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アニーの車


 ようやく駅舎のドアが、ひゅうと音をたててあけられ、黒っぽい髪を頭の上でまとめた女が顔をだしてライアンに片手をあげてみせた。


「こちらが《警備官ご一行》さま? ほら、はやく車にのって移動するよ」


 男たちに号令をだすと、ふりかえりもせずに車の方へともどっていった。


「 いまのが、アニーだ。 後ろに六人のせられるバンをもってるから、むかえにきてくれるようたのんでおいた。彼女もこのあとのミーティングに参加してもらうつもりだけど、いいかい?」

 ライアンがきくと班長である男は、だまってうなずき、さっさと荷物をもちあげて、すぐにドアへとむかう。


 一斉に、ほかの男たちも荷物をとりあげた。


 なるほど。いちおうみんな、ボスには従順なようだ。


 ジャンがよってきて、飲み終えたカップとポットを、ライアンより先にとりあげる。

 たしかに『きがまわせる男』だと納得した。



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