず、見に行ってみますか。」
「聞いてないし…」
あまり、理由はないのかもしれないが入ることのない職員専用トイレ。入っちゃいけないと言われると入りたくなってしまうのは、人間の心理なんですかね~。押すな押すなって言われて押さないと怒られるように、入るな入るなは入らないと怒られることがあるのだろうか…ごほごほ。そんなことはないか…。
「先生~。先生~。入ってますか~?」
「あれ?反応が帰って来ないってことは、トイレでもないのかな~?」
とりあえず、みんなのところに戻ってそのことを伝えると中を確認してみようということになり覗いてみることにした。
「「「「お邪魔しま~す。うわっ!眩しい!」」」」
トイレを覗こうとした4人がとても目を開けてられないほどの光に包まれた。少しずつ明かりが落ち着いたので再度目を開くとそこには…
若干2名男子トイレなのに、覗こうとしているが…やっぱり人間って好奇心が旺盛な生き物なんだね。
ただ、こんだけ引っ張っておいて職員用トイレから転移って…どうなんだろう。けど、ストーリーがそう動いたのだからしょうがない。