第12話 はじめての戦闘経験
大変遅くなりました。仕事が忙しかったのと、いまさらですが小説を書いているはずが会話が多かったため小説?になってしまっていたことに気付き文章を多めにしていこうと思います。読みづらくなってしまっていたら申し訳ありません。
「(ホント愛梨には困ったもんだよ。さっきも急に木の棒を取られるし、寧ろ俺が折れにくい木の棒を持っていればみんなを守ることも出来ると思っていたらあれだもんな~。折れたらどうすりゃ~いいんだよ。)」
「真~。何ブツブツ言ってるの?もしかして、さっきの交換のことで…」
「交換じゃなくて、あれはもはや窃盗だろ!」
「あれ?そうだった?真のことを心配してるからやったのに…」
「嘘おっしゃい!ま~交換をしてなくて愛梨の木の棒が折れたりしてもあれやから、また良いの見つけたら拾っておくから別にいいよ。」
「真先輩は、人間が出来てらっしゃいますね~。関心関心…」
「真に愛梨ちゃん?二人してアホなこと言ってないで行くぞ!」
「「へ~い」」
(これで少しは、雰囲気が和んだかな~?どんなモンスターがいるかわからないけど、急に戦えって言っても竜先輩以外は緊張してたからな~。私も真先輩のおかげで少しは、普段通りに気持ちが戻ってきたかな。っていうか、竜先輩のこの落ち着きようはなんなの?)
愛梨は、体育会系ではあるが脳筋とは違い周りの雰囲気をとても感じながら時には自ら馬鹿を演じている。そんなことを知ってか知らずか真たちは愛梨の行動を怒る者はいない。そんな話しをしながら森を散策しているとガサガサと音を立てて目の前にモンスターが現れた。
「構えろ!」
竜の大きな声とともに4人の目の前には、少し大きめの大型犬のような狼が姿を現した。お互いに警戒をしながら狼が4人を食らおうと涎を垂らしながら歩み寄ってくる。それぞれが木の棒を狼に向けながら
シュバッ
2mほどまで歩み寄ってきた時に、突然竜の方へと牙をむき出しにしながら咬みつこうと襲い掛かってきた。ギリギリの所で狼の顔の側面を木の棒で殴りながら避ける。狼も空中で体勢を整え再度襲い掛かってくるも、今度は牙正面から受け止め狼の勢いを殺すと真たちに指示を出した。
「真~お前も側面から攻撃しろ!ここに来た目的はモンスターを倒して経験値を得ないと意味ないんだからな!」
「わかってるよ~。兄貴はよくすぐ順応出来てるな~」
「「竜先輩、凄い…」」
愛梨と桜は、お互いに同調してしまうほど竜の順応は早かったし、初めてとは思えないほどの的確な指示がなされていた。その指示に従いながら3人はそれぞれ攻撃を当てていった。少しずつ動きが悪くなっていく狼もよろけながらも竜に一撃を入れるために自棄になっているようにも見える。そんな中で攻撃を続けていた真に不運が訪れる。
バキッ
「あっ!やばい。折れた…。」
「「えっ!!」」
愛梨と桜が真の方を見ると、握っている木の部分だけを残し折れた先は地面に転がっている。折れてしまったことで隙が生まれたため狼に手を噛まれてしまう真だったが、痛みに耐えかね思いっきり殴った。
「痛って~よ!」
ボコッ
今までの蓄積のダメージとその一撃が決め手となり狼が光の粒となって消えていった。すると、4人それぞれの目の前に画面が出現し、獲得した経験値や素材、お金などが表示されていた。そのページが見終わると次に自分のステータスが表示された。レベルも上がったらしく自分のステータスがどれだけ上がったのかがわかり、SPも上昇していたので見ていると今までなかった表示が増えていることに気付いた。
私の好きな小説を読もうの作品たちがどんどんマンガになっている。小説でも面白かったけどマンガになるとより親しみやすくなって良いなぁ~。この小説の根本的に書きたかった章までは話しを進めなければ…
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