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やめることはできない



「 そんな・・・テリーは信じ切ってるってことですか?」

 口もとを両手でおさえこんだロビーが、なぜかうらめしげにライアンをみる。


「 信じるもなにも、―― おれはそれから、テリーがなにかクスリをやってるのか、なにか病気でそういうことを言い出したのかって心配になって、サマンサに、相談にいった」

 


「そうだよね。教会には『狼男』はいなかったんだから」

 前髪をはらうウィルに、はじめてアニーも同意するようにうなずきながら、彼女なんて言った?と身をのりだす。



「 《七歳のテリーを教会につれていって秘薬を伝える儀式もしたし、狼男に薬を飲ませ続ける役目は、最後まで果たさなくてはならない。それはダゲッドム族の使命だから》って内容を、いつものしっかりした口調でおれにいった。テリーがそのことで悩んでいるのはわかってるけど、やめることはできないって」


 ロビーとアニーは言葉がつまったようにお互いをみあっている。



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