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「でも・・・それだと・・・。 おかしな点がいろいろでてくる」


「まあ、この世の中、思ってもいないような《おかしな生き物》がいるってこと、おれたちはよく知ってるんで」

 サブだという男は空の紙カップをつぶしながら、親しみのわく笑顔をむけてくる。


 ライアンが口をひらくまえに、後ろからルイが身をのりだし、ゆっくりした口調で冷めためをむけてきた。

「そんなわけで、エバーソンさん、おれたちにこの事件についての情報を、かくす、とか、嘘をつく、とか、地元の人だけと計画しておれたちぬきでなにかする、とかは、しないほうこうでお願いしたいんです。 ―― 閉鎖的環境での人のつながりはそりゃ大事なものでしょうが、事件がまだ、大ごとになっていないまのうちに、解決したいでしょう?」



 ライアンはここでようやく、レオンに感謝した。


 彼らには、取り繕ったり、かくすことは、通用しそうにない。


 

 リアウインドウには、また降りのつよくなった雪がワイパーに負けない速さでへばりつきはじめていた。






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