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ファイル№09 ― 雪山の監視所



  

 ファイル№09 ― 雪山の監視所 ―




 荷物をおろしたザックがまっざきに、上着をぬいで、あったかい、と宣言した。


「お客様がくるっていうから、特別に『あったかく』しときました」

 普段はここまであたためないです、という若い保安官のこたえをききながら、暖炉のある監視所っていいね、とウィルがまっさきに長椅子に腰をおろす。


 ふちのくもった二重窓のむこうでは、まだ車の近くでアニーとバートが、山のほうをさしながらなにか話し合っている。


「これ、食っていいのか?」

 小さな台所のテーブルにのっていた缶のなかのクッキーをつまみあげケンがきく。


「ああ、どうぞ」

 メリッサが焼いてくれたんですと、この監視所のもう一人の保安官であるロビー・フォスターはうれしそうにわらう。

 警備官たちが到着するとドアのそとまで出て迎えてくれるような気さくな男で、ライアンよりかなり若そうだった。



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