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星の降る夜に  作者: 美桜
1話、聖なる森の木
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1-1



初めて書きます。

投稿の仕方がいまいち分かってません(汗)



小説の書き方などは作者が書きたいように書いてます(汗)お目汚しになったらすみません。

暖かく見守ってくださったら嬉しいです!









北の国のジェミニジェミゲミニー王国にはかつて何百年に一度起きると言われる厄災により瘴気でおおわれて何十万という罪なき犠牲が出たことにより、国王は黒髪の聖女を召喚したと言う。



それが俗に言う異世界召喚で、私ともう1人の黒髪の女の子が呼び出されたわけだ。が……、この世界の女神プラネウムは黒髪の美人でどことは言わないがとても大きいらしい…………



さて、そこで問題です。もう1人の女の子は女神プラネウム様見たく黒髪美人でボンキュッボン。プラネウム様見たく美人でもなければ黒髪でもなくキュキュキュの私。さて、どちらが選ばれるでショー!と聞くまでもなく、選ばれたのはもう1人の女の子で…………私は用無しと城から追い出され途方に暮れていれば、この国一番のでかい教会に雷が落ちて黒い煙をあげた。



それを見た人々は女神プラネウム様が痛くお怒りだ!と騒ぎ出した。私は神が怒ろうが関係ない。どの道、帰るすべもなければ用無しだと捨てられた身。この国にどんな災害が起ころうが関係なし。と僅かに私と共に投げ捨てられた少しの金と食料、衣服が入ったリュックを担ぎその日のうちに国を出た。



その日の夜、あの国に神のお告げがあったことも知らず、歩けるところまで歩いて着いた森の奥深くの大きな木の穴に身を隠して寝ていた私は次の日、不思議な双子と出会い森で生活を始める訳だが…………



異世界召喚神の子(レベル1)の私はこの森が聖なる森と呼ばれることを知らず…………生活できるように開拓することにした。




「ねぇ、スバル…………今日は何するの?」



「おはよう、カルス。今日は昨日できなかったことをする予定だよ」



「それってどれ?スバルとこの森で過ごして四回目の朝。一回目の昼にこの木の穴で寝やすいように整えよう。とか言ってたのに全然終わってないし……二回目の朝には食料集めと前日できなかったことをする予定だ。とか言ってたのに結局やったのは食料をリスや小鳥に持ってきてもらうだけ。」




ねぇ、スバル。昨日のも言った方がいい?と聞きながらも返事を待つことはなく、昨日は水をくみに行っただけで寝る場所もこの周辺を整えるのも何もかも終わってないよ?と言い痛いところを突かれ、聞くならせめて返事を待ちなさい。と私は膝を着いてあぁ絶望的だ…………と頭を抱えた。そんな私をカルスが冷たい目で見下ろしてくる。




「カルス、君も双子の妹のようにもうちょい優しくなってくれやしないかね?」



「僕に優しくされたければちゃんとしろよ。スバル」




見た目5歳ぐらいの男の子に今年20になる私は何も言い返すことも出来ず、こんな大人になっちゃダメだぞ。と笑い未だねぐらにしているおおきな木の大きな穴に入ろうとすればカルスに引っ張り止められる。




「なっちゃダメって言うなら見本ぐらい見せてよ……」



「…………そもそも!この世界はファンタジーなんだから願えば叶う!なんてチートをだなぁ…………」




いっちょ願ってみるかぁ?と大きな木の横の開けたスペースを指さしてそこに1階建ての3LDKの一軒家でてこーい。と言うが何も起こらず、カルスにため息をつかれた。




「カルス……私はもう疲れたよ…………」



「疲れてるのは僕とポルスだよ」



「そういえば、朝から君の双子の妹、ポルスを見かけないけど、どこ行ったのかな?」




この森の地形も分からないのに動き回ってたら迷子になるぞ?と周りを見渡せばため息をついて私を見上げるカルス。



「妹はスバルと違って働き者だからね。3人分の3食の食料を集めに行ったよ」



おぉー!いい嫁さんになるなー。にしても、君は少し私に偉そうな態度を取りすぎでは無いか?君たちを拾ったのはこの私だぞ?私が君たちを拾わなければ今頃君たちはこの森で遭難し、亡き人になっていただろーなぁ!とカルスを見れば、ニヤニヤと笑う私を呆れた表情で見上げて再びため息を着く。




「なら、スバルは僕たちと出会わなければ、ずっとあの木の穴から出ずにお腹を空かせて死んでいたね?感謝してよ。僕たちと出会ったからお腹を空かせることもない」



生意気だぞー。と笑いカルスの頭をガシガシと撫でていれば、おーい!と女の子の声が辺りにひびく。声がした方を見れば数匹の小動物を引き連れて木の皮で作ったカゴを手に持ってもう片方の手を大きく振り元気よく歩いてくる女の子、ポルスが見える。



カルスと手を振り返せば満面の笑みを浮かべ駆け寄って私の足に抱きつくポルスの頭を撫でる。




「スバルお姉ちゃん!みて!リスさんが木の実を見つけてくれてね!かごいっぱい!!」



「おー、そうかそうか。なら早く食べよう。お腹空いた…………」



「お姉ちゃん。食っちゃ寝してるのにお腹空くのー?」




なんて悪気もなくわらう女の子にやっぱり双子だねー。撤回しよう、ポルスも私には優しくなかった。と口をひきつらせつつ、木の実を見つけてくれたというリス達にも分けて、木の穴に入る。



ポルスが、あのね!それでね!と話すのを聞き流しながらも双子の様子を見つつ、ポリポリと木の実を食べる。




さて、今日も今日とてすることがないし、お腹が膨らんだなら寝ようか。と微笑んで寝転んだ私を双子は遠慮なく木の穴から転がして追い出される。




ゴロゴロと地面を転がり、止まった場所で空を見上げていればポルスが私の右腕を枕にし、寝転がる。そんな私たちを見て溜息をつきながらカルスも空いてる方の腕を枕にして寝転がるので、私は双子を抱き寄せる。




「いやー空が青いねー」




なんて呟いた私に、もうお昼だからねー!と突っ込む双子。私はクスッと笑いながらも現代では見上げることや感じることがなかった青い空と自然の空気を満喫した…………





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