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お爺ちゃん賢者の兄は家のドアを壊しました。

題名トラップ。

 「今日もクレイのおかげで農作業がはかどるなぁ。ありがとう」


 「そんなにスゴイの?ゴーレムだっけ。私も使ってもいい?」


 ……夕食はいつもにしては少し豪華じゃった。


 それというのも。


 「今日はラルクの誕生日だからな。おめでとう!」


 「もう十七歳になるのねー」


 兄者の誕生日だからじゃ。


 前世の世界では、異世界人たちが広めた【誕生日】なる習慣があった。

 

 なんと素晴らしい風習だと思った儂はこの村にも【誕生日】を広めたのじゃ。


 「それにしてもクレイのアイディア力は凄いな!このままでは王都への出立も夢ではないぞ!」


 「そうだねお父さん」


 ……この世界にも王都はあるのかの?


 まあ、宮殿での腹の探り合いや勢力争いなどは手慣れたものだ。


 大して問題もあるまい。


 両親は儂の作った【ウォーターサーバー】にて水を汲んでから一気に飲み干す。


 深刻な水不足が乾季に現れることもあるので、儂が作った給水機じゃ。


 作り方は至って簡単。


 そこそこ強い水属性の魔物をサクッと倒す。


 魔石を取り出し、台にポンと置く。


 あとは魔力を込めれば好きなだけ水を作り出せる。


 たったこれだけじゃ。


 これの発明だけで相当な価値がある、と定期的に来る商人が言っていたがそんなものでもあるまい。


 精々、小国が一国丸ごと買えるぐらいの値段ぐらいが関の山じゃろう。


 ちなみに、商人は自分だけの金じゃ買えない、王都の商人ギルドの仲間全員を引き連れて二年後に買いに来る、とか言ってたが無理じゃろうな。


 まず売らんし。


 両親困るし。


 「……なぁ。今日は俺の誕生日じゃないのか」


 コトリ、と皿を置いて、兄者が言う。


 ……む?どういうことじゃ?


 「どういうことだラルク?こうして家族みんなで祝ってるじゃないか」


 「そうよ。クレイが狩ってきてくれた魔物の肉だってたくさん食べられるじゃない」


 両親も意味が分からないらしい。


 兄者は救急搬送じゃな。村の治癒師の婆さんのもとに。


 あの婆さん儂嫌いなんじゃよなー


 なんか怪しいし、香水臭いし。


 だから怪我したときは儂が二番目に得意な聖属性魔法で自分で癒しておる。


 「……ッだから!クレイクレイクレイ五月蠅いんだよ!もういい!」


 兄者は自分で激高してドアを殴るようにして開き家を出ていった。


 なんなんじゃ?


 意味がさっぱり分からん。


 まあ、ギスギスしているのは勘弁じゃから今度機嫌取りでもしておこうかの。


 とりあえずゴーレムでも一体作っておくとしよう。

 

ブクマ有難うございます!

これからもよろしくお願いします。

※この作品は基本的には毎日更新です。三日間旅行行ってたので更新できませんでしたすいません。

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