この国には、視線で人を殺せるという噂の人がいます
掲載日:2026/03/14
短いです
舞踏会。
ここでは、貴族達が色々な噂話をしている。
ただ聞いているだけでも楽しい。
ただし、自分に関係無い話なら。
会場に、男が入ってきた。
「あれは、辺境伯…?」
「視線で人を殺せると噂の…?」
「国王様と従兄弟だとか…」
貴族達が遠巻きに、その男を見ては噂する。
視線で人を殺せる…?
どんな噂だ…
たぶん、噂に尾ひれ、はひれ、尻びれまでついたんだろう。
渦中の男…辺境伯は、人々の視線など意に介さず、国王のもとへ行き、挨拶をした。
国王と辺境伯は、声は聞こえないが仲良く話している。
そこへ、フラフラと国王に近付く男が見えた。
手に何か持っている。
シャンデリアにキラリと光るそれを振り上げる不審者。
その時。
辺境伯から光線が出て、不審者に当たった。
「ぎゃっ」
それきり、不審者は倒れて動かなくなった。
騎士達が、不審者を担ぎ、退出していく。
黙って見ていた周りの貴族達は、驚いて硬直していた。
…本当に、視線で人を殺せる???
噂は真実の事もあるんだと、勉強になった舞踏会だった。
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