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第二十九話 激突

 今、皇帝Luciusは、スペインの勇敢で高貴な家系の出生だった。

 彼は30歳を越え、しかし40歳には届かず、最も華やかな年齢だった。

 彼は気高い勇気を持って既に偉業を成し遂げ、実力を証明された騎士だった。

 このような彼の腕による偉業のために、ローマの議会は皇帝として彼を選んでいた。

 Luciusは朝早くに起床して、ラングルからオータンに出発しようとしている。

 Arthurが彼に立ち向かうことを実践しているという策略の報せがもたらされたとき、彼の軍隊は道の上で偉大な進路をとっていた。

 皇帝は、戦わねばならないか、それとも後退するべきか、よく知っていた。

 彼が後退を選ぶことはないだろう。彼が怖がっていると誰にも思われないために。

 さらに、ブリテン人は後を追ってくるだろうし、確実に勝利する。なぜなら、既に戦場から逃げ出しているものに、いったいどんな兵士が強い心をもって振る舞うだろうか!

 彼は彼の国王、王子、そして公爵たちを呼び寄せた。

 彼は最も賢く、そして彼の軍隊で最も狡猾な隊長を引き寄せた。

 これらに彼は話し、そして最も勇敢な彼の軍勢のために、10万人以上に番号を振った。

「聞くのだ。誠実な貴族たちよ」Luciusは叫んだ。「耳を貸すのだ。忠実な男であるお前たち。立派な征服者たち。価値ある領主の誉れ高き息子たち。いったい誰が、素晴らしい遺産をお前たちに相続させたのか。お前の父親たちの名誉ある働きによって、ローマは世界の帝国になった。彼女は、ローマ人がたった一人でも呼吸をしている限り、変わることはないだろう。帝国を征したお前たちの父親の栄誉の偉大さと同じほど、彼らの息子たちが彼らの時代にそれを破壊されたことで受ける恥辱は大きいものになるだろう。しかし、勇敢な父親は、勇敢な息子をもうけた。お前たちの先祖は誠実な騎士だった。そして、お前たちは彼らに悪をなさない。お前たちの中には、一人として頑強な家系に生まれてないものはいない。そして活力はお前たちの血の中に、ワインのごとく立ち昇る。さあ、すべての男よ、この日、勇敢に努力するのだ。彼らの中に彼の父親がいるかのように。遺産を失った男たちの運命、その悲しみをわすれてはならぬ。彼の臆病さは、彼の父親の勇気を抱いているもう一方の彼らに与えてしまえ。しかし私は知っている。そして確信している。お前たちが相続分を維持するであろうことを。死んでいったものたちのように勇敢になれ。勇敢さが生きているように。そして私は勇気ある力強い男たちに話す。貴族たちよ、オータンへと続く道は閉ざされている。我々が力ずくで門を突破するまで、我々はそこに行くことは出来ない。私は、どんな泥棒、あるいは錠前破り、あるいは頑丈なならず者が、我々の旅していた道を閉ざしたのか知らない。彼らは私が逃げ出し、王国を打ち捨てられた袋のように放棄するであろうと見なしている。彼は間違っている。もしも私が戻ったのならば、それは彼を誘い出すため以外にない。彼がお前たちに向けて戦いを並べた今、お前たちの武具を引き締め、そして剣を解き放つのだ。もしもブリテン人が我々を待ち受けているのなら、彼らの希望は当てはずれにはならないだろう。彼が逃げ出したら、彼は我々が彼の進路を追跡していることを知ることになるだろう。この危険な獣の顎に馬銜と手綱を付ける時が来た。そして、彼がこれ以上の損害をもたらすことから妨ぐのだ」


 ローマ人は急ぎ武器を手に取った。なぜなら、彼らは極端に戦いを熱望していたからである。

 彼らは軍隊を並べ布陣し、仲間と階級の中で隊長を配置した。そして、適切な順序で列を形作った。

 ローマ人は連帯感に包まれていた。

 様々な外国の国王、そして異教徒やサラセン人がキリスト教徒と混ぜ合わされた。なぜならこれらのすべての人々はローマへの忠誠を抱いており、そして皇帝への奉仕の中にあったからだ。

 30人と40人が、50人が、60人が、何百人が、そして軍勢が、隊長を戦闘で着飾らせていた。

 兵士と千の騎手が任命された場所に刺さっていた。

 槍兵の軍勢に軍勢の騎手は序列に従って近くに並べられ、そして丘に、谷に、Arthurに向かって急行した。

 ローマに忠誠を抱き、皇帝の奉仕において雇われている、一つの力強い集団が、谷の中へと降りていった。

 別の巨大な集団が布陣していたブリテン人に襲いかかった。

 そこで、軍隊同士が引き寄せられたところで、いっせいに大きく、クラリオンの甲高い音を鳴らし、トランペットを演奏した。

 彼らが近づいたように、弓兵は上手く射ち、槍兵は威勢よく投げ槍を投げた。あえて瞬きするものや顔を見せるものはいなかった。

 矢はあられのように飛び、そして非常に速く乱戦はよりいっそう激しい闘争になった。

 戦いの行われたその場所で、貴方は下げられた槍と、引き裂かれ貫かれた盾に注目するだろう。

 トネリコの槍竿は叫び声とともに砕かれ、そして破片は戦場を飛び交った。

 槍が折れたとき、彼らは剣に切り替え、そして鞘から刃を引き抜いた。

 実に素晴らしい乱戦で、そして驚くほど醜悪で酷いものだった。

 男たちが大剣でよりいっそう力強く斬りつけたことは、かつてなかった。

 必要なときに失敗する男はいなかった。すべての男は雑踏に怯みはしなかった。誰一人として、己の命を顧みなかった。

 剣は鉄床のごとく丸盾を打った。

 地面は戦う男たちの重みの下で振動し、そして谷は鳴り、騒音によって鍛冶屋のようにガランガランと鳴り響いた。

 ここで、戦線を途切れさせないまま出会った軍勢に向かい、軍隊は猛烈に急襲した。

 そこで、偉大な集団の騎手たちは、それら自身と同じくらい勇敢な集団の槍と衝突した。

 馬と騎手は敵の前に駆け下り、矢は飛び交い、投げ槍は放たれ、槍は粉々に砕け、そして剣は盾の上から打ち下ろされた。

 強きものは弱きものに勝ち、そして生けるものは死せるものに悲しみをもたらした。

 鞍帯が壊れ、鞍が空になった馬は、たてがみをなびかせて、狂ったように戦場を走り回った。

 怪我を負ったものは、命を前に死を選んだ酷い怪我人を哀れんだ。しかし、彼らの苦しみの祈りは騒音と叫び声の中で掻き消された。

 そうして、長い間二つの軍隊はともに力強く戦ったために、一方は他方に驚くほどの損害を与えた。

 ローマ人とブリテン人のいずれも陣を取ることが出来ず、同様に、結局のところ、どちらが勝つのか、分かるものは誰一人としていなかった。

 BedevereとKayは戦いについて思案した。

 彼らはローマ人が彼ら自身を密集させているのを見た。

 彼らはローマ人の悪意に対して怒りでいっぱいになって、そして彼らの集団を最も危険な雑踏の場所へと導いた。

 おお神よ、Arthurは彼の執事と酌取りほどの部下を持ってはいなかった。

 彼らこそ、彼のテーブルに着いた真の騎士だった。

 KayとBedevereは聖騎士のごとく鋼鉄の刃で打ちかかった。

 数多くの立派な行為が彼らによって果たされた。この日、彼らほど立派なものは他にいなかった。

 彼らは戦いの前線を分断し、剣で行く手を切り裂き、彼の仲間たちのために道を切り開いた。

 ブリテン人は後に続き、数多くの打撃を受け、そして与えた。そうして、様々なものが傷を負い、そして多くを殺した。

 血は水のように地面を流れ、そして死人は折り重なり横たわった。

 Bedevereは彼自身に停止も休憩も与えずに、乱戦の中で更に深く冒険をした。

 Kayは一歩遅れてやってきた。打ち落とし、低く打ち倒し、それは見るからに素晴らしかった。

 2人の仲間は呼吸を整えるために止まり、彼らの部下を励まそうと、彼らを振り返った。

 彼らが勝ち得た賞賛と崇拝は偉大なものだった。しかし、彼らは更に名誉を熱望していた。

 彼らはあまりにも名声を切望していた。そして彼らの勇気は彼らを性急さに導いた。

 ローマ人を打ち砕くという彼らの望みの中で、彼らは身の安全について注意しなかった。

 彼らは彼らの力と彼らの仲間たちの力において、計り知れぬほど信頼した。

 とある異教徒がいた。メディア人の王Bocusである。

 彼は彼の土地における裕福な君主で、そして力強い軍勢の隊長だった。

 Bocusは彼の部下を戦いに急がせた。なぜなら、彼はどんなに危険な騎士であろうとも、何一つとして恐れなかったからだ。

 二つの軍隊がともに衝突したとき、争いはとても礼儀正しかった。そして乱戦は極端に長く持続した。

 異教徒とサラセン人は、アンジュー人とボースの人々を前に、彼らの男らしさを証明しようとした。

 Bocus王は剣を取り、そして2人の聖騎士を打ち負かした。

 彼の身体は痛みに蝕まれたであろう。

 彼はBedevereの胸を刺し貫いた。その猛烈さは、鋼鉄が彼の背中から飛び出すほどだった。

 Bedevereは倒れた。なぜなら、彼の心臓は引き裂かれていたからだ。

 彼の魂は旅立っていった。

 イエスが彼の胸にそれを抱きますように!

 KayはBedevereが死んで横たわっているのを目に止めた。

 彼は生きているどんな男よりも彼を愛していたために、彼は異教徒が彼の遺体を弄ばぬようにと決意した。

 彼は周囲の出来る限り多くの男たちに呼びかけ、そしてメディア人が彼の前から逃げ出すようにして、ブリテン人は戦場から離れた。

 リビア王Sertoriusはこの冒険を眺め、そして極端に荒れ狂った。

 彼は、彼が彼の王国から運んできた異教徒による巨大な集団を持っていた。

 怒りとともに熱くなったSertoriusは近づいてきて、彼の敵に数多くの損害を配って回った。

 彼はKayを殺そうと傷つけ、そして彼の部下の中で最高の男を殺した。

 数多くの酷い打撃で打ちのめされようとも、Kayは盟友の遺体を守った。

 彼は彼の部下の中にそれを置き、そして雑踏から積み荷を運び出させ、彼らが去るまで戦いは続けていた。

 彼はともに、同様に黄金のドラゴンがあしらわれたArthurの旗を持っていた。ローマ人たちを激怒させ、彼らをそう仕向けるために。

 今、Bedevereの甥であるHiresgasは、極端に良く彼の伯父を愛していた。

 彼は彼の親族と友人たちを探し、そしておよそ三百人の仲間を集めた。

 この集団は兜に鎖帷子、刃を身につけ、そして猛々しく実に素早い立派な軍馬に乗っていた。

 Hiresgasは戦闘のために彼の身内を指揮した。

「今こそ、私とともに来るのだ」彼は友人たちに言った。「そして、血の価値を望むのだ」

 Hiresgasはメディア人の王Bocusに近い場所に出てきて、旗を掲げた。

 Hiresgasが彼の敵を見たとき、彼は取り憑かれた男のようになった。

 彼はArthurの鬨の声を叫び、そして彼の仲間とともにBocusに向かって猛烈に突撃した。

 彼は彼の叔父の死に復讐すること一つ以外の考えを持っていなかった。

 Hiresgasと彼の盟友たちはメディア人の只中に、下げた槍と掲げた盾とともに押し入った。

 彼らは多くを殺し、そして数多くの他のものを鞍から叩き落とした。

 彼らは、Bedevere卿を殺した王の一団にまさに届くまで、脱落者の上を駆け、馬の蹄の下で踏みつぶした。

 強靭な軍馬に乗った勇敢な家臣はHiresgasに続き、彼の導くままに右へ左へと向きを変えた。彼らが旗のところまで貫通し、王の武具を見るまで。

 Hiresgasは敵を見張った。

 彼は馬を転回し、雑踏に突き進み、近づき、そしてBocusを兜の上から全力で打った。

 貴族は強い男だった。一撃は強烈で、そして彼の刃は鋭く強靭だった。

 彼は良く、巧みに打った。

 その打撃は兜と鎖帷子の兜を貫いてねじれさせた。

 それは、頭を肩から分断した。Bocus王の魂が敵の元へと走り去っていくように。

 Hiresgasは彼の腕を伸ばし、遺体が地面に落ちるであろう前に掴んだ。

 彼は敵を彼の馬の前方に乗せ、そして素早く彼を抱き、その手足を両側に吊るした。

 そこで、彼は勇敢に彼の道を進んだ。死んだ男は何も言わず、嘆くことも泣くこともなかった。

 騎士は厳しく、そして彼の軍馬は力強かった。

 メディア人が彼に損害を与えないように、彼の親族は彼の後ろに集まった。

 彼の盟友の支援によって彼は戦いを勝ち抜いた。そして、彼の積み荷をまさに彼の叔父が横たわっている場所へと運んだ。

 そこで、彼はBocus王を関節と関節でばらばらに叩き斬った。

 彼の仕事が終わったとき、Hiresgas卿は彼について彼の僚友たちに呼びかけた。

「来るのだ」彼は言った。「来るのだ、真の男の息子たちよ。これらのローマ人を殺すために。ローマ人め! こそ泥にも劣る私生児、神を信頼せず、我らの真の宗教を信仰してもいない異教徒ども。ローマは我らの命と家族を破壊するために、彼らを東から連れ込んだ。だからこそ、友よ、異教徒どもを全滅させようではないか。異教徒と、より確かなキリスト教徒を殺すために奴らと手を組んだ、キリスト教徒の反逆者を。進め。奴らにお前たちの男らしさをはっきりとさせるために」

 Hiresgasは彼の身内を率い、戦いへと戻っていった。

 騒音と叫び声が平原を満たした。

 兜と刃は日に煌き、しかし鋼鉄はしばしば血にまみれ、あるいは盾の上で砕けた。

 立派な公爵であるポワティエのGuitardは勇敢な男のように振る舞った。

 彼はアフリカ王に対し、屈することなく持ちこたえた。

 2人の君主はともに拳と拳で戦った。しかし、この日、アフリカ王は死んだのであった。

 Guitardは彼の遺体を通り過ぎ、数多くのアフリカ人とムーア人を打ち倒した。

 フランドル人の公爵Holdinは慎重で真面目な助言をする、賢明な王子だった。

 彼はスペイン王Aliphatmaの軍勢と戦った。

 二人の王子は激しい怒りの中で一方が他方と戦った。Aliphatmaは致命傷を負い、そしてHoldinは良い状態の中にいなかった。

 ブルゴーニュ伯Ligierは、バビロン王とともに進路を走っていた。

 私にはどちらがより立派な騎士だったのか分からない。なぜなら双方が彼らの鞍から衝撃を受けたからだ。

 伯爵と国王は死に、同様に戦場の上で横たわった。

 Ligierとともに、彼の所有する土地の仲間の主人であった3人の他の伯爵が殺された。

 バースの領主Urgent、ギートシア伯Balluc、ウェールズ人の行進の監視人であるCursa of Chester伯爵が、少し遅れて死に、彼らの部下たちがひどく悲嘆にくれていた。

 旗の後に続いていた彼らは雑踏の中でたじろいだ。

 それはローマ人を前に引き返し、逃げてGawainを隊長とする軍勢に避難した。彼とともに、彼の立派な友人にして仲間であるHoelもいた。

 この二人ほどの闘士を、貴方は世界中を探しても見つけられないだろう。

 丁寧さと親切さ、賢さに騎士道精神において、彼らに匹敵すると思われる騎士らしさの持ち主は、決していなかった。


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