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第1章 10話 「アウグスト」

ー資料室ー



資料室で何を訓練するのか?と

少し疑問だったが

着いて1時間経たない内に理解した


訓練するのは頭

魔導長の指導の元座学を受けるらしい


つまり日本でやっていた授業そのものだ



最初の自己紹介の時に

何故か「ほう、君が長峰 勇気君かね


………ワシはこの国で大臣兼魔導長を務める

アウグスト=ヴァレンタインと申す

どうか、この国の繁栄の為

尽力してくれる事を願っておるよ」


と俺にだけ魔導長から

重めの自己紹介をされたんだが


カール先生は何を伝えたんだろう?


自分でいうのも何だけど

俺、そよ風起こす事しか出来ないからね!



魔導長の座学では

法術訓練の成長が各々反転した結果となった


そもそも、成績が良い方だった溝尾は

魔導長が語る歴史を要点のみ掻い摘んで

ノートに書き込んでいる様で


興味深そうに話を聞いている

きっと理解も早いのだろう



俺はまぁ学校の成績は中の下位だった

あんまり頭の良い方では無かったと思う


実際、魔導長の言葉には難しい単語がよく出て来て

理解出来てるのか怪しい部分も多い


ただこれは自分の誇りの為に言っておくが

後ろの2人よりは断然理解しているつもりだ



木村は、最初の内こそ俺に

今のどういう意味?とか

つまりさっきのなんとかのナントカって

戦いはどっちが勝ったの?

みたいなアホ丸出しの質問をしていたが


次第に死んだ目になっていき

この俗世を憂い

遂には心を殺して空気と一体化した

もはや彼の耳と心には何も届いてはいない。



野間は論外だ

30分経たずに眠りについた


魔導長は元から厳格な顔をしていて

皺が多く刻み込まれている

礼節に厳しい人だと思っていた


その為、野間が机に突っ伏した時には

あ、これヤバイぞ、と思っていたが

雷が落ちる事は無く


流石に苦笑いしはていたが

まぁ、仕方が無いかといった様子だった


何か慣れてる?

前の班で似た様な状況になったのかも知れない


魔導長が語った歴史は

この世界を理解するのに非常に役に立った


本日の座学の結果を理解出来た範囲で整理すると……


やはり人間と妖魔は古の時代には敵対関係にあったようで、2種族の間で和解があったのはつい50年位前の話らしい


まだまだ世間に和解が浸透しているとは言えず

カール先生の様に妖魔が城で働いているのは非常に稀だと言っていた


因みにエルムサルトの前身は

古き時代の三英雄の一人

「魔術師」がココに家を構えた事が発端となっているらしく「魔術師」が住んでいる為

魔物が近寄れず、そのお陰か人が集まり

村になり、街になり、国になったとの事だった。



歴史的にはエルムサルトより新しいらしいが

こことバチバチしてるアデン大教国


あの国の出生にも三英雄が関与してるとか

してないとか


何だったかな

聖遺物?とかいう物が

何か「教え」になって……?


……まぁ中の下ならこんなもんだろう

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