第8話 エルフの里
異世界の旅でチートもなしにこんなところに連れて来られたらと想像すると不安でしょうがない。チートが欲しい。
ステータスの確認をした4人はスキルの欄にラノベでは聞くことはないが、聞きなれた言葉があることに気付き、それぞれのステータスもどうなってるのか気になり話し始めた。
「このステータスが高いんだか低いんだかわからないね〜」
「しかもこのスキルのところの画面って何だ?」
「あっ!私のところにもある。画面(1)ってあるけどなんだろうね〜。」
「じゃ~みんなスキルの部分に、画面(1)があったわけだけど、もしかしたらこのステータス画面を開くのに必要なスキルとかなのかもしれないね。」
スキル画面は、竜が言っているようにSPを消費してみんなが取得したスキルですが、この4人がそれに本当の意味で理解するのは、もう少し先になります。そうこうしている内に、エルフのような者たちの集落までたどり着いたようである。
「うわ~!これ樹齢何年なのってくらい太い木々がこんなに綺麗に並んでいるなんて…」
「ホントだね~。しかも私ツリーハウスって初めて見たかも…」
「外敵から身を守りながら森の中で生活をするってなるとこういった家の方が良いんだろうね。真~。周りを見過ぎてあんまり遅れるなよ?」
「わかってるよ。いつも兄貴は、子ども扱いして…」
「何か言ったか?」
「なんでも」
「じゃ~行くぞ」
(兄弟っていつまで経っても兄貴は兄貴で、弟は弟ですからね~。お互いに思っていなくてもすれ違ってくることもあるか…って話しがまたそれている間にエルフが何か言ってるみたいです。)
「ぜqc3kqwmっくtq」
「ん?やっぱり何を言ってるかわからないけど、あっちの建物に入れってことか?」
「たぶん。そうじゃないか?先導している1人以外はここまでで先導しているやつに俺らは付いていけってことだろう。まぁとりあえず進んでみよう。」
4人は、先導してくれるエルフについていくと他の建物とは違い正面にあるその建物だけ地面に、そのまま石のようなもので建築されている神殿のような雰囲気を出すその場所に入る。中には数人の高齢のエルフがアーチ型の長テーブルに鎮座していた。
「ckmこfq;q?」
「xsかてぃえq2dyd7wr」
「bk:zてくtjwふぇ;。zwbsfg9gbb¥kま1づkq¥4」
なにやら、エルフ達で話しが始まってしまった。エルフの言葉を理解できることもなくこのままどうなってしまうのか、再び不安になっていると竜が少し難しい顔をしながらぶつぶつと何か言いながら前に出ていった。
(ってか、いちゃラブしてたからって異世界言語取る為に苦労して欲しいなんて思ったばっかりに、私の方にまで苦労しなければならない点が出てしまうなんて…。因果応報とはよく言ったもんで、意地悪をすれば必ず自分にも返ってくるし、良いことをすれば必ず自分にも良いことが返ってくるんだろうね。よし!良いことをしよう!)
「こんにちは…ん~。よし!これで大丈夫かな。エルフの方々少し私の方からよろしいでしょうか。」
「お~!お主は、私たちの種族の言葉がわかるのか?」
「先ほど、スキルを取得することが出来ましたので、今は話すことが可能となりました。」
竜が難しい顔で何をしていたかというとスキル 問診 の取得であった。スキル名【問診】レベル1以上であれば、異世界言語が理解できるようになるが今のところはエルフのみの言語を理解することができる。
少しずつ観覧してくれる人の人数やブックマークの数が増えていっていると執筆意欲につながります。
とりあえず、この作品だけでもしっかりと形にしていきたいのでこれからも応援の程よろしくお願いいたします。
あっ!最後に余計な文を追加してしまったせいでまた大変な思いをしなければならないフラグ…ごほごほ。大丈夫なはずだ…たぶん。