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いちばん落ち着かせたい男

シスターについては、よろしければ『コウモリ 』をひろい読みしてください。。。


ケンをみて、おまえもだ、とつけたすのに、クッキーをつまんだ男はわざとらしいため息をついてからザックの方へ来る。


 眉をよせたままお茶を飲むケンの横で、ロビーに自己紹介する班長チーフも同じお茶をのむ。


「うまくないな」


 その感想にザックが、それいわなくていいやつだよ、と首をふる。


 ロビーが困ったようなかおをして、味より香りを楽しむものなのでというのに、班長は悪びれたようすもなくうなずくと、なにかに気付いたように振り返った。


「おい。 なんで、いちばん落ち着かなきゃならねえ男が飲んでねえんだ?」


「はあ?だれのこと?」

 むこうの長椅子にひとりゆったりすわるウィルが脚を組み替える。


 班長に「飲め」と命じられると、しかたなさそうに立ち上がってきて、わらいをこらえるザックがつかったカップでお茶を飲んだ。

「シスター・スフィルだって、『ハーブティー』なんてもうつくらないって言ってたよ」いまどきの薬草だと、効能があらわれないだろうってさ、となぜかくやしげに飲み干す。



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