お爺ちゃん賢者と新参勇者3名です。
ユニーク1000、アクセス4500を達成!
有難うございます。
「報酬なら、副領主までを考えております!」
「はァ!?」
何じゃとぉ!?
……こいつ、思考回路をどこに捨ててきたんだろうか。
「捨ててないです!そして何がおかしいんですか!」
何が?って顔するんじゃないわい。
副領主、その意味をよく考えてから物を言えガキ!
「あのな、副領主に任命するってことはだな」
「信頼して背中を任せるってことですよね!」
「分かってるじゃねえかクソガキぃぃぃぃ!?」
はあ……
なんでわかってて報酬であんなもの提示したんじゃ。
意味は分かっておるじゃろうが。
「だって、クレイさん優しそうですし。頭脳も切れるようですから、これでもまだまだ未熟な僕の補佐官として、と思って」
えへへ、と笑う領主。
もうお前駄目じゃ。他所を当たれ。
……なんかいろいろ諦めてたら、空から降ってきた。
はあ……空から……って空からじゃと!?
「ふわああああああ!!」
「助けてくださーい!」
激しく既視感を感じるような登場で、またあの二人が現れた。
もう三人見ないやつがいるが、あれが残りの勇者なんだろう。
「空から降って来た暗黒物質……」
流石に暗黒物質ではないぞあれは。
****
「あなたは……あなたは……」
フィンセントが恍惚の目線で見上げるのは、降って来た新参勇者の一人、ビュークである。
白衣に眼鏡をかけていて、いかにも秀才ですみたいな雰囲気だ。
ちなみに聖職者らしい。
「【ビューク商会】の纏め主!光の勇者ビューク様ではありませんか!」
「……ッチ、うるせえな」
しつこいと思ったのか、ビュークがいきなり【威圧】を放ち始める。
こいつ見た目に反して喧嘩っ早いようじゃの。
この力の威圧は流石にフィンセントが可哀そうじゃと思ったため、儂はさらに大きな魔力を込めて、【威圧】を上書きする。
「……これはッツ!?」
暫く経って、ビュークが驚いたような瞳で儂を覗く。
既にここは儂の領域じゃ。
「おい、あいつは誰だ!あんなやつ聞いてないぞ?俺たちじゃ少なくとも勝てない!」
即刻で冷静な彼我の実力差の分析。
嫌いではないのう。
ただ……
「抵抗すらできない、の間違いじゃないかの?」
【威圧】を昇華させ、【纏嚇】へ。
精神的な圧力以外にも、魔力操作で魔圧を上げて物理的な圧力をかける。
「……クッ!侮辱はもういいだろう、さっさと殺せ!」
おぉ、リアルくっころが見られるとは(異世界人の受け売り)
ただ、別に殺す気はないんじゃぞ?
威圧、および全ての威嚇操作を終了した。
「……はぁ……はぁ……」
****
「あ、連れてきたよー!」
「こいつらが、私の残りの仲間だ」
お前ら仕事早いな。
そう感心する。
駄勇者→家畜勇者に格上げだな(そんな変わってない)
「まさか……まさかこいつは……!?」
「「伝説の宇宙怪獣だって言うのか!?」」
ごめんそれ人違い。
もうそろそろでブクマ20です……!
有難うございます。
アクセス一万を達成したら、SSの投稿とかも考えてます。
今後もよろしくお願いします。