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お爺ちゃん賢者の最強技です。(いろいろ技出してましたがこれが最強です)

しばらく投稿してなくてすいません……(ふわー)

 音の波動が大地を削り取っていく。


 いや、液状化させていくと言った方が正しいだろうか。


 微弱な振動、巨大な振動、様々な周波数を持った音の波動があらゆる物質を振動させ、分解していく。


 クレーターで覆われた乾いた大地を根こそぎ削りながら、魔物の集団へと波動が近づいていく。


 集団も流石に気づいたようだが、音速は秒速300mを超える。


 流石の魔物と言えど、音速で迫りくる物体を避けることは出来ない。


 しかし反応は出来るようで、さまざまな【対抗アンチ】系統の魔法や防御系統の魔法を放ってくる。


 だが、その程度で儂らの最大出力×15.625を破ることは出来ない。


 密かに少しだけ埋め込んでおいた【原生簒奪プロティスト・セイズ】の簒奪の術式がすべてを取り込み、糧としていく。


 やがて最初の敵に接敵したとき、音の波動の真価が発揮される。


 

 『【解放】』



 掌を向けて静かに叫ぶ。


 儂だってただ闇雲に魔法を放ったわけではない。


 当然、中に一つや二つ危険な術式を挟んでいても特に違和感はないじゃろう?


 卑怯と言う言葉は記憶の彼方に捨ててきたお爺ちゃん賢者。


 その容赦のない一撃が魔物の集団へと大災厄として降りかかる。



 『【天赦瞳イザナミ】』



 紅い閃光が飛び交う。


 魔物から反撃でも行われたのだろうか。


 それをものともせず、出現した球状の物体は突如小爆発を起こし重力を発生させる。


 閃光が瞬く間に引き寄せられ、吸収されていく。


 それはまるで紅閃光のフィールドを作っているかのように、収束し、やがてそれは瞳の形状を作り出す。


 紅い閃光を取り込んだからか、その瞳、瞳孔は紅く不気味に光りながら静かに力を秘めている。


 その絶大な力は、時空を歪めるために生み出された。


 その目的を果たすために、儂は掌を広げ、魔力塊に指示を出す。


 

 ズチィ!



 音がして時空がゆがめられる。


 視覚化した螺旋が集団を取り込み、異時空間へと誘う。


 気圧、魔圧、あらゆるものが周辺に飲み込まれ、飛ばされていくのだ。


 そんな視覚化した恐怖に抗うことなど出来はしない。


 魔物たちは為す術もなく囚われ、瞬時に分解されていった。


 

       

                 ****




 「……グッ……」



 すべてが終わった後、儂は膝をつき崩れ落ちた。


 やはり魔圧が濃いとはいえ、儂の最大出力の魔法はあまり連発すべきではないの。


 無事、成功を収めたものの、魔界でこれをやったら目も当てられない。


 結局、二人?二龍?に手を貸してもらって立ち上がる。


 まだまだ爺ちゃんの日本ライフは始まったばかりだ。


 


 

たぶん今から新作投稿すると思われます。

それもよろしくお願いします。

(僕が何もしてない間に大量のブクマ本当にありがとうございます。まだまだ至らぬ点も多くあるとは思いますが、忙しいなりに頑張って行きますのでこれからもどうぞよろしくお願いします。)




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