第13話 勝利後の特典
少し短めですが、少しずつでも投稿を継続させて頂ければと思います。
4人は、表示されている画面を見ながら新たに表示されている文字が少し薄いため何が書かれているのか確認をしていた。それぞれが確認をしていると愛梨が急に大声を出したので、他の3人はどうしたのかと質問すると愛梨は自分の画面を見ながら3人に説明を始めた。
「えっ!なんでこんな職業が入ってるの?」
「愛梨~?どうしたんだよ。職業だったら俺も闘士と剣士ってのがあるけど、もしかして勇者とかチートな職業が書かれてたのか?」
「いや…。剣士とと・ぞ・。」
「えっ?小さくて聞こえないって…」
「だから、とうぞく!」
「「「盗賊!」」」
3人が驚愕した愛梨の取得可能になった職業が盗賊だった。他の3人ももちろん、木の棒ではあったが武器を持ち戦ったので剣士の所得条件を満たしたおかげで剣士にはなれるようになっていた。盗賊は、もちろん人の武器を奪い取ったため取得条件を満たしてしまったものだ。
(真のステータスだけをちょっとだけ紹介しておきます。()は薄い文字で書かれていると思って頂けると助かります。所得条件の満たしたものが薄い文字で表示されるようになり、画面のスキルレベルが2以上に上がったので取得できるものの詳細を調べることが出来るようになりました。)
□画面□
塚田 真 男 20歳
種族:人間 Lv21
職業:(闘士) (剣士)
称号:異世界を渡るもの
体力:480 (+280)
魔力:105 (+35)
気力:120 (+70)
攻撃:120 (+70)
防御:240 (+140)
素早さ:240 (+140)
運:1
SP 100
画面(3)、(闘技(1))、(剣技(1))、(問診)、(木魔法)
初の戦闘で狼を倒すことが出来た4人であったが、もっと簡単に倒せる魔物が出るのかと思っていたためここまで苦戦するとは夢にも思わなかったようだ。そのため、1体を倒しただけなのに疲労がかなりのもので、こんなやつと何度も戦わなければならないのかとそれぞれが不安を抱えていた。最後に一撃を入れてなんとか倒せた真を疲労が襲い、緊張の糸が切れたことで尻餅をついたまま動かなかった。それは他の女性陣も同じだったようで、休憩をしながら話し始めた。
「ようやく、狼倒せたね~。けど、こんな強いやつばっかりなの?この辺…」
「いや。そんなことはないはず…ブツブツ(あのクラスの魔物に始めから出会うとは)」
一人真剣な表情で、竜が考え込んでいるも他のみんなは疲れのあまり考えるのを放棄してしまっていた。周りの警戒が薄れていたこともあり、4人の周りを囲むようにいくつかの気配がしていることに誰も気付いてはいない。
この後の展開をどうするか…迷いに迷いました。投稿が遅くなったこと申し訳ありません。