新商品は……
12年前に書いたヤツ
「ん」
アクマが少し伸びをした瞬間その身体から黒い翼と細い尻尾が現れた。
これが本来の姿なんだろう。確かにこの姿ならアクマと呼べる。
「ご主人様、これでよろしいですか?」
「そうだな、まずコレをしやぶれ!」
オレはズボンからいつもより大きくなったモノを取り出し、アクマにしゃぶらせる事にした。
「うわぁ、大きい。ご主人様いただきます。」
そういうとアクマは嬉々としてオレのモノを口と喉で熱く咥わえ扱き始めた。
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おかしい。事を初めてからもう何時間もたち、コイツの中に幾度となく流し込んでいるのにオレのモノは一向に萎える気配がない。
それどころか欲望を中に吐き出す度に大きくなっていく気さえする。
それに凄く身体がだるい。まるで一緒に心すら吐き出しているようだ。
身体を動かす事が億劫になったオレの上でまだコイツは淫猥な音をたてながら腰を振り続けている。
「ご主人様、もっと出してくださいね」
"もっと"だと!?オレのモノはギンギンにいきり立っているがもう一滴も精液が出そうにない。
「む、無理だ、もう一滴も出ない!」
「そう、そうなの。………それじゃさようなら『ご主人様』」
その冷めたアクマの声がオレの最期の記憶になった。
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店…店の中には美女と店員がいる。
「いかがでしたかお客様『新商品』ご満足いただけましたでしょうか?」
「かけた相手を意のままに操る眼鏡と使った相手から全てを吸い尽くす首輪ね。…そうね、まあ悪くはなかったわ」
「何かご不満な点でもございましたか?」
「アイツたった30発しか絞ってないのにもう出ないなんていい始めたの!次回はもっと持つ相手にしてちょうだい!!」
「申し訳ありませんでした。何分『新商品』のテストでしたので・・・・」
「ふぅん、まあいいわ。次回はもっと長持ちする奴を選びなさい。」
「はい、次回からはお客様の意に沿うよう獲物を用意させて頂きます。」
「じゃあまた来るわ」
「はい、ありがとうございました。またお越しくださいませお客様」
女性は去り男だけが残ったはずの店内でクスクスという少女達の笑い声だけがいつまでも響いていた。
今の連載
スキル「童話」は思いの外強かったようです~俺はお伽話の主人公達の力で成り上がる~
https://novel18.syosetu.com/n2281hs/
完結済前作「TSファンタジー ~魔女により女になってしまった冒険者が数多の受難を受ける~」↓
https://novel18.syosetu.com/n0979ho/
さくしゃついったー
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