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かつがれてる



 ファイル№13 ― 悩み ―





「 その『悩み』が、『狼男』に薬をもるって役割のこと?」

 ウィルのその声音は、どこにもわらいをふくんでいなかった。



 逆に、アニーがふきだすようにわらい、男たちをみまわす。

「 なに言ってんのさ? それ、・・・テリーにかつがれてるんだよ」



「 アニー、 ―― テリーは、ダゲッドム族についての、冗談だって言わないよ」

 横にすわるロビーが、硬い声で首をふる。



 そうだ、とライアンもうなずいた。


「おれもはじめ、なんの冗談かとおもった。だけどテリーは、・・・目を赤くしながら、もう、教会で『狼男』に薬を飲ませたくない、って言った。 七歳になったときにサマンサに連れられて行ったとき、その《儀式》がまっていたって、声をふるわせたよ」



 『儀式』?と警備官たちがいやそうに声をあわせた。



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