第二十一話 アーサー王の饗宴
今、英雄譚の年代記は告げる。この高尚な饗宴の朝がいつ始まったのかを。美しい大司教、司教、修道院長による行列は、Arthurの頭上に冠を載せ、そして彼を教会へと導くために、王宮に行った。
二人の大司教が彼を街の道へと連れて通り抜けさせた。その人は彼の身体のどちらかを歩いた。
それぞれの司教が彼の手によって国王を承認した。そうして、彼は彼の王座を獲得した。
四人の王が、剣をその手に抱いてArthurと聖職者の前に行った。
四本の剣の柄頭と鞘、それに柄は金細工で出来ていた。
Arthurが彼の宮廷で地位についたとき、これは王たちの儀式だった。
最初の王子はスコットランドからのものだった。二番目は南ウェールズから、三番目は北ウェールズから、そして四本の剣をもたらした最後の一人は、コーンウォールのCadorだった。
Arthurが王座についたとき、これらの美しい王子たちは完全に団結し、一つの目的のもとにあった。
この儀式を祝い、教会でするのに相応しい儀式を行うために、彼らはカーリアンの高位聖職者にしてローマの教会特使のDubriciusの前に平伏した。
王妃が彼女の夫の国において影が薄くならぬよう、もう一つの作用によって冠が彼女の頭上に置かれた。
彼女については、彼女は彼女の宮廷においてこの国の偉大な貴婦人と言われていた。そして、彼女の友人である女性たちもまた。
この饗宴において、彼女の同類の女性たち、彼女の心に最も近しい女性、そして彼女のようになりたいと熱望する美しく気立ての良い少女が、一緒に集まった。
儀式の締めくくりのために、王妃が部屋で冠を載せられ、神聖な修道女の女子修道会に連れて来られたとき、華やかな貴婦人の集団の存在は、饗宴をよりいっそう豊かにした。
雑踏が壮大であったため、王妃が街の道で彼女の道を進むことは困難に思われた。
四人の貴婦人が彼女らの婦人に先行した。彼女らの腕には四羽の白い鳩がとまっていた。
これらの貴婦人は黄金の剣を国王の前に運んだ君主たちの妻であった。
美しい乙女の集団が王妃について行き、素晴らしい喜びと歓喜を作り上げた。
この美しい女性の集まりは、王国の中でも最も気高いものからやってきた。
極端に可憐なものたちは、絹の衣服の上に豪奢なマントを羽織っているように見えた。
すべての男たちは喜んで彼女らを凝視した。なぜなら、彼女らの美しさたるや、彼女の仲間たちよりも甘美なものはないほどだったから。
これらの貴婦人と少女は、彼女たちの最もやわらかな衣類に包まれて進んだ。
彼女らの頭はヘニン帽をかぶり、そして彼女らは彼女らの最も上等な祭りの衣服に身を包み、歩いた。
これほど沢山の色とりどりの長衣に高価なマント、貴重な宝石に指輪を見たことがあるものは誰もいなかった。
これほどの毛皮と、リス革や芦毛の毛皮の衣類を見たことがあるものは誰もいなかった。
これほど華やかで高貴な女性たちの行列を誰も知らなかった。彼女らは儀式に遅れぬように、急いで教会に向かった。
今、教会の中で適切な華麗さと儀式をともない、ミサが始められた。
オルガンの騒音が教会を満たし、そして聖職者たちは聖歌隊の中で調和して歌った。
彼らの声は膨れ上がり、あるいは止まった。歌が屋根の上に登るほどに調和し、あるいは神への祈りの中で静かになった。
騎士たちはあるひとつの教会から他の教会へと歩いて行った。
今、彼らは聖Julius女子修道会にいることだろう。そして、再び聖Aaronの大教会へと。
この彼らは、聖職者たちの歌を比較した。そして、可愛らしい女性によって彼らの目を喜ばせた。
騎士たちは頻繁に教会を往復したが、しかし、どの教会の前により長く留まったかをはっきりと答えられるものはいなかった。
彼らは甘美な旋律によって心を飽々させることは出来なかった。
そう。丸一日を通して持続された。私には、これらの騎士たちが飽きたり満足することがあったとは思えない。
儀式が定められたとおりに終わり、最後の言葉が歌い上げられたとき、国王は彼が教会に運んできた王冠を下ろした。
彼はもう一つのより軽い王冠を彼の頭に乗せ、そして同じ作法を王妃にも行った。
彼らは彼らの重いローブと権威の飾りを横に置き、そして、僅かな衣服に身を包んだ。
国王は聖Aaron教会を後にして、そして食事のために彼の宮殿へと戻った。
一方の王妃は、美しい彼女の仲間たちを主導して、彼女の家に再びやって来て、更に素晴らしい喜びを作り上げた。
なぜなら、ブリテン人は彼らの創始者たちがトロイから持ち込んだ習慣に固執していたからである。饗宴が広げられた際、男性は男性のみと食べ、食卓に女性は連れてこなかかった。
婦人や娘は離れたところで食べていた。
男性は彼女らの広間にはいなかった。君主の宮廷のように極端に贅沢な饗宴のために、儀式をもたらす従者のみが保たれていた。
Arthurが高座の彼の椅子に座ったとき、君主と王子たちは、国の慣例によって定められたそれぞれの彼らの序列と階級に従って、食卓の周りに座った。
サー・Kayと呼ばれた国王の執事はArthurの食卓を給仕し、美しい朱色の絹のダルマティカに身を包んでいた。
Kayにはイタチの毛皮を身につけた千人の召使いがいて、食料庫から皿を運んだ。
給仕は食卓の周りをきびきびと動きまわり、肉の大皿を客に運んだ。
これらとともに、更に千人の召使いがいて、目にとても優しい、同じようなイタチの毛皮で着飾っていた。
これらの美しい小姓は、金の大杯から素晴らしい金のカップやゴブレットにワインを注いだ。
これらの給仕の一人として、イタチの毛皮を着て奉仕しないものはいなかった。
国王の酌取りBedevereは、Arthurのカップを食卓に配置した。彼らは、Arthurの従者が飲み物を切らしていないか見ている彼を、マスターと呼んだ。
王妃は彼女の命令において多くの従者を抱えた。そのため、私は数を貴方に話すことが出来そうにない。
彼女とすべての彼女の女性の仲間たちは、豪華にそして敬意をもって給仕された。
最大の敬意が彼女たちに払われた。
これらの女性たちは豪華な肉と、様々な興味深い様式のワインとスパイスの効いた飲み物の食卓についた。
彼女らが食べた皿や器は、とても貴重で、そして極端に美しかった。
私にはArthurの饗宴の富と輝きを貴方の前に持ってくる方法は分からない。
見事な男たちのためか、それとも騎士道精神にあふれた行いのためか。とても多くの富のためか。誇りのためか、礼儀正しさのためか、いずれにせよ、Arthurの時代、イングランドには周辺の土地のすべての花が咲いていた。そう、我々が知るすべての他の王国の。
スモックをはいた最も貧しい小作農も、海の向こうのベルトを締めた騎士よりも礼儀正しく勇敢な紳士だった。
そして男たちと同じように、異なることなく、女達も一緒だった。
馬具と衣服と羽飾りを同じ色で揃えた者を除いては、海外でその賞賛を報じられる騎士はいなかった。
戦場におけるサーコートと鎧の色は、広間における彼のガウンの色だった。
女性や娘たちが彼らに彼らの所有するのと同じ色の衣服を着せたのであろう。
たとえどんな生まれで裕福な騎士であろうとも、彼が彼の騎士道と価値を証明するまでは、生涯決して、彼の友人として美しい女性を得ることはなかったろう。
最も高貴な生まれとみなされる騎士は、雑踏の中から真っ先に彼自身を生み出した。
そのような騎士は女性たちに本当に愛されていた。なぜなら、彼の友人たちは彼の勇敢さと同じくらい純潔であったから。
Arthur王は饗宴から立ち上がり、彼と彼の仲間たちは街を離れ、彼らの喜びを得るために戦場の真ん中へと行った。
君主たちは彼らの喜びを様々な場所に求めた。
彼らの間の何人かは、彼らの馬の実力を証明せんと、共に馬上試合を行った。
他のものは剣で剣術を競い、あるいは石を投げ、あるいは投石機で小石を飛ばした。
狡猾な射手のように弓を射るものや、的に向かって投げ槍を投げるものもいた。
すべてのものが、彼の愛する競技で仲間と競い合った。
競技で勝利を証明し、仲間の中から賞を生み出したものは、すべての王子が見守る中、王の門前に通された。
Arthurは、彼が王の門前から喜びと満足のうちに去るよう、彼の富と素晴らしい贈り物を与えた。
宮廷の女性たちは壁の上に登り、とても喜んで競技を見下ろしていた。
眼下に友人を見る彼女は、彼に視線と顔をちらりと見せた。彼が彼女の好意のために一生懸命に競うように。
今、宮廷には、Arthurの饗宴のために多くの軽業師と竪琴弾きと作曲家が集まっていた。
歌を聞いたものは、丸暗記した音楽を歌ったか、あるいは、吟遊詩人の最新のリフレインで自らを慰め、彼の望みを満足させたであろう。
ここにヴィオル奏者が立ち、バラッドの歌い手が指定された曲のために配置された。
いたるところでヴィオル、ハープ、フルートの音が聞こえたであろう。
あらゆる場所から竪琴に太鼓、そして羊飼いの笛、バグパイプ、プサルタリー、シンバル、モノコードの音が発せられた。
軽業師は絨毯の上で宙返りをした。
ものまね師と踊り子は彼らの技を披露した。
Arthurの客の何人かについては、物語や伝説の語り手に聞き入っていた。
他のものはサイコロとテーブルのために呼びかけ、そして賭け事のために運試しをした。
このような競技では同様に、勝者と敗者に悪事が振りかかる。
男たちの多くはチェスまたはドラフツで遊んでいた。
貴方は二人一組の彼らに、ボードの上で項垂れている様子を見ることが出来よう。
一人のプレイヤーは彼の仲間に散々に負かされ、彼は彼の賭けのための支払いを借用し、借金返済の誓約を与えていた。
彼はもう充分に彼に借金をしていて、しかし十一だけを得るために一ダースを支払った。
しかし、誓約は提供され、受け取られ、金は貸し出された。そしてゲームは数多くの誓約といかさま、多くの飲酒と喧嘩、争いと怒りと共に続いた。
敗者は常に不満を抱き、そして彼の仲間に対する愚痴は昂っていった。
サイコロ振りは二人一組でテーブルに付き、サイコロを振った。
彼らは順番に、それぞれ相手よりも高く投げた。
貴方にも彼らが数える声が聞こえよう。六、五、三、四、二、そして一。
彼らは彼らの衣類を賭けて投げた。これらには半分裸で投げるものもいた。
彼の同僚が彼の番号を叫んだ後、サイコロを持った彼は公平を祈った。
そして、口論は沈黙から突然湧き上がった。
一人がテーブル越しに彼の仲間に言った。「お前はイカサマをして、そして不正をして投げている。サイコロはお前の手にきつく捉まれることなく、ボードの上に振られている。わたしの数はまだお前より前だ。もしもお前がまだペニーの入った袋を持っているのなら、それを出せ。お前の思い通りにしてやる」
こうしてサイコロ振りたちは論争をして、Arthurの多くの客は、毛皮を置いたボードに座っていた彼が、素肌を着てテーブルから去っていくのに居合わせた。




